サイボーグ009(秋田書店版)(12) の商品レビュー
009の物語には、“フルメンバー”で動くのでもなく、009が何人かの仲間と怪異な出来事の現場に乗り込んで真相を解き明かすという内容のモノが多く在る。「009の挿話」として想い起す場合が多いタイプでもあるように思うが、この巻にはそういうタイプの挿話が収められている。“風の都編”は少...
009の物語には、“フルメンバー”で動くのでもなく、009が何人かの仲間と怪異な出来事の現場に乗り込んで真相を解き明かすという内容のモノが多く在る。「009の挿話」として想い起す場合が多いタイプでもあるように思うが、この巻にはそういうタイプの挿話が収められている。“風の都編”は少しボリュームが在る感じの物語だ。以降、“グリーンホール編”、“ディノニクス編”、“怪奇星編”と続く。 何れも「009の作中世界」という独特な雰囲気が濃いのだが、同時に少し人生や人間の在り方というようなことを考えさせるような味わいも在る。深い作品だと重ね重ね思う。
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