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カンガルー日和 の商品レビュー

3.8

323件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    93

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

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2023/05/22

ちょー絶爽やか‼️ 全体的にふわっとしててなにかの始まりの予感を楽しむ感じ。私はもうちょっとぎっしりしたのが読みたいかも。

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2023/03/04

20代で読書を好きになって、割と初期に村上春樹さんに出会った。「ノルウェーの森」さえ知らなかったのに、村上春樹さんの名前は知っていた。なぜか初めて読んだのは「アフターダーク」だった。理解できなかったけど、好きと思った。「世界の終わりと〜」で、理解できないけど大好きだと思った。「...

20代で読書を好きになって、割と初期に村上春樹さんに出会った。「ノルウェーの森」さえ知らなかったのに、村上春樹さんの名前は知っていた。なぜか初めて読んだのは「アフターダーク」だった。理解できなかったけど、好きと思った。「世界の終わりと〜」で、理解できないけど大好きだと思った。「カフカ」は何度も読み返してボロボロだ。こうして村上春樹読書歴を思い返すと、1冊目で挫折しなかったのが不思議だ。今年も読めた。今も変わらず無事に好きでいてうれしい。

Posted byブクログ

2023/02/14

自分の解釈が足りないのか こう言ったも類の表現も楽しめると深みとなるのか、、 良くも悪くもフワーっと抜けてく 僕にはまだ早かったかな

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2023/01/30

18の短編集 最後のやつは6回連載なので、便宜上23の文章ということになっている 私が「村上春樹っぽい」と思っている要素が満載 ~~かもしれないし、~~かもしれない。 スモークサーモンのサンドウィッチ 冷たいビールで流し込む 「よくわからないな」 やれやれ 生野菜をバリバリ食...

18の短編集 最後のやつは6回連載なので、便宜上23の文章ということになっている 私が「村上春樹っぽい」と思っている要素が満載 ~~かもしれないし、~~かもしれない。 スモークサーモンのサンドウィッチ 冷たいビールで流し込む 「よくわからないな」 やれやれ 生野菜をバリバリ食べる描写 スパゲティー 独特な例え 村上春樹ビンゴカードがあったとしたら、かなり列が揃いそうな気がする ただ、他作品ではやたらと目にするジャズ要素がない 音楽に関してはビリー・ジョエルとか出てくるけど、そんなに村上春樹っぽく感じないかな 収録作は以下の通り カンガルー日和 4月のある晴れた日に100パーセントの女の子に出会うことについて 眠い タクシーに乗った吸血鬼 彼女の町と、彼女の綿羊 あしか祭り 鏡 1963/1982のイパネマ娘 バート・バカラックはお好き? 5月の海岸線 駄目になった王国 32歳のデイトリッパー とんがり焼の盛衰 チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏 スパゲティーの年に かいつぶり サウスベイ・ストラット――ドゥービー・ブラザーズ「サウスベイ・ストラット」のためのBGM 図書館奇譚 よかったのは「カンガルー日和」と「4月のある晴れた日に100パーセントの女の子に出会うことについて」 「カンガルー日和」は雰囲気が好き このあたりが村上春樹っぽさを感じつつ、私が受け入れられる境界だろうか 「4月のある晴れた日に100パーセントの女の子に出会うことについて」は気障な感じはするけど、構造が面白いし、なんとなくよく感じる不思議 ユーモアを感じるのは「タクシーに乗った吸血鬼」「あしか祭り」「とんがり焼の盛衰」 「タクシーに乗った吸血鬼」は発想や最後の彼女への忠告などが良質なショートショートっぽさを感じる 「あしか祭り」はあしかが何かの暗喩になっているのかと邪推してしまう 某公共放送、宗教団体、人権団体あたりを思い浮かべたけど、斜めに解釈し過ぎかね? 「とんがり焼の盛衰」は現代の会社内の評価が、何とも不可解なものになっているというのを表しているんだろうか? 「鏡」はこんなホラーテイストもあるのかという意外性があった 「1963/1982のイパネマ娘」はイパネマという言葉にちょっとひっかかった まぁ、「魔法少女ちゅうかないぱねま!」を思い出しただけ 「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」の後続番組ですけど、主演が島崎和歌子なんすよね(笑) ただ、「イパネマ」はブラジルの地名だし、「イパネマの娘」はブラジルの曲なので、何の関係もない 「バート・バカラックはお好き?」は読んだことあるなーと思って調べてみたら、「象の消滅」に収録されてた しかも一部の修正と「窓」と改題されて 総評として 世間で高評価している人ほどは村上春樹のよさがわからなかったけれど、ちょっとだけよさがわかった気がする まぁ、中には今まで通りわけのわからない展開で、読後に「で?」としか思えないものもあったけど、よいと思えるものも含まれている事を知った あと、前から思ってたけど、江國香織と方向性が大きな括りでは似ているところもあるというのを実感 自ら手を出そうとは思わないけど、機会があったら忌避しないくらいには印象が変わった気がする

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2023/01/29

個人的にはあまりハマらなかったかなぁと。 物語の始まりを予感させつつも余韻をもたした終わり方をするので、個人的には消化不良感がありました。 私は割と一気読みタイプの人なので、世界観が流させていくような感覚があり、本の読み方も作品の面白さに影響するのかなぁと思いました。こういう短...

個人的にはあまりハマらなかったかなぁと。 物語の始まりを予感させつつも余韻をもたした終わり方をするので、個人的には消化不良感がありました。 私は割と一気読みタイプの人なので、世界観が流させていくような感覚があり、本の読み方も作品の面白さに影響するのかなぁと思いました。こういう短編集は夜寝る前に一編ずつ噛み締めながら読むと良いのかもしれません。 しかし文章がまとまっていたこともあり、割と読みやすい印象を受けました。

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2023/01/22

10ページ程度の17個のストーリーが詰まった短編集。 ぶっとんだ想像力と世界観に圧倒される小品もあれば、 ほろ苦い余韻の残る大人の恋愛を描いたストーリーまで 楽しむことができる。 最後の「図書館奇譚」だけは、まとまったページ数がある。 ファンタジーと切ない要素がちりばめられた、...

10ページ程度の17個のストーリーが詰まった短編集。 ぶっとんだ想像力と世界観に圧倒される小品もあれば、 ほろ苦い余韻の残る大人の恋愛を描いたストーリーまで 楽しむことができる。 最後の「図書館奇譚」だけは、まとまったページ数がある。 ファンタジーと切ない要素がちりばめられた、 本好きな少年の大冒険である。

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2023/01/15

ハルキニストになれる気が一向にしません… 感性の問題なのかな、、、よくわからないまま終わった。。。。

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2022/11/30

ささやかなメルヘンと非日常に満ちた18のショートストーリー 個人的には「鏡」と「スパゲティーの一年に」「眠い」が好き 不思議だったりどこか不気味だったりシュールだったり村上春樹ワールドが味わえる一冊 佐々木マキさんの絵もとても素敵

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2022/11/27

部屋の中から幻想の彼方まで、60年代から1983年まで、1冊でどこへでも自由に旅に行ける短編集。シリアスさやメランコリックよりもユーモアが効いているし、別作品とのつながりもある。でもショートショートタイプより中編に近い『図書館奇譚』が面白かった。

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2022/11/10

①「オスマン・トルコ収税史の日記」は古トルコ語で書かれた難解な本だったが、不思議なことにスラスラ読むことができた。おまけに読んだページというのは隅から隅まで頭に記憶された。頭が良くなるというのは実に素敵な感覚だ、理解できないことは何ひとつない。脳みそをちゅうちゅうと吸われてもいい...

①「オスマン・トルコ収税史の日記」は古トルコ語で書かれた難解な本だったが、不思議なことにスラスラ読むことができた。おまけに読んだページというのは隅から隅まで頭に記憶された。頭が良くなるというのは実に素敵な感覚だ、理解できないことは何ひとつない。脳みそをちゅうちゅうと吸われてもいいから、たとえ一ヶ月だけでも賢くなりたいと願う人々の気持ちもわからないでもなかった。 ②村上春樹ライブラリーに行った時、「大学卒業後、自分が勉強好きなのに気づいた」とディスプレイボードにあった。これはこの作品にもその感覚が反映されているとおもう。知識の吸収を楽しむ、喜ぶ、というのは大切なことだ。 ③七校でかりた。村上春樹を読むのは初めてだったけど、ジャズが好きで知識がスラスラ出てくる奇妙な文章はなぜか読みやすかった。短編全てが昨日の夢みたいなのもいい、ディティールが詰まりすぎてる感じも面白い。狂ってるだけじゃなくて人間の虚無感・脱力感などの言い表せない感情がシュールにまとめられてて腑に落ちていくのが流石です!

Posted byブクログ