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永井荷風の愛した東京下町 の商品レビュー

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2020/10/19

 永井荷風の人となりを知る格好の本と思います。また、それは同時に東京下町散歩を楽しむことに繋がっていると思いますw。近藤富枝 監修、文芸散策の会 編「永井荷風の愛した東京下町 荷風流独り歩きの楽しみ」、1996年発行。モダンな銀座通い、50歳からは下町浅草の新風俗、57歳からは「...

 永井荷風の人となりを知る格好の本と思います。また、それは同時に東京下町散歩を楽しむことに繋がっていると思いますw。近藤富枝 監修、文芸散策の会 編「永井荷風の愛した東京下町 荷風流独り歩きの楽しみ」、1996年発行。モダンな銀座通い、50歳からは下町浅草の新風俗、57歳からは「この道抜けられます」の玉の井通い。常時携帯していたボストンバックには全財産が入っていたそうです。食事は好きになると連日のように来て、いつも同じ席で同じものを注文したと。天丼にお酒1本とかカツ丼とお酒1本とか。独りの時はわがままな気難しい明治人、踊り子と一緒の時は好々爺然として目を細めていたと。昭34.4.30、79歳で没。大金と沢山のヘアヌード写真が残されてたそうです。

Posted byブクログ