iモード・ストラテジー の商品レビュー
黎明期のフォーマットや業界の標準が定まっていない中、htmlで行こうと決断できたというところがすごい。そして、コンテンツは自社で完結せず、他社に委ねる。プラットフォーマーとして適切な選択。長期的な視野を持って自分の役割が何かを正しく選択できるだけの思考と情報をまとめられるような能...
黎明期のフォーマットや業界の標準が定まっていない中、htmlで行こうと決断できたというところがすごい。そして、コンテンツは自社で完結せず、他社に委ねる。プラットフォーマーとして適切な選択。長期的な視野を持って自分の役割が何かを正しく選択できるだけの思考と情報をまとめられるような能力が必要。
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(2003.07.08読了)(2001.11.10購入) 世界はなぜ追いつけないか (「BOOK」データベースより)amazon 「ユーザーは有料コンテンツを使いたがらない。小さい画面でネットが楽しめるはずがない…。」ネットの常識を覆した、世界初の携帯電話+インターネットの成功例...
(2003.07.08読了)(2001.11.10購入) 世界はなぜ追いつけないか (「BOOK」データベースより)amazon 「ユーザーは有料コンテンツを使いたがらない。小さい画面でネットが楽しめるはずがない…。」ネットの常識を覆した、世界初の携帯電話+インターネットの成功例。NTTドコモが1999年2月に世に送り出した「iモード」。サービス開始後わずか1年半でユーザー契約数は1300万人を超えた。本書は、iモード開発物語の主演男優による、その新大陸発見の航海法であり、目の前に広がるモバイル・マルチメディアという広大な大地を耕す方法をも教えてくれるビジネス戦略書である。
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約15年前に発案された本ストラテジーは、そこで見据えていた方向性と戦略は今でも色あせない。 複雑系理論に基づき、創発と自己組織化に働きかけ、クリティカルマスを突破してデファクトプラットフォームになるまでのステップは、1997年にすでに原案ができていたことには驚き。 今でこそAppleやAndroidの影に潜んでいるものの、その本質は、まったく変わっていないと感じ、やる気に満ちてくる。 CPさんをお客さんにしてモバイルWeb開発にかかわったものとして強いていうなれば、iモードのCPは当時はデファクトスタンダードだったものの、その閉塞的なOSおよびJavaプラットフォームが浸透していなかった(つまり、個人がアプリ作るという観点が無かった)ところが、Apple/Androidに負けたところか。ちなみに、Appleも2000年頃から、iPodの裏でItune等のアプリケーションプラットフォームを仕込んでいたと聞いている。 先見性とコンセプトと、何よりiモードもAppleも、それを実行するまでに持っていったところに驚嘆。
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2011,12,1 大崎TSUTAYAブックカフェにて。 「ウォレットPC」という、現在のスマートフォンに重なる発想を2000年以前にビルゲイツが持っていたことに驚いた。 ドコモがサービス事業者を買い取るのではなく、サービス事業者のためのプラットフォームづくりに専念するというスタ...
2011,12,1 大崎TSUTAYAブックカフェにて。 「ウォレットPC」という、現在のスマートフォンに重なる発想を2000年以前にビルゲイツが持っていたことに驚いた。 ドコモがサービス事業者を買い取るのではなく、サービス事業者のためのプラットフォームづくりに専念するというスタンスを持ち続けたことがi-modeの成功に繋がった。
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