UNIXという考え方 の商品レビュー
本書は、UNIXの設計において貫かれた哲学についての解説書である。「スモール・イズ・ビューティフル」、「一つのプログラムは、一つのことだけをうまくやらせる」、「出来るだけ早く試作する」など現代のソフトウエア工学にもそのまま当てはまる考え方は時代を超えてなお新しい。あらためてUNI...
本書は、UNIXの設計において貫かれた哲学についての解説書である。「スモール・イズ・ビューティフル」、「一つのプログラムは、一つのことだけをうまくやらせる」、「出来るだけ早く試作する」など現代のソフトウエア工学にもそのまま当てはまる考え方は時代を超えてなお新しい。あらためてUNIXの黎明期に携わったソフトウエア・エンジニア、サイエンティストの深遠な思想には敬意を表さずにはいられない。
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Linuxを触り初めて最初の頃はとっつきにくいと思っていたが、この本を読んでUNIXの設計思想や歴史、成功要因を知るとそのとっつきにくさにも納得がいった。 あまり身構えずに読める内容でさらっと読める。
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10年くらい前に読めばすごくためになったと思うが、今では古い。 WEBとJavaで世の中は変わってしまった。 人間による三つのシステムの章が面白い。 ・追いつめられた人間が第一のシステムを創る。 ・第二のシステムはぜい肉がつき、遅い。 ・第三のシステムは第二のシステムで「火傷」...
10年くらい前に読めばすごくためになったと思うが、今では古い。 WEBとJavaで世の中は変わってしまった。 人間による三つのシステムの章が面白い。 ・追いつめられた人間が第一のシステムを創る。 ・第二のシステムはぜい肉がつき、遅い。 ・第三のシステムは第二のシステムで「火傷」した人が作る。
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UNIXの思想・考え方を紹介されており、ソフトウェア開発全般にも通ずる考え方ですごく勉強になります。プログラマなら抑えておきたい一冊。
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http://su-kun1899.hatenablog.com/entry/2018/01/04/150000
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シンプルなモジュールを組み合わせて複雑な問題を解くという設計思想の話 技術的なことはあまり書かれてなく読みやすい これを読むとCLIなんて使いにくいなんて思わなくなるかも…?
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とあるインフラエンジニアの推薦図書にあったので読んでみた。開発環境構築なのでunixは触っていたが、知識が穴ぼこだらけで苦手意識があったため。この本は設計思想と哲学の本だから技術的なことはそんなに書いていないが、unixも考え方はプログラム作るときと一緒なんだなって思えた。それで...
とあるインフラエンジニアの推薦図書にあったので読んでみた。開発環境構築なのでunixは触っていたが、知識が穴ぼこだらけで苦手意識があったため。この本は設計思想と哲学の本だから技術的なことはそんなに書いていないが、unixも考え方はプログラム作るときと一緒なんだなって思えた。それでいてunix自体が長く生き残ってきたプログラムなので、新しく参考になった部分もそこそこあった(効率よりも移植性とか)。ページ数も144pと少なく、小説のように読みやすいものなので、軽い気持ちで手に取れる。
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UNIXの考え方について、深い技術的な内容を避けながら世の多くの人々に向けて書かれた本書。 内容も面白いし、勉強になるが、技術的な知識が全くない人が本書を読んでそこから学び納得できるかは疑問。 少しでもLinuxに触ったことがある、触りはじめの人のほうが得るものが多いだろう。 ...
UNIXの考え方について、深い技術的な内容を避けながら世の多くの人々に向けて書かれた本書。 内容も面白いし、勉強になるが、技術的な知識が全くない人が本書を読んでそこから学び納得できるかは疑問。 少しでもLinuxに触ったことがある、触りはじめの人のほうが得るものが多いだろう。 ・小さく作れ ・一つのものには一つのことをうまくやらせろ ・個々のものを組み合わせてビッグなことをやらせる ・独自技術症候群になるな ・効率性と移植性なら、移植性が大事
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すでに UNIX に慣れ親しんでいることやどこかで聞いたことのある話も多く、あまり目新しい内容はなかった。UNIX のプログラム(コマンド)群が人間との対話よりもプログラム同士の対話を重視しているというのはなるほどと思った。
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UNIX におけるプログラムの開発と利用のあるべき姿を定理という形で述べている。プログラムは小さく、シンプルに、というメッセージが全体を通して伝わってくる。基本的コマンドである ls でさえ、シンプルさが損なわれているとして批判されているのは興味深い。原著が少し古いため、スペック...
UNIX におけるプログラムの開発と利用のあるべき姿を定理という形で述べている。プログラムは小さく、シンプルに、というメッセージが全体を通して伝わってくる。基本的コマンドである ls でさえ、シンプルさが損なわれているとして批判されているのは興味深い。原著が少し古いため、スペックの話などで古さを感じるかもしれないが、本質的なところではないので問題ないと思う。
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