百鬼夜行抄(ソノラマC文庫版)(1) の商品レビュー
幻想小説家を祖父に持つ、霊感少年の日常。 ホラーという感じではなく、 幽玄で美しい「あっちの世界」との関わりが描かれている。 話の繋がりはところどころあるものの、 一話完結型としても十分読める。 サスペンスのように、ストーリーに驚きの逆転が望めるのも特徴。 眠れぬ夜、ほらア...
幻想小説家を祖父に持つ、霊感少年の日常。 ホラーという感じではなく、 幽玄で美しい「あっちの世界」との関わりが描かれている。 話の繋がりはところどころあるものの、 一話完結型としても十分読める。 サスペンスのように、ストーリーに驚きの逆転が望めるのも特徴。 眠れぬ夜、ほらアナタの隣にも・・・。
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ドラマが面白かったので、つい買ってしまったコミック。 主人公、飯島律は、幻想作家だった祖父の遺伝でもののけが見える。 妖魔と、どこか天然な飯島家の人々との悲喜こもごも…。 も、面白かったっす。 ケチって文庫を買ったんだが、単行本で買えばよかったとちょっと後悔。だっ...
ドラマが面白かったので、つい買ってしまったコミック。 主人公、飯島律は、幻想作家だった祖父の遺伝でもののけが見える。 妖魔と、どこか天然な飯島家の人々との悲喜こもごも…。 も、面白かったっす。 ケチって文庫を買ったんだが、単行本で買えばよかったとちょっと後悔。だって、単行本は15巻まで出てるもんねぇ。ってことは、文庫になってるのは半分強ってところ? うーーー、奥付を見たら結構間隔あいてるし…。 困った。 ドラマでは、律を守っている妖魔が、18歳まで守ると契約していて、18になったら食べるという設定になってた。なので、かなり緊張感があった。 コミックではないってことだったので、どーするんだろうと思ってたら、律の叔父さん伯母さんたちが強烈だったww 従姉もね。 開おじさん、素敵です<結局素敵オヤジがいると、いいのか自分 ともあれ、人の欲望というもののいろんな側面をしっかり見せている漫画なのである。 欲望というか、煩悩か。 結局、妖魔も、人のそういうものが作り、呼び寄せるのだろう。 じっくり読むと、とっても深いのであった。
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大好き。 ホラー好き、妖怪好きとしては超オススメ! 時々すっげぇ怖っ!!!ていう話や絵があるけど。 全体的にはちょっと不思議な話。 人間ドラマ?民俗マンガ? もう本当にスキな要素つまってる
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怖いの大っきらいなのに、惹きつけられてしまった作品。 読み始めると止まらない。 笑えるお話もあれば、背筋がひゅっと寒くなってしまうものもあり、悲しいものもあれば、温かいものもある。
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絵が、カラーがとてもキレイですね! 妖怪は怖いと言うわりに妖怪と普通に接したり、妖怪払い(?)をしてくれる律が好きです。 青嵐は最近お父さんの体から離れないのがちょっと寂しいですが青嵐もお茶目で好きです!
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友人の家で発見。 気になってた漫画だったので1巻を借りたら、見事はまりました。 何か似てる小説読んだことあるなー、というのが第一印象。 あ、そうだ「家守綺譚」だ。 一話読みきりで、最初と最後で話の辻褄が合ってなかったり、 結構ツッコミどころもたくさんあるんだけど、 キャラがみ...
友人の家で発見。 気になってた漫画だったので1巻を借りたら、見事はまりました。 何か似てる小説読んだことあるなー、というのが第一印象。 あ、そうだ「家守綺譚」だ。 一話読みきりで、最初と最後で話の辻褄が合ってなかったり、 結構ツッコミどころもたくさんあるんだけど、 キャラがみんなかわいいので(笑)
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祖父から妖怪を見る力を受け継いだ少年・飯嶋律が、常人には見えない世界と触れ合う様子を、幻想的なタッチで描いた、長期連載中の名作妖怪マンガ。だいたい一話完結。 似たような設定のマンガに『夏目友人帳』が挙げられますが、あちらが主人公の少年の優しさと、妖怪との刹那の出会いと別れを描き...
祖父から妖怪を見る力を受け継いだ少年・飯嶋律が、常人には見えない世界と触れ合う様子を、幻想的なタッチで描いた、長期連載中の名作妖怪マンガ。だいたい一話完結。 似たような設定のマンガに『夏目友人帳』が挙げられますが、あちらが主人公の少年の優しさと、妖怪との刹那の出会いと別れを描き、ほろりと泣かせる感動ものなのに対し、こちらはシュールとコミカルのギャップ、そしてミステリー仕立ての凝った伏線が特徴的です。 たとえば、律の父親は本当はとっくに死んでいるのですが、祖父が使役した妖怪が律を守るために、その身体に入り込んで生活しています。 つまり、律以外の家族は、「それ」を「律の父親」という認識で見ていますが、実際の中身はただの妖怪なわけです。 お庭の桜の木に住む律の手下の鳥の妖怪も、以前ご近所さんを取り殺した経歴のあるやつらだったりと、とってもシュール。 そんな「バケモノ屋敷」の律の自宅ですが、読んでると「あー、この家住みたい…」と思わせる要素もいっぱいです。 父も鳥の妖怪も怖いだけじゃなく、食い意地が張ってたり酒豪だったり見た目がかわいかったり、とっても魅力的。 霊感のない呑気な祖母と母を見ているとほのぼのするし、逆に霊感があり、しょっちゅう家に遊びに来る従妹たちとの会話は、思わずニヤリとなるコミカルさがあります。 物語は、勧善懲悪で妖怪退治、という定番な感じではなく、「普通の人には単なる不便さ・怖さとしか認識されていない、だけど実は妖怪が絡んだ身近な現象」に、「見えて」しまう律が、ちょっとずつ踏み込んでいって、うまいこと解決したりごまかしてみたり…というお話が多いです。 時系列に細工がしてあったり、誰かと誰かに実は深いつながりがあったりと、様々な伏線が張ってあって、「こういうことか!」と唸らせます。 少々難解な話では、2、3度読んでようやく物語の全容がわかるものもあり、その「噛み締めて読み解く」感じがたまらなく癖になります。 コミック文庫・大判コミックの両方がほとんど同時進行で発売されており、どちらで揃えるか、はてまた内容が同じとはいえ両方揃えてしまうか、悩ましいところです。 読み応えがあって、楽しくて、ほんのり怖い、しかも絵がきれい☆ そんなオススメの作品です。
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妖しを描く物語はたくさんあるけれど、 日常にある感情の揺れが好きで、この物語はずいぶん長い間お気に入りのまま。
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妖鳥・尾白と尾黒が大好きです。さすが文鳥飼いの今さんです。怒った顔も生々しく、いやカワイらしく描かれています。ちょっと怖いストーリーの中、お二人?にはただただ癒されるばかりです。民俗学的な独特の世界に浸ってください。
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1〜8巻。 友人からレンタル。 かーなーり好みの漫画でした。 絵も繊細だし細かいところが丁寧でよろしいです。 ただ時々作者が先走りしているように見えるのが残念。 時々ストーリーを見失ってしまう。 まだ続いているらしいので続きが読みたい。
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