愛すべき娘たち の商品レビュー
ダヴィンチで特集されていたので気になって。 親子って本当いろいろあるね。 人生っていろいろあるね。 相変わらずうまい。
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一番最初に読んだのは22歳。今は30手前。感じ方が全然違った。母になって、年をとったとき、自分がどう感じるのかすっごい気になる。
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親を一人の人間としてみることができたら,それは大人になったあかしであるといいます。この本は女性の愛情を,娘と母の関係,母と祖母の関係,男女の関係,友人の関係のいろいろな場面を一人の女性とその周辺の人々を描いています。いろいろな女性のいろいろな歪みかたが描かれ,『母というのは要する...
親を一人の人間としてみることができたら,それは大人になったあかしであるといいます。この本は女性の愛情を,娘と母の関係,母と祖母の関係,男女の関係,友人の関係のいろいろな場面を一人の女性とその周辺の人々を描いています。いろいろな女性のいろいろな歪みかたが描かれ,『母というのは要するに不完全な一人の女なんだ』と結論つけています。一冊にさまざまな愛情をかいた作品。盛りだくさんだけれどもさらっと描かれている,でもやっぱり、読了後はおなか一杯でモヤモヤします。 よしながふみのイメージとしては,『きのう何食べた?』や『大奥』が有名ですね。『愛すべき娘たち』は単巻で2003年が初版で,作品としてはメジャーではないですが,よしながふみの凄みを感じた一作です。
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実は初めてのよしなが作品。良かったです。私も母親をこういう風に見るようになるのだろうか。母も娘も1人の不完全な女。
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よしなが作品は基本的に全部好き。 出たら絶対買う。 「女は謎。 その愛は もっと謎。」 いい帯だな。 友達母子なんて小奇麗な言葉が流行ってたけど 所詮は女と女。 仲が良くても確執はある。 程度の差はあれど絶対に。 男と男より複雑ね。 「...
よしなが作品は基本的に全部好き。 出たら絶対買う。 「女は謎。 その愛は もっと謎。」 いい帯だな。 友達母子なんて小奇麗な言葉が流行ってたけど 所詮は女と女。 仲が良くても確執はある。 程度の差はあれど絶対に。 男と男より複雑ね。 「恋をするって 人を分け隔てるということじゃない」 だからってあなたが出した結論は あんまりにパンクで なんていうか、かっこいいです、莢子さん。
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最近好きな作家さん(三浦しおん氏)がめっちゃ推してたので。 いい歳した娘と母親の会話のリアルさ。。 で、またこの母親が激しく年下の役者志望のホストと 勝手に再婚しちゃったり。。 深いわ。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『イグアナの娘』への返歌 親子、特に母との問題がテーマとなる作品を女性作家は非常にうまく描くことが出来るのはなぜなんでしょうか?男は母からどう自立するかという問題に留まりがちで、同性であることによって関係性が母と娘の間ではより複雑なものになるからなのかもしれません。 あと息子にとっては父親との問題がより大きいのかも(最近は事情が変わってきてるのかもですが) よしながふみは『愛すべき娘たち』で萩尾望都『イグアナの娘』の理想の続編を描こうとしたのではないかと思います。よしなが先生自身どこかで少女マンガの血を受け継いでいるという意識が強くあるという話をしていましたし。そしてその試みが成功したかどうかは最後まで読めば自ずと分かるはず。 個人的には第3話が一番好きなんですが、足音と彼女の表情のシーンでいつも泣いてしまうのです、怖くてたまらなくなって。
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独特の世界を持つ作家さんですね。時々キャラクターが見分けがつかなくなるので(私だけ?)、なかなか入り込めないけど、自分自身を表現できない、というか自分をわかりきっていない女の子(元も含む)たちの苦しみや悩みを描く表現力はなかなかでした。
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母ではじまり、娘で終わる物語。 娘にとって母親は『根っこ』で『壁』で『鏡』な唯一無比の存在。 母がひとりの不完全な女であることを、自覚した時 娘は本当の意味で、独り立ちするのだと思う。
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「女」としての自分を振り返ると母の存在は偉大で、でも女同士の関係って色々複雑で難しかったりする。「私だけのお母さんだったのに…」という台詞に妙な感覚を覚えた。恋人でも甘えたがりの子どもでもないんだけど…やっぱり特別なんだよな…。他の短編も胸にグッと来る。
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