僕の昭和歌謡曲史 の商品レビュー
13050 歌謡曲史にからめながら著者の成育物語にもなっている。お茶の間の白黒TVを家族で見ていた少年時代から絵に描いたような80年代の「ケーハク」な大学生へ。まさに昭和史を地でいったような著者の青春時代だ。少年時代につけた手製の歌謡曲ベストテン記録をいまだに保存しているところ...
13050 歌謡曲史にからめながら著者の成育物語にもなっている。お茶の間の白黒TVを家族で見ていた少年時代から絵に描いたような80年代の「ケーハク」な大学生へ。まさに昭和史を地でいったような著者の青春時代だ。少年時代につけた手製の歌謡曲ベストテン記録をいまだに保存しているところなどは年季の深さを感じさせる。モノカキとしての性は幼少の頃からあったんだね。 東京に生まれ育った著者がリアルに体験していた昭和風俗のほとんどが、自分にしてみればTVの向こうの出来事に過ぎない。10歳近く離れているとはいえほとんど同時代を生きてきたのに。生まれ育った環境のどうしようもない差を感じさせられてしまうな。
Posted by
- 1