ヒトはなぜペットを食べないか の商品レビュー
タイトルに惹かれて買…
タイトルに惹かれて買いましたが、ペットに関する世界の歴史や地域も網羅していて良かったです。
文庫OFF
昨今の食糧危機を考えるとき、『もの食う人びと』のペット缶工場の話を思い出す。 食べ物がないならペットを食べればいい、の前に人間が生き物を飼うのをやめればいいのになぁと漠然と思っていたのだけれど、ペットの歴史を紐解いてみても結局人間の文化的側面で動物を崇拝してみたり遠ざけたりして...
昨今の食糧危機を考えるとき、『もの食う人びと』のペット缶工場の話を思い出す。 食べ物がないならペットを食べればいい、の前に人間が生き物を飼うのをやめればいいのになぁと漠然と思っていたのだけれど、ペットの歴史を紐解いてみても結局人間の文化的側面で動物を崇拝してみたり遠ざけたりしているだけなようなので実現可能性があるのでは?
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しょうもない言葉遊び。 科学的(生物的)な説明は一切なく(ネコは猫かぶりである、とだけ書いてたり)、たんに言葉遊びだけで大真面目に人類が動物と、どう付き合ってきたかを説いている。後半は禁忌というものそのものについて説いているが似たようものでお粗末でちょっとしたエッセイみたいなもの...
しょうもない言葉遊び。 科学的(生物的)な説明は一切なく(ネコは猫かぶりである、とだけ書いてたり)、たんに言葉遊びだけで大真面目に人類が動物と、どう付き合ってきたかを説いている。後半は禁忌というものそのものについて説いているが似たようものでお粗末でちょっとしたエッセイみたいなものだった。
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解題が難しい 食肉の歴史 獣姦と インセストタブー 贈与論と祭り 擬似愛玩具のとして ペットの位置が確立した 短小に製作する
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http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070803
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題名を逆説的に証明するように、本書の半分以上がヒトの獣食(イヌ・ネコなどを含む)の歴史について書かれている。食文化の歴史の勉強、犬猫への神聖視とタブーの仕組みについての勉強になったが、ところどころオリエンタリズムの強い表現があるところが気になった。
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秩序とそれを維持する為のタブーの生成過程、そして秩序を維持更新、再生していく為に用いられる混沌としての祝祭。 近親姦・獣姦・食人などのタブーの歴史から見ていく。
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タイトルと逆にシラミ食から人食まで、食べる文化の記述が大多数。 人がペットを食べない心理を知りたかったのだが、本書ではわからなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本と諸外国の犬食や猫食などの肉を喰う歴史に触れながら、後半はタブー概念の確認に至って、表題について考察する本。 読みながら、日本人も結構、犬猫を食べて来たんだなあ、と感心した。 江戸時代の肉を『食べてはいけない』との御触書の中の『肉』には犬肉が含まれていたそう。 つまり、それほど犬を食べる事が一般的だったということか。 この本を読むと、人間のパートナーがそのまま、ペットとイコールではないことがよく分かる。 何故ペットは食べないか、の問いは、人間はどうして他の動物を食べるのか、どのような動物なら食べていいのか、という問いにも繋げていくことができる。 日本人の食習慣として、鶏・豚・牛を食べるのは一般的であり、他方、例えばインドでは宗教上の理由により、牛を食べることを禁じられている。 反捕鯨団体の講義活動がニュースで取りざたされている現状もふまえて、『肉を食べる』ことの意味、『食べる動物をどうやって決めているのか』、『どの肉なら食べていいと考えるのか』を考える時に役立てられる内容と感じた。
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[ 内容 ] 本来、ヒトは雑食性。 東洋西洋を問わず、さかんに犬や猫を食べてきた。 しかも愛情、性欲、食欲は同類項。 無意識の深層でつながっている。 天使のような赤ちゃんに「まあ可愛い。食べてしまいたい」と頬ずりしたことはありませんか。 膨張しつづける人類の欲望。 そのなかで近親...
[ 内容 ] 本来、ヒトは雑食性。 東洋西洋を問わず、さかんに犬や猫を食べてきた。 しかも愛情、性欲、食欲は同類項。 無意識の深層でつながっている。 天使のような赤ちゃんに「まあ可愛い。食べてしまいたい」と頬ずりしたことはありませんか。 膨張しつづける人類の欲望。 そのなかで近親相姦とペット食は近代の二大禁忌に。 どうして我々は丸々と肥えたペットに涎を垂らさなくなったのか。 摩訶不思議なヒトの深奥をさぐるミステリーの旅へ、さあご一緒に―。 イヌは食用に飼い馴らされた? 獣姦の世界、民話の異類婚譚、ペットと消費文明、動物の脱獣化、電子ペットの出現・・・本来、ヒトは雑食性。 性と食には禁忌はない。 さかんに犬や猫を食べてきた。 しかも、愛情、性欲、食欲は同類項。 無意識の深層でつながっている。 だが、現代の我々はペットに涎を垂らさなくなった。 犬猫食いの人類が、いかに愛玩者になりえたのか? 人類、最後のタブー(?)ペット禁食という、摩訶不思議なヒトへの洞察を通し、人間と文化の深奥をえぐる破天荒な人文書! [ 目次 ] 1章 イヌを食べた人々(ドッグ・イーター) 2章 ネコを食べた人々(キャット・イーター) 3章 ペットを愛した人々(ペット・ラヴァー) 4章 タブーの仕組み 5章 贈物と祭り 6章 ペットと消費文明 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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