鬼平犯科帳 新装版(1) の商品レビュー
いわずと知れた池波正太郎の有名作品。兄の蔵書から拝借。 時代物はどうもとっつくにくいイメージで今まで手を出してなかったのですが、読んでみたらとても読みやすくて面白かったです。もっと早くに読んでたらよかった。やはり時代劇のイメージが先行してあるので、脳内ビジュアルがはっきりしていて...
いわずと知れた池波正太郎の有名作品。兄の蔵書から拝借。 時代物はどうもとっつくにくいイメージで今まで手を出してなかったのですが、読んでみたらとても読みやすくて面白かったです。もっと早くに読んでたらよかった。やはり時代劇のイメージが先行してあるので、脳内ビジュアルがはっきりしていてそれも読みやすさの一因だったかもしれません。 平蔵の人柄や捕り物の痛快さもさることながら、仁義に基づきつとめ(盗み)を行う盗人一味にも好感を持ってしまう。 噂に聞く「池波飯」が1巻ではまだあまり登場してなかったので、これからのシリーズが楽しみです。池波本は家にわんさかあるのでじっくり読んでいこうと思います。
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時代小説。鬼平シリーズ1。短編8作。 「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厠河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」 火付盗賊改方の長官、鬼平こと長谷川平蔵を中心に物語は続く。 盗みが「おつとめ」と呼ばれた訳とか、盗賊にも様々な種類の人間が...
時代小説。鬼平シリーズ1。短編8作。 「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厠河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」 火付盗賊改方の長官、鬼平こと長谷川平蔵を中心に物語は続く。 盗みが「おつとめ」と呼ばれた訳とか、盗賊にも様々な種類の人間がいること。そして鬼平と左馬之介、小房の粂八などの昔のことも書かれている。 作者のシリーズの中で「剣客商売」を読み終えたので、こちらか仕掛人のどちらかを読もうと思っていますが、只今考え中です。 江戸の「粋」が、自分が関西人なのでもうひとつピンときていないのかもしれません。
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池波正太郎の代表作のひとつ あまりにも有名(笑) わかりやすく勧善懲悪なので 頭を使わず読める感じ そのぶん、人情の機微はイマイチものたりないかも・・・
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ついに手を出してしまった…。読み始めたら止まらなくなるだろうから、という理由で避けてきたのだが。 江戸の治安維持のために設けられた「火付盗賊改方」長官、長谷川平蔵とその部下たちの活躍を描いた池波正太郎の代表作の一つ。 物事の視点が、自分の研究対象としている時代(中国清代)にも通用...
ついに手を出してしまった…。読み始めたら止まらなくなるだろうから、という理由で避けてきたのだが。 江戸の治安維持のために設けられた「火付盗賊改方」長官、長谷川平蔵とその部下たちの活躍を描いた池波正太郎の代表作の一つ。 物事の視点が、自分の研究対象としている時代(中国清代)にも通用するような気がして、より面白く感じる。 収録内容は、 「唖の十蔵」、「本所・桜屋敷」、「血頭の丹兵衛」、「浅草・御厩河岸」、「老盗の夢」、「暗剣白梅香」、「座頭と猿」、「むかしの女」の8編。
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火付盗賊改、長谷川平蔵を人は、鬼平という。 おれも妾腹の上に、母親の顔も知らぬ男ゆえなぁ。 という鬼平。 そんな生い立ちから、若い頃にやんちゃをする。 マドンナがいたことが、軌道を変えることになる。 鬼平は、盗人に対する目が、優しく、厳しい。 池波正太郎の主人公は、いずれも勘ば...
火付盗賊改、長谷川平蔵を人は、鬼平という。 おれも妾腹の上に、母親の顔も知らぬ男ゆえなぁ。 という鬼平。 そんな生い立ちから、若い頃にやんちゃをする。 マドンナがいたことが、軌道を変えることになる。 鬼平は、盗人に対する目が、優しく、厳しい。 池波正太郎の主人公は、いずれも勘ばたらきが良い。 その勘ばたらきが、自分の身を助け、盗人を捕まえることができる。 盗人の美学が、堂々と語られるが、それをものともしない輩が出てくる。 時代は、良きものが廃れて行く。 盗まれて難儀するものへは、手を出さぬこと。 つとめをするとき、人を殺傷せぬこと。 女を手篭めにせぬこと。という三カ条が、盗人のルール。 簑火の喜之助。年老いて、ししおき豊かな女に惚れて、 最後のおつとめをしようとするが、その結末と女の生き様が、 何とも言えぬのである。 鬼平では、いい女が少なく、悪女が多い。
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3大シリーズ中 最も有名であろう鬼平シリーズ・1 全24巻 もちろん鬼平も読んでますよー^^ TV化もされているので ご存知の方も多いと思いますが 名前先行・・って感じで 内容はあまり知られていない可能性が高い^^; 原作はやはり凄い面白いですよ まぁこれも未完となっているこ...
3大シリーズ中 最も有名であろう鬼平シリーズ・1 全24巻 もちろん鬼平も読んでますよー^^ TV化もされているので ご存知の方も多いと思いますが 名前先行・・って感じで 内容はあまり知られていない可能性が高い^^; 原作はやはり凄い面白いですよ まぁこれも未完となっていることが 悔やまれますけどね 原作読んでからのほうが TVドラマも楽しめます (^O^)/ そろそろ鬼平も 読み直しの時期かなーと思います^^
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池波作品ここにありって感じがする。 剣客を読んでいると、平和の中での侍の生き方という、良くも悪くも、曖昧なテーマっぽいけど、これは、何が悪で、何が正義かがはっきりしているので、読んでで痛快!!!
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何度も繰り返し読んでいます。第1巻は解説が植草甚一というのもポイントです。『情の裏うちなくしては智性おのずから鈍磨する』という文章を目にするだけでも購入の価値ありです。 ちなみに、鬼平犯科帳は24巻全て持っています。
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名著、鬼平! シリーズを通して痛快。 鬼平の勘が冴え渡る事件、チーム鬼平(笑)の チームワークが冴える事件、鬼平が歯噛みする難事件、いろいろあって楽しい。 長いシリーズで読みごたえバッチリ♪ 剣客商売→鬼平→梅安→剣客に戻る、のループで読むと、時代に差があれ、それぞれの立場があっ...
名著、鬼平! シリーズを通して痛快。 鬼平の勘が冴え渡る事件、チーム鬼平(笑)の チームワークが冴える事件、鬼平が歯噛みする難事件、いろいろあって楽しい。 長いシリーズで読みごたえバッチリ♪ 剣客商売→鬼平→梅安→剣客に戻る、のループで読むと、時代に差があれ、それぞれの立場があって面白いのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読むことはないだろうと思っていたが、とあるシンガーソングライターがテレビ番組で旅行中に再度読み直している発言したので、とりあえず第1巻だけでもと読んでみた。 読む前は登場人物がほぼ固定されていて、単に短編が続く連作なんだろうと考えていた。 読んでみると本著には8作が収録されているが、予想通り連作になっているものの、あの時の話のあの人が実はここではこんなふうになっていて…、などと思わず前に戻って確認したくなる。 この第1巻は図書館で借りて読んだが、短編それぞれが絡んでいて全24巻もあるらしいので、全巻そろえて読み進んだほうがおもしろそう。
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