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少年H(上巻) の商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2011/03/10

 中学生の頃に読んだ(はずだ)けど、そのときとはまた違った印象。戦争中の日常が少年の視点で生き生きと描かれている。Hの父、盛夫さんの言動がいちいち素敵すぎる!

Posted byブクログ

2010/10/06

戦前、戦中の政治や社会の状況だけではなく、当時の子どもたちの様子や、街の風景などもわかって興味深い。 上巻は特にそう。主人公Hと、Hの近所の人たちとの触れ合いの様子が読んでいて楽しい。人間関係や世の中は、こうあって欲しいなと思えてくる。

Posted byブクログ

2010/12/22

妹尾さんの本、初。 いやいや、この克明な描写に感服。 描写の克明さが量感を持つと、ある所から、それは究極のリアルという臨場感をもたらすのだな、と思った。 文体は、極めて冷静、淡々と場面描写をしているだけなのだが、その文体とは裏腹に、ものすごく生々しいリアルな情景が浮かぶ。 下巻...

妹尾さんの本、初。 いやいや、この克明な描写に感服。 描写の克明さが量感を持つと、ある所から、それは究極のリアルという臨場感をもたらすのだな、と思った。 文体は、極めて冷静、淡々と場面描写をしているだけなのだが、その文体とは裏腹に、ものすごく生々しいリアルな情景が浮かぶ。 下巻も楽しみ。 2010.12 訂正 情けないことに、完全にだまされていた。 己のリテラシーの低さが情けない。 この本は、戦後民主主義と「昭和2万日の全記録」という年表図鑑で創られたフィクションであるという。 はあ。

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2010/05/23

神戸の海辺の町に「H」と呼ばれた少年がいた。父親は洋服の仕立て職人。母親は熱心なクリスチャン。二つ年下の妹の四人家族。Hが小学五年生のとき、戦争が始まった。父親がスパイ容疑で逮捕され、Hが大好きな映写技師のお兄ちゃんも、召集を逃れて自殺する。戦争の影が不気味に忍びよってくる。Hは...

神戸の海辺の町に「H」と呼ばれた少年がいた。父親は洋服の仕立て職人。母親は熱心なクリスチャン。二つ年下の妹の四人家族。Hが小学五年生のとき、戦争が始まった。父親がスパイ容疑で逮捕され、Hが大好きな映写技師のお兄ちゃんも、召集を逃れて自殺する。戦争の影が不気味に忍びよってくる。Hは何を見て何を感じたか?戦争を子供の視点で描いた感動の超ベストセラー。 (amazonより抜粋) 作者の幼少時代の戦争体験小説。 あの時代を少しだけ優しいタッチで綴った印象。それでも親しい人たちは戦争にとられ、死んでいってしまう。行数が少なく、そのぶんページ数が多いので、ある意味読みにくいですが、普段本を読まない人にはおすすめ。

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2009/12/14

平和の尊さとか、戦争はイカンとか、そういう感想は持ちませんでした。ただ、すごくみんながイキイキしてて、そして人と人が密接にかかわりあろうとしてる時代で、それが心に響く。 H少年の戦争への感覚とか戦況予測は、記憶の美化作用が多分にありそうだけど、人間描写のリアルさがいいですね。 初...

平和の尊さとか、戦争はイカンとか、そういう感想は持ちませんでした。ただ、すごくみんながイキイキしてて、そして人と人が密接にかかわりあろうとしてる時代で、それが心に響く。 H少年の戦争への感覚とか戦況予測は、記憶の美化作用が多分にありそうだけど、人間描写のリアルさがいいですね。 初めて読んだときは、お父さんがステキ!と思ったけど、読み直すと、どこかちょっと美化入ってそうなお父さんより、一緒にいたら迷惑そうな(笑)お母さんが魅力的だと思いました。こういう、良くも悪くも少女っぽい女性に、小父さんが惚れる気持ちはわかる。

Posted byブクログ

2009/10/04

上下巻。 少年が見た第二次世界大戦。バカ売れしたのは知ってたけど内容は知らなかったので読んでみて驚いた。戦後のこどもはぬくぬくしててすいません。

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2009/10/04

H少年の昭和前期の物語。戦争が段々激しくなっていく過程のお話。といっても、「少年」ならではのおもろい話。

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