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私の嫌いな10の言葉 の商品レビュー

3.6

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2015/01/25

なかなか痛快。 特に「おまえのためを思って言ってるんだぞ!」は私も大嫌いな言葉です。 それはイコール「俺様の言いなりになれ!」だと思うので。 でも全編読み終わると「この人(著者)もこれだけ捻くれてたら生きづらいだろうなぁ……」としみじみしてしまいました。 その分、共感したんです...

なかなか痛快。 特に「おまえのためを思って言ってるんだぞ!」は私も大嫌いな言葉です。 それはイコール「俺様の言いなりになれ!」だと思うので。 でも全編読み終わると「この人(著者)もこれだけ捻くれてたら生きづらいだろうなぁ……」としみじみしてしまいました。 その分、共感したんですが。

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2015/01/17

私の嫌いな40〜60の事柄では?「俺は嫌いだ!」がほとばしっていて好感を持ちつつ、これを真に受けてたら大変だなと思った本。

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2014/10/30

★ 言葉の裏側にある「傲慢さ」にムカつくんだよなぁ~ 出勤前にTVニュースを見聞きしながらコーヒー飲みながら 身支度しているとあれ? 常日頃、自分が思っていることをズバリと 的を得て言っているおじさんが出演ていた。 「もっと素直になれよ!」って言葉を使う人は、 なにをもって素...

★ 言葉の裏側にある「傲慢さ」にムカつくんだよなぁ~ 出勤前にTVニュースを見聞きしながらコーヒー飲みながら 身支度しているとあれ? 常日頃、自分が思っていることをズバリと 的を得て言っているおじさんが出演ていた。 「もっと素直になれよ!」って言葉を使う人は、 なにをもって素直になれと言っているんだろう・・・ そういうテーマを語るおじさんは哲学者の中島義道だった。 あたしも過去に上司から言われた事がある。 ”依怙地にならないで素直になれよ、 おまえのためを思って言ってるんだ!”な~んて一見、 親身でいい人っぽいセリフだが、 あたしから言わせれば傲慢だ!と思っていたので たまたま知った中島義道のこの本に興味深々。 このおじさん只者ではないなぁ~・・・ そりゃそうだ哲学者だったんだ。 なかなか面白い

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2015/07/20

自分が思うことを素直に表現しにくい社会で、特異なアイデンティティは排除され、また非常識とみなされる。さらにひどい場合は「配慮を欠いた発言」などと非難される。そんな社会でも、自分のアイデンティティを保つべきと教わる本。 もちろん、著者の価値観に完全同意するわけではないが、自分の表現...

自分が思うことを素直に表現しにくい社会で、特異なアイデンティティは排除され、また非常識とみなされる。さらにひどい場合は「配慮を欠いた発言」などと非難される。そんな社会でも、自分のアイデンティティを保つべきと教わる本。 もちろん、著者の価値観に完全同意するわけではないが、自分の表現方法や他人への真の配慮を考えさせられる。

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2014/08/27

【本の内容】 「相手の気持ちを考えろよ! 人間はひとりで生きてるんじゃない。 こんな大事なことは、おまえのためを思って言ってるんだ。 依怙地にならないで素直になれよ。 相手に一度頭を下げれば済むじゃないか! 弁解するな。 おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ...

【本の内容】 「相手の気持ちを考えろよ! 人間はひとりで生きてるんじゃない。 こんな大事なことは、おまえのためを思って言ってるんだ。 依怙地にならないで素直になれよ。 相手に一度頭を下げれば済むじゃないか! 弁解するな。 おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ」。 こんなもっともらしい言葉をのたまう大人が、吐気がするほど嫌いだ! 精神のマイノリティに放つ反日本人論。 [ 目次 ] 1 相手の気持ちを考えろよ! 2 ひとりで生きてるんじゃないからな! 3 おまえのためを思って言ってるんだぞ! 4 もっと素直になれよ! 5 一度頭を下げれば済むことじゃないか! 6 謝れよ! 7 弁解するな! 8 胸に手をあててよく考えてみろ! 9 みんなが厭な気分になるじゃないか! 10 自分の好きなことがかならず何かあるはずだ! [ POP ] 『孤独について』を読んで以来、怒れる哲学者(イカれた哲学者ではない)中島さんのエッセイのファンになった。 中島さんは押しつけがましい「共同体」を嫌う。 言葉がまともに通用しない「世間」や「集団主義」を断固拒否する。 「私ははっきり語ること、それを文字通り信じることに(大げさに言えば)命を懸けたいのです」。 本書に出てくるこの言葉は、かつて『哲学の教科書』で示された哲学の定義──「あくまでも自分固有の人生に対する実感に忠実に、しかもあたかもそこに普遍性が成り立ちうるかのように、精確な言語によるコミュニケーションを求め続ける営み」──にぴったりと重なり合っている。 つまり、哲学的問題と格闘することは、人生に対する態度の変更・決定の試みにほかならないということだ。(でも、こんな生き方は疲れるだろうし、周囲の人間はたまったものじゃないだろうな。) 本書には、中野翠さんや塩野七生さんへの、まるで女神を敬うような純情なまでの賞讃の言葉や、含羞の人(?)中島義道の言い淀みがいっぱい出てきて、とてもいい。 宮崎哲弥さんの「解説」もいい。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2014/03/27

○○だから××。 ○○が問題なのではなく、××が問題なのではなく、「だから」で答えを導きだそうとしていることが問題なのです。 そこに、傲慢と無神経が含まれていると。 あと、以下は印象に残った言葉。 「わかってもらえない」苦しみは、人間の苦しみのうちで一等級のもの 言葉を...

○○だから××。 ○○が問題なのではなく、××が問題なのではなく、「だから」で答えを導きだそうとしていることが問題なのです。 そこに、傲慢と無神経が含まれていると。 あと、以下は印象に残った言葉。 「わかってもらえない」苦しみは、人間の苦しみのうちで一等級のもの 言葉を何のために使うのか考えさせられた。

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2014/03/01

相当に捻くれている人の至言。 各々の言葉を嫌悪する裏には確固たるロジックが存在している。 当たり前の、紋切り型の言葉に潜む自己批判精神、想定力の欠如を批判している。 ご多分に漏れず、私もひねくれ者なので、大いに共感出来た。 正しい自己批判、客観性の重要性を再認識出来た。

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2013/12/12

対立を過度に避ける文化は、個人の言葉を奪う。それは、命を奪うことに等しい。対話を成立させない社会。そのシステムは、容易に意識出来ないほどに洗練されている。

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2013/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「私の嫌いな10のひとびと」の後にこちらの「私の嫌いな10の言葉」を読みました。 わたしにとっては2冊目だったので前者ほどの新鮮さや刺激や爽快感はなかったものの、中島節は健在(というか出版はこちらが先ですね)。 1.相手の気持ちを考えろよ! 2.ひとりで生きているんじゃないからな! 3.おまえのためを思って言っているんだぞ! 4.もっと素直になれよ! 5.一度頭を下げれば済むことじゃないか! 6.謝れよ! 7.弁解するな! 8.胸に手をあててよく考えてみろ! 9.みんなが厭な気分になるじゃないか! 10.自分の好きなことがかならず何かあるはずだ! 言葉が「暴力」になるときとは、自分で発した言葉に責任を持てずにただ「投げて」しまったときではないでしょうか。 こちらの著書で挙げられている10の言葉は、受け売りで使われることも多い言葉だと思います。 自分で考えずに目の前に転がっている言葉をただ拾って投げただけ。 言葉への違和感ってそういうところから始まって、同じことを言っていてもいう人によって綺麗事に聞こえたり、説得力がなかったりします。 ここで挙がってる10の言葉は、特に、裏付けもないまま発してはいけない言葉であると思います。 たまに反射的にこれらの言葉を発してしまいそうなとき、一旦飲み込んで考える必要がある、そう感じました。

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2013/07/25

この本にある逸話が、全く他人事に思えなかった。 「彼女に手紙を送ったのに、いつまで経っても開封してくれないので、なぜかと聞いたら『手紙の宛名が乱暴に二重線で消されていた。そんな人は相手を尊重しない人だから中身を読む価値がない』」というもの。 自分もこのような態度はしないよう、また...

この本にある逸話が、全く他人事に思えなかった。 「彼女に手紙を送ったのに、いつまで経っても開封してくれないので、なぜかと聞いたら『手紙の宛名が乱暴に二重線で消されていた。そんな人は相手を尊重しない人だから中身を読む価値がない』」というもの。 自分もこのような態度はしないよう、また、この本にある(自分も嫌いな)「10の言葉」を安易に使わないよう、気に留めたいと思った。

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