鉄道員 の商品レビュー
よかったです。浅田さんの作品ははじめてだったのですが、これから読んでいきたいと思います。私はどの短編がよかったという感情は生まれなく、全部いいと感じました。まだ人生経験が浅いから、でしょうか。
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作者は人の人情や感情の描写が、すうっと入ってきて、読んでて物語の中に入り込みやす。読み終わったあとには心があったまります。
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映画は公開当時観ていたので、 何だか懐かしくて購入。 浅田次郎サンってみなしごだったの? 孤独感の描写が胸に沁みる。
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1本が1時間かからない程度で読める短篇集。どれも目頭を熱くさせてくれるので、電車など公共の場で読むのは注意
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映画化したことでも有名な「鉄道員」を含む短篇集。それ以外にも、映像化作品が多数収録されています。 どれもサッと読め、けれど心が温まるような話ばかり。個人的には表題作の「鉄道員」よりも、ひしひしと迫る怖気と息苦しさが異色の「悪魔」、著者の実体験が下敷きとなったという「角筈にて」、そ...
映画化したことでも有名な「鉄道員」を含む短篇集。それ以外にも、映像化作品が多数収録されています。 どれもサッと読め、けれど心が温まるような話ばかり。個人的には表題作の「鉄道員」よりも、ひしひしと迫る怖気と息苦しさが異色の「悪魔」、著者の実体験が下敷きとなったという「角筈にて」、そして地方の風習と祖父・孫間の愛情をどこか切ない筆致で描いた「うらぼんえ」が好みでした。 ■収録作品 「鉄道員」……まもなく廃線となる北海道幌舞線。鉄道一筋に生きたその終着駅の駅長の前に、雪深いなか何度も不思議な子供が現れ……。 「ラブ・レター」……偽装結婚相手の妻は、一度も会ったことのない中国人女性だった。留置所を出た日、彼女の訃報を知らされた男は身元引受人として初めて彼女に会いに行く。 「悪魔」……一代で巨大な財を築いた家に生まれた少年は、優秀だが厳しい若い男性家庭教師に学ぶことになった。しかしその家庭教師がどうにも好きになれず……。 「角筈にて」……幼い頃父親に置いて行かれた経験のある主人公。親切な親類夫妻と屈託ない彼らの2人の子供と共に育つも、彼の心の中には父の面影が消えず残っている。成長して敏腕商社マンとなった彼だが、とあるプロジェクトの責任を取って海外へ左遷されることに。部下達に送られて飲んだ場所は、図らずも父と別れた「角筈」だった。 「伽羅」……急激に成長を遂げたアパレル界で、毎日営業にてんてこまいな有名メーカーのトップセールスマン。売り上げのためにはあくどい方法も辞さない彼だが、ある日知人に紹介され「伽羅」という名の個人ブティックの美人オーナーに出会い意識に変化が訪れる。 「うらぼんえ」……夫の不倫相手が妊娠した。そんな折に久々に訪れた夫の実家で、子供を作る気がないのならと暗に離婚を迫られる妻。天涯孤独で孤立無援の彼女の元に訪れた、最強の助っ人とは。 「ろくでなしのサンタ」……出所日はクリスマスだった。迎えに来ていた母と家へと帰る途中、青年はふと留置所で一緒だった男性を思い出し、なけなしの手持ちをはたいて買ったプレゼントを持って彼の妻子が住むアパートを訪ねる。 「オリヲン座からの招待状」……長い間関係の冷えていた夫婦の元に、2人の郷里の映画館から閉館記念上映の招待状が届いた。久しぶりに向き合って語り合い、思い出話をし、当時の懐かしさと共に湧き上がってきた想いは……。
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短編集だとは知りませんでした! 浅田次郎に興味を持ちました。 ・鉄道員(表題作) ・ラブ・レター ・悪魔 ・角筈にて ・伽羅 ・うらぼんえ ・ろくでなしのサンタ ・オリヲン座からの招待状
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あまりにも美しく、かなしい珠玉の短篇集。 『ラブ・レター』『うらぼんえ』『オリヲン座からの招待状』が特に好きだ。
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短編集なんだけど、全てが心に残る作品ばかり。 読み終わったのは、1年以上前なんだけど、凄い印象に残っている。
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直木賞を受賞した短編集。収録作は、映画・映像化された『鉄道員』、『ラブ・レター』、『角筈にて』、『オリヲン座からの招待状』など名作揃い。 ここまでクオリティの高い短編集は読んだことないです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短篇集の3話の途中まで読みました。 とりあえず「鉄道員」は読めたのでいいかと思って終了。 世間ではこういうのがウケるんだなぁ~という印象。 私にはまだ誰かと死別した経験がないので、あまり共感する部分がなかったのだと思います。
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