燃えつきるまで の商品レビュー
冒頭20ページで、心を鷲掴みされた。 久しぶりに一気読みした。 端的に言うと五年付き合ったカップル別れ話の全貌を女の人が語り手で語ってる小説。 ちなみに振ったのは男から。 言葉は違うけど、"私が明日を考える時は、どんなに仕事で失敗しても友達と揉めても貴方がいた”って言葉...
冒頭20ページで、心を鷲掴みされた。 久しぶりに一気読みした。 端的に言うと五年付き合ったカップル別れ話の全貌を女の人が語り手で語ってる小説。 ちなみに振ったのは男から。 言葉は違うけど、"私が明日を考える時は、どんなに仕事で失敗しても友達と揉めても貴方がいた”って言葉が、一番刺さった。 私自身だーって思った。 明日を考える時必ず側にいる人から、突然別れ話を切り出される。 その人がいなくなった途端、明日ごとなくなる感覚。容易に想像できた。 男が言った、"嫌いになったわけじゃない。ただ、グラスに少しずつ水が溜まってそれが溢れたんだ"って、それでしか男女の別れは成り立たないんじゃないかってぐらいしっくりくる。 今恋人がいる人、失恋した人、仕事に没頭している人、結婚してる人、婚約してる人、いや、全ての生きとし生けるもの、読んで損なし!だと思う! はい、ここまでが2019年7月の私の感想でございます。
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ある書店でかわいいブックカバーが欲しくてタイトルも内容も誰が書いたかも知らずに購入。 久しぶりにどっぷり恋愛小説を読んで、しかもなかなか重い、けど怖いもの見たさで?気になって読み進めてしまった。 恋愛が日常を多くを占めたことがある人は共感できるけど、今恋愛真っ只中のひとはきっとし...
ある書店でかわいいブックカバーが欲しくてタイトルも内容も誰が書いたかも知らずに購入。 久しぶりにどっぷり恋愛小説を読んで、しかもなかなか重い、けど怖いもの見たさで?気になって読み進めてしまった。 恋愛が日常を多くを占めたことがある人は共感できるけど、今恋愛真っ只中のひとはきっとしんどくなるから、そんなこともあったなと客観的に読める主人公より少し大人の人におすすめです。
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おいおい、もうそこらへんにしときなよ、身の破滅を招くよ、って読みながら何度思ったか。 全く共感できなかったけど、それは私が100%好きの恋愛を何年もしてないからかな、とも思った。 恋愛は嗜好品。仕事、生活ありきの恋愛。っていうスタンスだからかな。だけど玲子にとっての恋愛は、26...
おいおい、もうそこらへんにしときなよ、身の破滅を招くよ、って読みながら何度思ったか。 全く共感できなかったけど、それは私が100%好きの恋愛を何年もしてないからかな、とも思った。 恋愛は嗜好品。仕事、生活ありきの恋愛。っていうスタンスだからかな。だけど玲子にとっての恋愛は、26歳から5年間も付き合って、結婚もすると思っていての恋愛はもう恋愛じゃなくて生活だったのかな。だからこそ仕事、生活とのバランスがとれなくなって、とんでもない行動に走ってしまったのかな。 恋愛に対するスタンスが私と全く違う人が読んだら、もっと共感できるのかも。
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「別れないか。」の一文で始まり、 それを受けて恋人関係解消となった女性の葛藤を延々と描く。 たったこれだけなのにもかかわらず、約300ページを一切退屈することなく一気に読ませてしまう本作に驚愕。 本作は主人公(女性)の目線でのみ描かれており、 最初から最後まで完全に彼女の主観...
「別れないか。」の一文で始まり、 それを受けて恋人関係解消となった女性の葛藤を延々と描く。 たったこれだけなのにもかかわらず、約300ページを一切退屈することなく一気に読ませてしまう本作に驚愕。 本作は主人公(女性)の目線でのみ描かれており、 最初から最後まで完全に彼女の主観によるものとなっている。 つまり、相手の男性側の心情部分などは一切描かれず、あくまで「彼女から見た相手の言動」のみとなる。 そのような点もあり、 読者が男or女でそれぞれ感想が割れるポイントとなると思う。 恋人との仲が破局になった時に一般的には、 男性はズルズル引きずり、 女性は最初こそドン底に落ちるが比較的早く立ち直りスッパリと次に向かう、、、などと言われるが、 本作は上記には当てはまらずに、 男性は早い段階で次に向かい、 女性は全く立ち直れずに長いどん底状態が続くと言った状態となる。 (女性がフラれた側なので当然と言えば当然かもしれないが) そんな状態の彼女の心情や行動は時として一定のラインを越え、自分よがりな言動や危険な行為にまで及ぶが、 その様を見て、 「わかるわかる」 「自分も一歩踏み間違えればそうなるかも」 といように理解できる点もあれば、 「身勝手すぎる」 「別れた相手に何かを求めるなよ」 というような考えになるポイントも多々あった。 本作はそういった「理解できる点」「理解できない点」をリズムよく繰り返し、読者を夢中にさせる構成となっている。 本作を読んだ後、 恐らく男女間で感想が割れるであろうことから、 同性同士/異性同士で感想を聞き合うのも面白いと思う。
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ほんとは星5付けたいところだけど、 きっとそれは状況や心境が主人公と 重なってるからであって、何年後かに 読み返した時にも星5を付けたいと 思えたら修正したい。 玲子がエスカレートしていく様を 見ていると客観視出来て、おいおい それは辞めとけってストップをかけたくなるけど、 一歩...
ほんとは星5付けたいところだけど、 きっとそれは状況や心境が主人公と 重なってるからであって、何年後かに 読み返した時にも星5を付けたいと 思えたら修正したい。 玲子がエスカレートしていく様を 見ていると客観視出来て、おいおい それは辞めとけってストップをかけたくなるけど、 一歩踏み外したら自分も似たような事をしそうで 怖い。実際には玲子程まで燃え尽きるまで しなかったけど、毎日生きてる感覚もなく 心の底から笑うことも忘れてしまう状況は 自分と重なった。結果としては 結ばれる事は無かったけど、 そこまで、そう思わせてくれる人と 出会えて良かった。これで良かったんだと 思える日が早くきて欲しい。
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仕事と恋愛について深く考えさせられた。 耕一郎が明確な理由がなく別れたいとなっていて、 もし自分がこんなのと言われたら納得が出来ないなと思った。 玲子は少し私も似た部分があるなと感じた。 他人からどう思われるのかすごくに気にしていて プライドが高くて、なんだか見ていて息苦しかった。 周りの女性もなんだかんだ他人の不幸が好きだったりして、あーこんな女性になりたくないと思った。 部屋に入ったりしている所は流石にやりすぎだと思った。 別に耕一郎が好きなんじゃなくて、自分の人生の計画を壊して幸せになろうとしてるのが許せないという執着で法を犯すようなことをしていて少しありえないなと思ってしまった
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“失恋するとはver 恐怖” 31歳、恋も仕事も順調だった怜子は、5年付き合い結婚する予定だった耕一郎から別れを切り出される。別れを受け入れられない怜子は、苦しみ、もがき続ける。体調も落ち着かず、仕事にも影響する。人生設計通りだった彼女の人生が大きく変わるとき、彼女の行動は予想できなくなる。彼女の行動は理解しがたいものだが、彼女に自分を重ねないことができるだろうか。失恋からの恋愛小説。 普通の恋愛小説を読もう、と思ってこの本を選んだ。 おいおい、全く普通じゃないではないか。 怜子の行動はホラーで、夜中に読んでてちょっと怖かったよ。 彼女の行動は怖くて、私には理解できないけど、 自分が同じ行動をしない自信はない。 付き合っている時は思わない、別れることになって初めて思う別れたくなさ。 失ってはじめて気づくシステム、やめないか。 何度同じ失敗を繰り返すんだよ、人間。 同じことを過去にも書いたことがあると思う。 最近、とても思うことがある。 「敵はつくるもんじゃない」 この小説でいえば、もし自分の彼女がこうなってしまったら、 こうなってしまうような別れ方をしたら。 傷を受けるのは自分。 15年前にかかれたとは思えない。 時代が変わって大きく変わるのが価値観。 前までは当たり前だったことが疑われてくる。 時代交代のはざまで苦しんでいるように思えた。 これが今の時代であれば、もう少し結婚という選択肢の価値が落ち、仕事にシフトできたのではないかとか。 「自分はたぶん本当の苦しみが。別れることより、別れた後にあるということをまだ知らなかったのだろう」 私は別れた後の本当の苦しみをまだ知らない。 一生知らずに生きていくのか、それとも。。
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最初はめちゃめちゃ共感で泣けたけど、途中からホラー要素強めで着いていけなくなった。 でも、最後はやっぱり共感で泣けた。 私の何がダメだったんだろうとかなんであんな事言っちゃったんだろうとか考えてしまうのめちゃめちゃわかる。 別れる理由とか耕一郎が言うセリフとか、全てが重なり合ってて、自分が言われたセリフって一般的によくあることなんだって知れて良かった。 新たに好きな人ができて幸せになりましたという様な綺麗事では無く、ちゃんと現実的な終わり方で読んでいてすっきりした。 ・人生はこんなはずじゃなかったとの戦い ・恋の終わりなんて、所詮はどちらかの理不尽な押し付け。結局、背を向ける者と向けられる者が決まれば、それで全てが終わる。 ・決して間違えたのではない。出会うべき人にちゃんと出会い、恋すべき人にちゃんと恋した。 ・たとえ別れてしまっても、出会わなかったことより確かな意味がある
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★時間をかけて、考えるって、やっぱり必要だもの。ちゃんと苦しんだり、傷ついておかなければいけない時というものがあると思う。 ----------------------------------- 生き方の違いとかどこでそういうことを感じてどんなふうに心がかわっていくんだろう....
★時間をかけて、考えるって、やっぱり必要だもの。ちゃんと苦しんだり、傷ついておかなければいけない時というものがあると思う。 ----------------------------------- 生き方の違いとかどこでそういうことを感じてどんなふうに心がかわっていくんだろう...。学生は心が揺らぎやすいってきくけど、この本を読む限り、動きまくっているのは大人の方。将来もしかしたらこんなこともあるのかなって思ってしまった...苦笑
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改めて 、私が今持っている 怜子 の 序盤のつよさ (仕事 への 情熱 たち )を わたしも 持ち続けなければいけないなあ 恋愛は 常に 人生のプラスアルファであって わたしの 感情や 生活を 乱すものだったら それならば しなくて いい 。 ひとりで 充分 しあわせ でも...
改めて 、私が今持っている 怜子 の 序盤のつよさ (仕事 への 情熱 たち )を わたしも 持ち続けなければいけないなあ 恋愛は 常に 人生のプラスアルファであって わたしの 感情や 生活を 乱すものだったら それならば しなくて いい 。 ひとりで 充分 しあわせ でも あなたがいたら もっといいな くらいの 気持ちで 。 でも ほんのちょっと 燃えつきるまで 人を愛してみたりもしたい
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