竜馬がゆく(4 怒涛篇) の商品レビュー
この巻には、おりょうさんが竜馬に貢献する有名な場面と 二人で霧島山に登山する場面があるので、楽しみに読んだ。が、そこのところはガッカリ。特に登山の方は、竜馬の イラストつきユーモラスでカワイイ手紙が残っていて、そちらを(現代語訳)読んだ印象でお茶目なふたりでほほえましかったのだが...
この巻には、おりょうさんが竜馬に貢献する有名な場面と 二人で霧島山に登山する場面があるので、楽しみに読んだ。が、そこのところはガッカリ。特に登山の方は、竜馬の イラストつきユーモラスでカワイイ手紙が残っていて、そちらを(現代語訳)読んだ印象でお茶目なふたりでほほえましかったのだが、この本ではあっさりと書いてある。 どうも、私のおりょう感と司馬さんとで違うようだし、 司馬さんは竜馬がお好きなようだから、おりょうさんの ことも幾分ご自分好みに描写しているように思えた。 おりょうさんにはこの本にあるほどの思慮はなかったように私は想像する。(個人的に幕末の志士達の奮闘ぶりに興味が持てなくて、そういう所ばかり気になった。)
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文久三年、禁門ノ政変 元治元年、蛤御門ノ変そして第一次長州征伐 薩摩藩は徹底的に長州藩を叩き潰してきた。坂本竜馬はその犬猿の仲の薩長の同盟を締結させる。その後、幕府の第二次長州征伐が始まった。竜馬は長州側で参戦。 当時の倒幕の手段として、薩長同盟というアイデアは坂本竜馬が...
文久三年、禁門ノ政変 元治元年、蛤御門ノ変そして第一次長州征伐 薩摩藩は徹底的に長州藩を叩き潰してきた。坂本竜馬はその犬猿の仲の薩長の同盟を締結させる。その後、幕府の第二次長州征伐が始まった。竜馬は長州側で参戦。 当時の倒幕の手段として、薩長同盟というアイデアは坂本竜馬が考えるまでもなく、普通にあったらしい。それを普通の尊皇攘夷志士は、主義・思想から訴え、結果上手くいかなかった。一方、竜馬は経済面からまず薩長の手を結ばせ、最終的に薩長同盟を締結させた。 竜馬・桂・西郷の薩長同盟締結の場面は感動した。たった一つの藩の利益の為でなく、日本という国の利益を考えろと言った、坂本竜馬。人の心を動かす為、モチベーションを高める為、やる気満載にする為、志の高い大義って大切ですね。胸に響きます。 なにもござりませぬが、かようなものを準備つかまつりました。たがいに城壁を去り、胸襟をひらきつつ、粗酒にお酔いくだされば仕合せに存じます。 こんにちの盛事、なにもかも貴殿の骨折りのおかげと存知、あつく御礼申しあげまする
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ようやく歴史の教科書に載ってる坂本竜馬が出てきたという感じがしました。 この小説を読む前まで坂本竜馬=長州と薩摩を仲介した人っていうイメージしか無かったもので……その仲介がどんなに大変な事なのかよーく分かりました。冷戦中のソ連とアメリカの手を結ばせるようなものといういう例えが分か...
ようやく歴史の教科書に載ってる坂本竜馬が出てきたという感じがしました。 この小説を読む前まで坂本竜馬=長州と薩摩を仲介した人っていうイメージしか無かったもので……その仲介がどんなに大変な事なのかよーく分かりました。冷戦中のソ連とアメリカの手を結ばせるようなものといういう例えが分かりやすすぎです。
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亀山社中を作って以降の竜馬は、船が大好きなのに、その船に嫌われるように不運な事故ばかりが起きる。まだ黒船(外国製船舶)に対し未熟な国での出来事だから、どうしようもないといってしまえばそれまでなのだけど、竜馬にとっては大きな心の傷になったんじゃないかと僭越ながら想像するわけなのです...
亀山社中を作って以降の竜馬は、船が大好きなのに、その船に嫌われるように不運な事故ばかりが起きる。まだ黒船(外国製船舶)に対し未熟な国での出来事だから、どうしようもないといってしまえばそれまでなのだけど、竜馬にとっては大きな心の傷になったんじゃないかと僭越ながら想像するわけなのです。
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【メモ】神戸海軍塾解散・亀中社中・ユニオン号・中岡慎太郎・薩長同盟・高杉晋作・奇兵隊・新婚旅行・ワイル・ラエフ号沈没・長州征伐
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