上海禁書 の商品レビュー
日中戦争下の上海を舞台に、辛亥革命の頃に書かれた私家版をめぐり、元脱走犯の日本人盗賊と義手の軍属が時に敵対し、時に手を組んで上海マフィアや男装の特務機関司令に立ち向かうという物語だけど、スケールや展開は置いといてもディテールに多くのデジャヴュを感じちゃってイマイチハマれず。デカダ...
日中戦争下の上海を舞台に、辛亥革命の頃に書かれた私家版をめぐり、元脱走犯の日本人盗賊と義手の軍属が時に敵対し、時に手を組んで上海マフィアや男装の特務機関司令に立ち向かうという物語だけど、スケールや展開は置いといてもディテールに多くのデジャヴュを感じちゃってイマイチハマれず。デカダンさやフリークスっぽさも蛇足な感じ。定番の物語もいろいろ料理しがいがあると思うだけにね。
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無政府主義(アナーキスト) あともう一歩。 何で無政府主義が良いのか、観念論の域を出ないので、その実現のために日本軍、国民党、青パン、共産党を衝突させ、混乱が生じる根拠が乏しいか。 それと、後藤と氷室の関係が納得しきれなかった 「黄土の奔流」を意識しているのは確か。
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