おぼえていろよ おおきな木 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【T図書館】 「おぼえていろよ」とずっと、大きな木のことをうらんでいたおじいさん。 ある日、とうとう木を切り倒してしまいました。 せいせいした、おじいさん ところが、、、 それからというもの、春になってもおじいさんには分からないし、朝になっても小鳥も鳴かないし、洗濯物も干せないし、なにより好きだった木陰でお茶することもできないし、焼いもをつくる葉っぱもないし、目印がなくなったので郵便やさんは来にくくなる。 あんなにうとましく思っていた「大きな木が」なくなって、おじいさんは初めてなくなったものの大切さに気づきます。「チェッ」というおじいさんは、かわいくて寂しいです。そばにあるものの大切さには、ふだんなかなか気づかないかもしれませんが、失ってからでは遅すぎます。大切にしたいものですね。おじいさんも、最後は失ったものの大きさに気づき泣いてしまいます。 きっと今度は新しい芽を大事に育てていくことでしょう。最後に幸せがあるので良かったです。泣き続けたところで終わっていたらどうしようかと思いました(><) こどもだけでなく、おとなも読みたい良い絵本です^-^
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感謝知らずの男が、木のありがたみを知るお話でした。 絵にユーモアがいっぱいで、、かわいらしいです^^
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そんなに都合のいいことはありません。 利用するだけしておいて、なにかちょっと気に入らないことがあると、すぐに文句を言う。 「おぼえていろよ」? 馬鹿言ってはいけない。 覚えておかなければならないのは、あなたの方だ。 どれだけの恩恵をその木から受けているのか、覚えておかなければ...
そんなに都合のいいことはありません。 利用するだけしておいて、なにかちょっと気に入らないことがあると、すぐに文句を言う。 「おぼえていろよ」? 馬鹿言ってはいけない。 覚えておかなければならないのは、あなたの方だ。 どれだけの恩恵をその木から受けているのか、覚えておかなければならないのは、あなたの方だ。 失ってから気付いても、遅いのだから。 取り返しは、つかないのだから。 気付かなかった自分が、悪いのだから。
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失って初めて知る失ったものの尊さ。佐野洋子さんの作品には、ミリオンセラーの「100万回生きたねこ」のように、与えられているものへの感謝も愛も知らない主人公が、決定的な喪失を経てはじめて、失ったものの大きさを知る、という物語展開を見せる作品の系譜があるように思うのですが、その中でも...
失って初めて知る失ったものの尊さ。佐野洋子さんの作品には、ミリオンセラーの「100万回生きたねこ」のように、与えられているものへの感謝も愛も知らない主人公が、決定的な喪失を経てはじめて、失ったものの大きさを知る、という物語展開を見せる作品の系譜があるように思うのですが、その中でも特に好きな一冊です。この作品には、喪失のあとに、再生と希望の小さな芽が見えるから。とっても優しい。ええ、それ子供が読んだら泣くって、というぐらい理不尽なまでの絶望的な喪失で終わっちゃう作品もある中で、この一冊で見られる視線の優しさは、突出していると思う。「おおきな木」というとまずシルヴァスタインの作品が浮かぶ人も多いと思うのですが、私の中では「おおきな木」といえば「おぼえていろよ」なのです。
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失ってみて初めて気づく大切なこと。それは失ってみないと気付かないくらい身近なことだったりするんだろうな。いつも、そばに置いておきたい1冊です。
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そばにありすぎて大切さに気づかないこと、ありませんか。 失くして初めてその大きさに気づくのです。 そのことに気づくおじさんの心の変化をとても上手く伝えているようなきがする絵本です。 最後はおじさんにまた希望が出てきます。
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下らないものと思っていたことが、実はかけがえのないものだったことに後になってから気づくということは、人間誰しもよくあること。 ちょっとカッとして大切なものを自分から捨ててしまっても、またやり直せる。前みたいにはできないかもしれない。でも、絶対にやり直せる。小さなことから。本当...
下らないものと思っていたことが、実はかけがえのないものだったことに後になってから気づくということは、人間誰しもよくあること。 ちょっとカッとして大切なものを自分から捨ててしまっても、またやり直せる。前みたいにはできないかもしれない。でも、絶対にやり直せる。小さなことから。本当に小さなことから。
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失って初めて気づく大切なもの。私たちはわかっているなずなのです。良いことも悪い事も。でも、いつの時代も繰り返す過ちは何故なのか?。
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とってもにくくてにくくてしょうがなかった木を、おじさんはとうとう我慢ができずに切ってしまいます。 失ってはじめて気がついた、木のありがたみ…。 ヒトは失ってはじめて、そのものの大切さが分かることもあるんですよね。 私が幼いときに読んでいたお気に入りの絵本の一つ。 実家に残っていた...
とってもにくくてにくくてしょうがなかった木を、おじさんはとうとう我慢ができずに切ってしまいます。 失ってはじめて気がついた、木のありがたみ…。 ヒトは失ってはじめて、そのものの大切さが分かることもあるんですよね。 私が幼いときに読んでいたお気に入りの絵本の一つ。 実家に残っていたものを娘にも与えてみたら、娘も読むようになりました。
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