二の悲劇 の商品レビュー
4- ことごとく内省的で、心が弱っているときに読むと軽く鬱になるかもしれない。特に二人称現在形パートで醸し出される自己嫌悪感はつらい。全編、精神的な危うさを巻き散らしてはいるが、歯を食いしばって何とか物語に整合性をつけている点に希望の光りが見えるような気がして、この点、本作が...
4- ことごとく内省的で、心が弱っているときに読むと軽く鬱になるかもしれない。特に二人称現在形パートで醸し出される自己嫌悪感はつらい。全編、精神的な危うさを巻き散らしてはいるが、歯を食いしばって何とか物語に整合性をつけている点に希望の光りが見えるような気がして、この点、本作がミステリで良かったなあと思える。 過去作のいくつかを事前に読んでおくと「あーアレね」と思えてより理解が深まる。
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「きみ」という言葉で語られる二人称の部分を途中に挟みながら物語は進行していきますが、真相に近づくにつれてその部分の意味が明らかになってきます。その過程は楽しめましたが、偶然に頼る展開が多すぎる気がしました。トリックもそんな偶然ありえるのかと突っ込みたくなるもので、あまり好みではあ...
「きみ」という言葉で語られる二人称の部分を途中に挟みながら物語は進行していきますが、真相に近づくにつれてその部分の意味が明らかになってきます。その過程は楽しめましたが、偶然に頼る展開が多すぎる気がしました。トリックもそんな偶然ありえるのかと突っ込みたくなるもので、あまり好みではありませんでした。
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法月綸太郎探偵シリーズの本作ですが、いままで読んだシリーズ作品の中ではやや消化不良でしたかね? 事件のからくりはひねられてはいましたが、やや強引すぎる感があり違和感を感じざるをえませんでした。 何が嘘で何が真実なのか?ということで混乱させられるミステリー作品ではあると思います。
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最後まで読んで、そしてまた、最初に戻り、名前が呼ばれ、手を振り返すまでの「きみ」のくだりをよんだ。その瞬間、ちょっとジーンとしたが。。。これって本格推理小説。。。?あんまり推理小説を読んでる気がしなかった。
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こういう些細な嘘で壊れていく系の話は読んでいて切ないし悲しい。 単純な事件の裏に潜む悲劇が徐々に明らかになっていく。こう書くとよくある展開なんだけど、それでも好きなものは好き。
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青春の甘い思い出やすれ違いが重なったが故の悲劇。 日記パートと二人称パートが切ない……。 ユーミンの引用が効いてます。 推理や種明かしは多少無茶がありますが、「で、結局殺されたのは誰なのよ?」と、最後の最後まで振り回されました。 「運命のいたずら」を地で行く筋書でした。 『一...
青春の甘い思い出やすれ違いが重なったが故の悲劇。 日記パートと二人称パートが切ない……。 ユーミンの引用が効いてます。 推理や種明かしは多少無茶がありますが、「で、結局殺されたのは誰なのよ?」と、最後の最後まで振り回されました。 「運命のいたずら」を地で行く筋書でした。 『一の悲劇』よりも、脱線具合や言い回しが法月作品っぽいと感じました。こっちの方が好きかも。
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なんか、いわゆる社会派推理より、いわゆる新本格のほうが時代の影響を受けやすいんではないかと感じた。新本格がある時流の産物に過ぎなかったということか。 叙述などに工夫をこらすやり方自体が、ぷふっナツカシwみたいな…
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法月綸太郎シリーズ。 星は3にしましたが、2に近いかな。 謎解きが簡単過ぎて、回り道がくどく感じました。 フォントが非常に読みづらい。 これが一番気になった。 でも、かろうじて星3つなのは、こういう人間関係は 法月作品には今まで無かったかな、というのが理由。
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誰が誰だかわからない事件。 法月綸太郎は出てくるけど一の悲劇とは独立した話。 読みにくかった。作者曰く純愛浪漫ものらしいので、そこについてけなかっただけかもしれないけど笑。二人称部分は仕方ないにしても、他もだらだらと煩わしかったです。真相もいまいちな印象。
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一般的に言うと、切ない青春小説バリのミステリ? しかし、二人称に惑わされ、法月綸太郎の迷推理に 振り回されてたような気がする。 嘘から始まった悲劇というか、救いのない悲劇というか、 最後のどんでん返しに何度か驚かされたけど、後味悪いなぁ~。 各章のタイトルと一緒にユーミンの「卒...
一般的に言うと、切ない青春小説バリのミステリ? しかし、二人称に惑わされ、法月綸太郎の迷推理に 振り回されてたような気がする。 嘘から始まった悲劇というか、救いのない悲劇というか、 最後のどんでん返しに何度か驚かされたけど、後味悪いなぁ~。 各章のタイトルと一緒にユーミンの「卒業写真」の歌詞が 1フレーズずつ書かれているのは 良いスパイスになってると思うけど・・・ 著者曰く、この小説は病人が書いたものだそうだ。 なんとなく、そんな気がする(^◇^;)
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