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緋色の囁き の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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囁きシリーズ第1弾。…

囁きシリーズ第1弾。まるでホラー映画を見ているような展開と緊張感。そして意外なラストが待ち受けています。

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ホラー風ミステリの囁…

ホラー風ミステリの囁きシリーズ、あまり好きなシリーズではないが、3作のなかではこの一作目が一番ミステリ要素があっておもしろいかも。

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2023/03/25

1988年発行、祥伝社のノン・ノベル。ホラーなミステリー。この作者らしく、と言っていいのかわからないが、無意識の部分がトリック的に使用されている。今回はちょっとミスリード部分に引っ張りすぎのような気がする。確かにあんまり強調されているから、それが正解ではないのだろうという気がした...

1988年発行、祥伝社のノン・ノベル。ホラーなミステリー。この作者らしく、と言っていいのかわからないが、無意識の部分がトリック的に使用されている。今回はちょっとミスリード部分に引っ張りすぎのような気がする。確かにあんまり強調されているから、それが正解ではないのだろうという気がしたが。真相につながる伏線は前半部分にたぶん皆無ではないのだろうけど。まぁ、軽い(その部分を深く読むと「軽く」はないと思うが、私は深く読まなかったので)ホラーとしてはいいのではないだろうか。 あとがき:「あとがき」(1988年 初秋)綾辻 行人、

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2022/12/01

全寮制のお嬢様学校「聖真女学園」(別名、聖魔女学園)で起こった焼死事件を皮切りに、次々と起こる殺人事件。 焼死した子が残した「私は魔女」とは?犯人は? 館シリーズのような探偵は出てこないけど、ミステリーとして十分楽しめました。 最後の意味深なのも、ね…(笑)

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2020/12/09

「囁きシリーズ」第1作。全寮制の名門女子高に転校してきた冴子、そこは厳粛なまでに規律の厳しい学園だった。普通の高校ではない、クラスメイトの違和感を感じる中、ルームメイトが「私は魔女」と言い残して死んだ。自殺それとも他殺、このことを機に次々と巻き起こる殺人事件。冴子には記憶の無い時...

「囁きシリーズ」第1作。全寮制の名門女子高に転校してきた冴子、そこは厳粛なまでに規律の厳しい学園だった。普通の高校ではない、クラスメイトの違和感を感じる中、ルームメイトが「私は魔女」と言い残して死んだ。自殺それとも他殺、このことを機に次々と巻き起こる殺人事件。冴子には記憶の無い時間があり、もしかしたら事件に関わっているのではと疑心暗鬼になる。殺人犯は冴子なのか、魔女の意味とは·····。 タイトルの「緋色」は「血」の色であり「血筋」そのもの、散りばめられた「緋色」が恐怖を助長する。 随所に点在する幼い頃の記憶の断片がいったい誰のものなのか、伏線、ミスリードと最後まで惑わされた。フーダニット?頭の中で犯人像が右往左往し作者に見事だまされる。推理する楽しさを味わえて良かった。 「館シリーズ」とは趣の違う、学園ホラーミステリー。 ✩✩✩✩ 4.0 「緋色の囁き」 目次 ✻ ✻ ✻ 9 第1章 魔女の学園 11 ✻ ✻ ✻ 41 第2章 開かずの扉 42 ✻ ✻ ✻ 65 第3章 魔女の死 66 ✻ ✻ ✻ 88 第4章 赤い日曜日 89 ✻ ✻ ✻ 116 第5章 疑惑の影 117 ✻ ✻ ✻ 146 第6章 暴走の教室 147 ✻ ✻ ✻ 158 第7章 過去の囁き 159 ✻ ✻ ✻ 183 第8章 贖罪の山羊 184 ✻ ✻ ✻ 210 第9章 魔女たちの夜 211 ✻ ✻ ✻ 235 第10章 暴かれた魔性 237 終章 281 あとがき 284

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2013/04/05

これまで読んできた館シリーズとは趣が違うけど、こちらの作品世界も良いですね。気に入りました。ゴシックホラー的な雰囲気がイイ感じ。一読者として楽しみなシリーズがまた一つ増えたことに素直に喜んだ、という初読時の頃を思い出しました。

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2012/09/05

自分自身もすごく久しぶりに読みましたが、そもそも1988年出版なんすね。綾辻さんも当時は大学院生…ひょえー。 そういうわけで内容を全く覚えておらず。 緋色=月のモノというのはなかなか壮絶。

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2011/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〈私は魔女なのよ―〉全寮制の名門聖真女学園で、高取恵が謎の言葉を残し焼死体となって発見され、続いて堀江千秋が刺殺された。それが恐怖の幕開けとなった。学園に転校して来たばかりの和泉冴子は、生理の度に、血の悪夢に悩まされ、相次ぐルームメイトの死に“もしかして私が”という不安に戦いていた。冴子には夢遊病の癖があったからである。さらに連続殺人劇は進行し、疑惑の眼は冴子に向けられた…。いったい魔女という言葉の意味は?殺人鬼は冴子自身なのか?推理文壇の若き俊英が本格推理の醍醐味と心理サスペンスを見事に結実させた注目作ここに誕生。 (BOOKデータベースより) *** 寮生活をおくる、閉鎖された学園。 …これだけで大分好きな設定です。 まぁ実際にこんな厳しい学園に在籍するのは絶対御免ですが…。 主人公に常に付き纏う不安感に煽られながら読みました。 “自分”が確かでないという不安は恐ろしいだろうと思います。 しかし最後の一文、あれは…?

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2011/06/21

綾辻のミステリで初めて読んだ本。 「緋色」・・・赤、それも血の赤を連想させる、ちょっと怖い話。 舞台が全寮制の女子高(だったと思う)で起きる殺人事件で、 女ばかりの世界ってやっぱり怖くて嫌だな~と思った。 特に美少女がクラス内で女王様のように君臨し、逆らう生徒たち(主人公を含め)...

綾辻のミステリで初めて読んだ本。 「緋色」・・・赤、それも血の赤を連想させる、ちょっと怖い話。 舞台が全寮制の女子高(だったと思う)で起きる殺人事件で、 女ばかりの世界ってやっぱり怖くて嫌だな~と思った。 特に美少女がクラス内で女王様のように君臨し、逆らう生徒たち(主人公を含め)を冷ややかに苛めるシーンは、 閉鎖された学園で屈折した気持ちを燻らせているようで吐き気がした。 「囁き」シリーズではやっぱりこの話が一番印象的で面白かったな。

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