月に50冊読める速読術 の商品レビュー
今や速読の大家となられた斉藤英治先生のこれが速読本デビュー作。 単身赴任中のゴールデンウイーク中に速読マスターをすると決意してGWも終わり近くになって日本速読東京アカデミーを知り入校したが成果が上がらず自分なりに速読法をマスターするまでの経験が赤裸々に描かれています。 速読...
今や速読の大家となられた斉藤英治先生のこれが速読本デビュー作。 単身赴任中のゴールデンウイーク中に速読マスターをすると決意してGWも終わり近くになって日本速読東京アカデミーを知り入校したが成果が上がらず自分なりに速読法をマスターするまでの経験が赤裸々に描かれています。 速読をマスターするまでの試行錯誤や速読をマスターしてからの生活習慣の変化など、つらつら書き込まれた周辺知識が色々と興味深い。特に斉藤先生は会社人として大手企業で働いていたのだからその記述はサラリーマンにとって参考になります。 速読マスターを決意して結局自己流にマスターしたのだからすごい。それだけの能力があったのでしょう。 私も決意と無駄な努力だけはして50年近く。未だにマスターできていない。この差が全てだ。 斉藤先生は速読をマスターしたら視力が向上して眼鏡をかけなくても良くなったそうです。確かに速読すれば視力は回復する、という能書きは聞くのですが、本当だったのですね。 私は以前、ある流派のネット速読講座(毎月課金制)を受講していたことあります。そこのインストラクターが何人か紹介されていたのですが、ほとんどの人が眼鏡をかけていました。 私が「速読の先生が何で眼鏡をかけてるんですか」 と質問メールを送ったところ、 「現在回復中でいずれ眼鏡をはずせるようになるかもしれないし、 又は、ある程度悪くなった視力はある程度までしか回復できないのかもしれません」 というような回答でした。 斉藤流速読は新日本速読研究会(ジョイント式)が登場する前に登場しています。だから初期のジョイント式速読本で 「習得するまでの苦労が延々と書かれている」 と批判されたりしていました。 現在の教え方はどうなのか分かりませんが、本書の記述を見る限り、加古徳治先生のキム式や母校の日本速読東京アカデミーのように〇が描かれたページを眺めて訓練する方法です。左脳人間の私としては、ジョイント式のような左脳的な訓練法の方が合っています(でも結局マスターできていないけど)。 本書は今となっては時代遅れかもしれませんが、今に続く斉藤流の原点を知ることのできる記念碑的な一冊でしょう。 OLDIES 三丁目のブログ 【月に50冊読める速読術】斉藤流速読法の原点 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2022/05/22/200658
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