デッド・ゾーン(上) の商品レビュー

スティーヴンキング【著】,吉野美恵子【訳】

2016/11/15

最初の方と最後の方はテンポよく進んで面白かったったが、途中の中だるみがイマイチだったので☆3つかな。ジョン・スミスの苦悩やセーラへの恋心はわかり易く、そういう意味ではとても切ないストーリーだった。くしくもアメリカの大統領選の時期に読んでいたので、実在するトランプさんと小説の中の政治家のグレグが重なったのが印象深い。

偶然の事故や怪我におそわれたジョンの人生とは何だったんだろうか、と考えると寂しくも感じる。

2015/10/08

再読。

全体に重苦しく暗い雰囲気が漂うが決して読んでる最中どんよりとした気分にならない魅力ある展開。

ささ、下巻へ。

2015/05/06

翻訳物独特の読みにくさはやはりあるナリ。ただ、話は比較的読みやすいので、なんとかなったナリ。あくまで下巻がメインで上巻は序章。

2013/10/18

トゥルーエンドだ。これ以上の終わり方はない。ハッピーエンドでないにも関わらずとてもスッキリとしていて納得がいく。偶然の要素はあれど、結局彼は殺人者になることなく邪悪な意志を挫いたのだ。冗長さと丁寧さの間のギリギリの所を描写するのがキングの作風だが（実際上巻では少し退屈しかけたが）、今回は主人公の超能力の実在を読者に信じさせる上ではとてもいい方向に作用している。

2013/10/13

図書館に民間企業を入れた某地方の首長ことをなぜか思い出す作品です．
（この作品のほうが随分と昔ですが）

という冗談はさておき，
とある事故でサイコメトリーに目覚めた主人公が
起きてはならない未来に立ち向かおうとする話．
仄暗いお話．

2013/09/30

この本がホラーではないということなので安心して読み始めました^^
まだ上巻なので、これからどんな展開なのかドキドキしながら下巻を読みます。
ジョニーが手にした能力は人によっては羨ましく、また人によっては怖れを抱くモノでしょう。知らない方が幸せなことは沢山あると思います。下巻で彼を待ち受けるものがつらいことなのだろうなぁと心配になります…。

2012/12/25

　デット・ゾーンはTV放送で毎日放映されていた。リアルタイムではないがいっきにシリーズごと観ることができた。その当時の感動をふたたび、期待を込めて読んでみた。詳細は下巻にて。

2012/09/25

人とは異なる能力を得てしまったジョニーの悲劇。セーラも今頃になって再会してもやるせないだろうな。
二人を隔てるには充分なだけの時間が経ってしまっていた訳だし。
序盤は中弛みしたけどやっと動き出してきました。
下巻はもっと人間のエゴや汚さが見えるのでしょうが、ワイザック先生だけは最後の良心だと信じてます。

2012/01/04

Ｓ・キングはほぼ全部読んでるけど、これほどのめりこんで何度も何度も読み返した作品はないなあ。
文庫本、上下巻ともボロボロになるまで読んでます。
“極上の小説”の要素すべてをギッチギチにつめこんである宝箱のような作品だと思う。

2010/05/30

「大学を卒業するころには、ジョン・スミスは一九五三年一月のあの日に表情でひどく転んだことをすっかり忘れていた。実際の話、中学を卒業したころからすでに、それを意識して努力しないかぎり思い出せなかったろう。彼の両親はそのことについてはまったく知らなかった。」