路上の神々 の商品レビュー
いつかはお目にかかれるだろうと楽しみにしていた赤瀬川原平さん。この書籍も彼の展覧会が町田で始まるのを心待ちにしていた中で読んでいました。しかし、彼は展覧会が始まるやいなや本当に路上の神様になってしまわれた。残念至極悲しい出来事ですが、作品は残ります。改めて書籍に見入りながら。合掌
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いつも、見過ごしている町中にも、面白いものがたくさんある。何を見てどう感じるかで、きっと変わる。 2014/8/30
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まえがきで著者は言う。「科学は、隠れているものに対しては非常に弱いのである。」「真実は常に隠れている。目の前に見えているのは現実である。でも現実ですべて終わりではなく、その中に真実が埋もれている。」――路上の何気ない一場面だが、写真として切り取るとその場面に積み重なった人の思い、...
まえがきで著者は言う。「科学は、隠れているものに対しては非常に弱いのである。」「真実は常に隠れている。目の前に見えているのは現実である。でも現実ですべて終わりではなく、その中に真実が埋もれている。」――路上の何気ない一場面だが、写真として切り取るとその場面に積み重なった人の思い、人の温もりを感じ取ることができるようになる。どこか懐かしい気持ちになるのもありし日々の一部と重なるワンシーンがあるからなのかもしれない。ほとんどがモノクロのため、できればカラーで見たい一冊である。
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神はあくまでも隠れている。だから世界各地であの手この手の祈りが生まれて、いくつもの宗教があらわれてくる隠れた神は本当はひとつのものだと思うのだが。 日本は八百万の神がいると言われて、あらゆるものに神様が宿っている。
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何が神かって、多面から見ることが出来る眼こそが神なのである。時に偶然の産物なるものもあるだろう。しかしながらそれを発見出来る眼がなければ、ただの光景であり物体でしかないのだ。その眼を手に入れることは難しくない。楽しもうとする意識とたくさんの美しいと思えるものがあればいいのだ。もっ...
何が神かって、多面から見ることが出来る眼こそが神なのである。時に偶然の産物なるものもあるだろう。しかしながらそれを発見出来る眼がなければ、ただの光景であり物体でしかないのだ。その眼を手に入れることは難しくない。楽しもうとする意識とたくさんの美しいと思えるものがあればいいのだ。もっと言うとそれは、生きる事とも一緒だと私は思う。路上は沢山の驚きに満ちているし、人生もまた沢山の驚きに満ちているのだ。楽しんで感動した者が幸せなのだと思う。大切なこと。
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写真が好きな人って感性タイプなのかな。 人より感受性が強いっていうか。 ユニークで面白い想像をする人です。 それはどんな些細なものでも愛情を持って接するからかな。 ありきたりなことを言いますが、 ふとした日常に幸せが隠れてるんですね。 見る目を養うことが生活の質を上げ...
写真が好きな人って感性タイプなのかな。 人より感受性が強いっていうか。 ユニークで面白い想像をする人です。 それはどんな些細なものでも愛情を持って接するからかな。 ありきたりなことを言いますが、 ふとした日常に幸せが隠れてるんですね。 見る目を養うことが生活の質を上げることにつながる気がする
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神は本当に存在するのだろうか-。便利なように管理されているはずの都市の路上がいつの間にか崩れて、自然の力の一部がのぞいている。それを神とはいわないものの、その残り香がかいま見える写真70点とエッセイ。
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