1,800円以上の注文で送料無料

私の嫌いな10の言葉 の商品レビュー

3.6

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2009/10/04

彼の著作を初めて読んだのがこれ。 よくぞ言ってくれた!!って衝撃が強くて色々考えちゃった。私もモヤモヤ感じていたことが明らかになった感じ。 表立って言いにくいというか、タブーまではいかないある種のタブーかもね。 ・・・・なんか。小学生の私に読ませたい。(笑) 感受性は...

彼の著作を初めて読んだのがこれ。 よくぞ言ってくれた!!って衝撃が強くて色々考えちゃった。私もモヤモヤ感じていたことが明らかになった感じ。 表立って言いにくいというか、タブーまではいかないある種のタブーかもね。 ・・・・なんか。小学生の私に読ませたい。(笑) 感受性は皆違うのに…相手も自分と同じ感受性・価値観って前提の押し付け。正直疲れることない?w 例をw ・相手の気持ちを考えろよ →同じ条件・状況でも『感じ方』は様々。 例えば子どもが騒いでいるのを見ても『可愛いなぁ』『煩いガキだ』『あの子好みだ〜襲っちゃおうかなグヘヘ』みたいに人により感じ方は違うはず。(なんて微妙な喩えなんだ笑) 人はみな感受性は違うんだから、相手の『気持ち』を『わかる』ことなんてない。簡単に『相手の気持ちを考えろ』なんていう人は、自分は他人の気持ちを分かっているつもりでいるのが怖いよね。 いくら考えても他人の気持ちなんて完全にはわからない。 だからわからないことが大前提で、それでも『わかる』状態に少しでも近づくために言葉があるんじゃないかな? まぁ言葉を駆使しても、理屈はわかっても感性って完全には分かりあえないし、そもそも『分かろう』とするもんでもないけどねー。 ・もっと素直になれよ →素直とは本人が決めるのではなく、周りが決めている。 これ納得!! 例『彼氏いなくて寂しくない?』 『いえ、仕事に必死でそれどころじゃないんで。』 『そういう忙しいときこそ寂しくない?素直に言いなよ』 そう!『素直』とは社会通念上(笑)想定されている気持ちが『素直』。その人個人のありのままの気持ちが『素直』とは限らない。 似たようなことで、小学校の読書感想文なんかで「思ったとおりに書けばいいんだよ」って言われるけど。 本当に自分が「思ったとおり」に書くのではなくて、教師側の想定内の範囲で「思った」ことを「選んで」書くものなんだな、身をもって感じた。 ・「一度頭を下げればすむことじゃないか」 上の「素直」と関連することだけども!!自分の非を認めているか否かは関係ない。丸くおさめるためにすぐに謝れる人が「素直」で、自分は悪くねぇ!と「自分の心に忠実に」謝らない人は「素直じゃない」とされる。あ、どっちがいい悪い抜きねw にしても小学校の頃から・・・・よく言われたなw ・弁解するな →相手の話を聞く気ないよね。決めつけだし、相手を『理解』しようともしないよね。 小さい頃からこの言葉が本当に嫌いで嫌いで仕方なかった。 私は先生に怒られて『素直』に謝る子じゃなくて、自分が納得いかない!って感じたら立場が不利になろうとも徹底的に食い下がった(笑) いや、自分が悪けりゃすぐに謝るけどさ(笑) これはより正確な状況を伝えたがっている相手を、無理やり抑えこんでるよね。 言葉の中の暴力?(言い過ぎか) 言い訳って思っても一応聞いて、それからおかしいと思ったなら、理論整然と反論すればいいと思う。 これこれこういうところがおかしいんだよ、って具体的に。 頭ごなしに「言い訳するな!」って状況も知らないくせに!!って反発するし、死んでもあやまらねぇぞ!って思うねー。 つべこべ言うなって言われると、理屈で返せないんでしょwって言い返したくなることもあるし・・・笑 そんなことを私は小学校低学年から考えていました。 当然『理屈っぽい子』のレッテルを貼られました。笑 理不尽なことを上手く言葉に表したいって想いは、思えば小学生の頃から持っていたんだよね。 書きたいことがまだまだまだまだあるー。

Posted byブクログ

2009/10/04

浪人中に出会った中島義道、こんな人間いていいんだ。 尊敬しつつ、こうはなりたくない。 でも、まっすぐ歩くってことは違うと思った一冊。大切な一冊。

Posted byブクログ

2009/10/04

題名のとおり、著者が嫌いな10の言葉をテーマとして、言いたいことを言い放題です。 今の時代にこんなあけすけな事を言う人がまだいるのかは疑問ですが、私もこの言葉の中の9割ほど嫌いでした。嫌いがゆえにそんな言葉は言わないのですが・・・  宮崎哲弥が解説を書いているんですが、彼いわ...

題名のとおり、著者が嫌いな10の言葉をテーマとして、言いたいことを言い放題です。 今の時代にこんなあけすけな事を言う人がまだいるのかは疑問ですが、私もこの言葉の中の9割ほど嫌いでした。嫌いがゆえにそんな言葉は言わないのですが・・・  宮崎哲弥が解説を書いているんですが、彼いわく中島義道は「生きるのが下手な人」だそうな。そんな人の感覚がわかる私も生きるのが下手な人なんだろうか。

Posted byブクログ

2009/10/07

「ひとりで生きているんじゃないから、つまりひとりで生きる事が許されないから、私は凄まじい苦労をしてきたのです」感情の部分についてはともかく、書かれている理屈の多くは納得のいくものだった。それだけに気が重くなる。生きるのは大変です。

Posted byブクログ

2009/10/04

「私はこの作者嫌いです。でも、嫌いなら嫌いと言えと、言葉の力を信じなさいと、そう教わった気がします。自分達がどれだけ知らん間に型にはめられているかを痛感します。」

Posted byブクログ

2009/10/04

著者の言う「10の言葉」とは、「相手の気持ちを考えろよ!」「ひとりで生きてるんじゃないからな!」「お前のためを思って言ってるんだぞ!」「もっと素直になれよ!」等々。よく聞く言葉なのでひねくれてるようにも思えますが、読んでいるとなるほど説得力があってうなずける。世界の見方に“中島ビ...

著者の言う「10の言葉」とは、「相手の気持ちを考えろよ!」「ひとりで生きてるんじゃないからな!」「お前のためを思って言ってるんだぞ!」「もっと素直になれよ!」等々。よく聞く言葉なのでひねくれてるようにも思えますが、読んでいるとなるほど説得力があってうなずける。世界の見方に“中島ビジョン”が加わっておもしろい。反日本人論とも言える。

Posted byブクログ

2009/10/04

各論賛成、総論反対でした。 読んでて、納得したり、スカッとする部分もあるのですが、根本的にこの人の考えは、自分とは相容れませんでした。

Posted byブクログ

2009/10/04

目次を見ただけで共感して笑った。普段からこれらの言葉にうんざりしている人、特に理屈屋の人は面白く読めると思う。けど、読んでみると思った以上の著者のひねくれっぷりに驚く。自分が意外に普通だとわかる本。[2006年10月読了]

Posted byブクログ

2009/10/04

すごい人だ。笑 こうやって自分の考えをしっかり持ち揺るがない人に憧れます。 確かに言葉の裏を読み取れ、慮れ、お前が察しろ、ってことが身の回りでは多いですよネ。……だからといってこんな風な意見を持ったことはありませんでしたガ。

Posted byブクログ

2009/10/04

戦う哲学者、中島義道。「相手の気持ちを考えろよ!」などの「嫌いな言葉」を取上げ、それを言う人の傲慢さ・矛盾を暴き出す。勢いで書いたのか文章は甘いけど、言ってることは「確かに!」と思える痛快さがある。

Posted byブクログ