聚楽 太閤の錬金窟 の商品レビュー

宇月原晴明(著者)

2011/01/06

大好きな本。
これまでに数回図書館で借りているが、何回読んでも飽きない。
登場人物があまりにもありえなく、そして耽美で退廃のにおいプンプン。特に織田信長と秀吉の関係が、胸を切なくさせます。

2009/10/04

幻想的という言葉で括れない程、発想・構成共に常軌を逸した作品。
そのアクの強さから敬遠する人も多いと思われますが、個人的には作者の中でも1･2を争うほど好きな一冊です。
また秀吉と家康の関係が非常に切なく書かれており、この二人の心情描写だけでも一読の価値はあると思います。
ラストの秀吉の辞世の句の改変には痺れました。

2009/10/04

同作者のアンドロギュヌスを読んでると更に面白いと思う。
秀吉はアンドロギュヌスでの傷を物凄く引き摺ったまま此処に至ってます。
途中に三成（佐吉）が出てきて嬉しかった。