執事の分際(文庫版) の商品レビュー
うふっ・たまりませんわ!
某ネットショッピングのレビューに書かれていたんですが「下剋上物」そう、この一言で語れてしまうんです・・・貴族ってこんな感じだったのかもね~って感じちゃいました。
かのぽん
図書館には蔵書がなさそうなので思い切って買ってみる。初出がBL誌&同人誌で思ったより本格BL作品だった(本領発揮)。前日譚的なものから始まり、フランス貴族のぼっちゃんとその家の忠実なる執事の繊細な関係を描く連作。生半可な恋や愛じゃないある意味命懸けの深い愛が核にありながら表面上は...
図書館には蔵書がなさそうなので思い切って買ってみる。初出がBL誌&同人誌で思ったより本格BL作品だった(本領発揮)。前日譚的なものから始まり、フランス貴族のぼっちゃんとその家の忠実なる執事の繊細な関係を描く連作。生半可な恋や愛じゃないある意味命懸けの深い愛が核にありながら表面上はポーカーフェイスで距離と節度があるロベールの生き方はすごい。 ここから「大奥」の有功の愛は案外近いところにある気がした。
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よしながふみ先生作品はしっかりとしたストーリー軸にある軽妙なギャグが魅力。これはフランス革命時の執事×坊ちゃんの身分差恋だった。壁がある関係好き。
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時はフランス革命期。貴族のおぼっちゃんと執事のBLストーリー。背景がしっかり描き込まれてるのがよしなが流。ただのBLではなく、読ませます。
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良かった〜〜!!最初の二篇は切ない……!!!この方はフランス貴族のBLを描かせたら右に出るものはいないな…!!!表題作「執事の分際」も、執事×主人という言っちゃあなんだがありきたり設定なのにぐいぐい読まされた。この2人の情事がとても色っぽい。アントワーヌが貴族の娘に惚れられて(そ...
良かった〜〜!!最初の二篇は切ない……!!!この方はフランス貴族のBLを描かせたら右に出るものはいないな…!!!表題作「執事の分際」も、執事×主人という言っちゃあなんだがありきたり設定なのにぐいぐい読まされた。この2人の情事がとても色っぽい。アントワーヌが貴族の娘に惚れられて(そしてアントワーヌの気を引くためにクロードにアプローチ)クロードが嫉妬する話、可愛かった。そしてそのオチが、その娘は49のオッサンに嫁ぐ前だった、というのがよしながふみらしい、なんとも言えないオチだった。
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掛け合いは軽妙なのに、思い合っているのはちゃんと分かる。下克上する側される側どちらも矜持があっていい。
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素敵だなぁという言葉に限ります。言葉では表せない独特な緊張感が堪りません。話が素晴らしいのに加え、絵柄やセリフ、コマの使い方と何から何まで素敵な作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この話とか『ジェラールとジャック』を読むと 確かに『西洋骨董洋菓子店』とか『大奥』はBLではない。 『きのう何食べた?』もゲイカップルが出てくるだけでBLではないかも。 番外編?の『シノワズリ』から数えると親子2代?3代?に相当する時間が流れる。 その間にフランス革命が起こったりする割に 貴族であるアントワーヌに身の危険が迫ることなく(経済的危機はあるが) 平穏な生活を送れていたりとかするのは 正直ちょっと時代考証が甘いような気がしないでもないのだが そこはアントワーヌのおバカっぷりでカバーできてるのかなと。 気にならないとは言わないけど、気にするのが馬鹿馬鹿しいとは思った。 吹き出しの中にはない手書きの台詞の可笑しさと ラブシーンの色気が無理なく共存してるのがよしながさんの力量なのかな。 色っぽいんだけど生々しさがないのがいいと思う。個人的に。
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たまらない(゚ω゚) よしながふみ先生らしい空気間と、何よりSっ気満載のクロードと子猫のようなツンデレデレのアントワーヌの愛に溢れてる掛け合いが愛しくて、でもたまに切なくて。最後の解説の山本文子さんのお言葉まで全部楽しく読みました。
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主人が私の好みよりも若干若すぎだけど、執事がドンピシャ 下剋上ものの王道かな この人の「間」は素晴らしい
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