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月読(文庫版) の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2022/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集、全6編。日本の神話に纏わる話がメイン。 「天沼矛あめのぬぼこ」1986年 「木花佐久夜毘売このはなのさくやひめ」1986年 「蛭子ひるこ」1985年 「蛇比礼へみのひれ」1985年 「月読つくよみ」1986年 「ウンディーネ」1978年 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/nee69ead7fe97 全6編の短編集で、主には日本神話絡みで、悲しい・不気味・怖い系の話。一つだけ洋の雰囲気が違和感。なんでコレ? とりあえず、全体的に暗い印象。山岸さんらしい絶妙な不気味さ、ホラー感を堪能。 この本で、月読命という存在を知って、非常に興味深い対象となった。なんとも切な悲しい、日陰の存在(夜担当だし)、妙に惹かれる。これで見るとアマテラスがすげー嫌ーな女だけど。(でも色っぽい笑) 神話について、詳しく知らないけれど、これはきっと山岸流にアレンジされたものなのだろう。でも、けっこういろいろ知れた嬉しい。詳しかったらもっと面白く感じれるのかなー。十分満足だけど。

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2018/10/07

先輩に山岸涼子のマンガをがさっと貸して頂いた。 初めて読んだけどどれも考えさせられることが多くて面白いし、凄い心に残る。。

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2024/05/23

何か新しい。 確かに月読(つくよみ)は影が薄く、 その神様を題材にしているところが「さすが」と思った。 月は弱々しい光を放ち、その弱い光のままに、 太陽の光に敵わない。 ずっとずっと・・・ そんな「そりゃそうだよなぁ」的なことが深々と胸に響いて何とも言えない気持ちに。

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2015/11/01

山岸凉子先生による神話モチーフの漫画。 怪しく艶っぽく、かと言って下品さは無く……。 山岸凉子先生はすごい……

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2014/06/30

古事記を学ぶのにおススメって別の本に紹介されていたけど、タイトル作品は古事記じゃなくて日本書紀がベースっぽいじゃん! 太郎姉ちゃん検閲にかかりまくるわ、全体が暗くて読後感が悪いわで、らじにはやっぱり合わない作家さんだな。

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2014/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブッククロッシングで入手しました。日本神話をモチーフにした短編集ですが、少年愛・ショタコン・ロリコン・シスコンと異形愛がテンコ盛りの、とっても濃い~内容の一冊です。僕は『蛭子』が一番面白かったです。自分が予想していた方向から徐々にずれていって、思わぬエンディングになりました。「これからどうなるんだろう?」ってどんどん想像が膨らんでいく終わり方。いいなあ、こういうの。

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2013/02/19

再読。山岸さん、相変わらず話を切り上げるタイミングが絶妙。。先が気になってしょうがない(特に「蛭子」)。 どちらかというと山岸さんは男性が女性を翻弄するストーリーを描くことが多いような気がするけど、表題作では嫉妬に狂う男性が描かれていて、何だか新鮮だった。 美少年春洋・可愛らしい...

再読。山岸さん、相変わらず話を切り上げるタイミングが絶妙。。先が気になってしょうがない(特に「蛭子」)。 どちらかというと山岸さんは男性が女性を翻弄するストーリーを描くことが多いような気がするけど、表題作では嫉妬に狂う男性が描かれていて、何だか新鮮だった。 美少年春洋・可愛らしい顔立ちのスサノオは見た目と中身とのギャップが激しいな!と感じるけど、妖艶な虹子はうわ見た目通り!と感じる不思議。 「薄櫻」が特に好き。

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2013/09/19

(1)天沼矛…三部構成で、第3話「薄櫻」がグッときました。 (2)木花佐久夜毘売…妹が軛から解放される清々しいラスト。 (3)蛭子…生活に“侵入”してくるものを扱ったスリラー。 (4)蛇比礼…楳図かずお先生の「蛇」を思い出した。 (5)月読…三つ巴の愛憎劇。 (6)ウンディーネ…...

(1)天沼矛…三部構成で、第3話「薄櫻」がグッときました。 (2)木花佐久夜毘売…妹が軛から解放される清々しいラスト。 (3)蛭子…生活に“侵入”してくるものを扱ったスリラー。 (4)蛇比礼…楳図かずお先生の「蛇」を思い出した。 (5)月読…三つ巴の愛憎劇。 (6)ウンディーネ…結局、結ばれず仕舞い。

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2011/11/06

「月読」を収録。 神話をモチーフにした作品の短編集に収められたうちのひとつです。天照と須佐之男との「人間関係」に苦悩する月読の姿が描かれます。

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2011/06/23

ラストの「ウンディーネ」を除くと1985〜86年に書かれた短編。 1作目「天沼矛(あめのぬぼこ)」 表題の神話を題材にした「夜櫻」、「緋櫻」、「薄櫻」という3話からなるアンソロジー。3話目が救い。 2作目「木花佐久夜毘売(このはなさくやひめ)」 この本で一番なごめる作品。神童のよ...

ラストの「ウンディーネ」を除くと1985〜86年に書かれた短編。 1作目「天沼矛(あめのぬぼこ)」 表題の神話を題材にした「夜櫻」、「緋櫻」、「薄櫻」という3話からなるアンソロジー。3話目が救い。 2作目「木花佐久夜毘売(このはなさくやひめ)」 この本で一番なごめる作品。神童のような姉を持った女子高生の苦悩。 3作目「蛭子」 上京を機に金持ちの遠縁の少年と親しくなった女子大生が遭遇する奇妙な出来事。 4作目「蛇比礼」 失踪した親類の子を引き取ったことをきっかけに、一家が巻き込まれる異様な状況。 5作目「月読」 表題作は神話世界を舞台にしたコスプレもの。日出づる処の天子を連想させるのがファンとしてはうれしい。 6作目「ウンディーネ」 絵が妖精王。 湖に撮影にやってきた青年が美少女と出会うひと夏の物語。

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