母と娘の40年戦争 の商品レビュー
著者の吉永さん自身が、母上の支配と格闘した日々。その克明な記録と同時に、なぜ母親があれほどまでに自分に執着したのか、そのこころの足跡も自らの足で辿り、最終的には愛憎の日々を水に流している。まさにセルフセラピーのプロセスモデルとなりえる内容で、親の存在を息苦しく、疎ましく思い、辛く...
著者の吉永さん自身が、母上の支配と格闘した日々。その克明な記録と同時に、なぜ母親があれほどまでに自分に執着したのか、そのこころの足跡も自らの足で辿り、最終的には愛憎の日々を水に流している。まさにセルフセラピーのプロセスモデルとなりえる内容で、親の存在を息苦しく、疎ましく思い、辛く人生を生きている人にはよりリアルに響くはず。最後には心理学の専門家があとがきをよせており、その意義深さを補っているのもよかった。
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