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誰がダニエル・パールを殺したか?(上) の商品レビュー

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2010/09/01

 BHLの多才ぶりがよく分かる作品だった。イスラム教過激派に殺害されたWSJ紙のジャーナリスト、ダニエル・パールはなぜ殺されなければならなかったのか?それをジャーナリスト、作家、思想家であるベルナール=アンリ・レヴィが追跡する。  パキスタン、アメリカ、イギリスドバイ、ボスニア、...

 BHLの多才ぶりがよく分かる作品だった。イスラム教過激派に殺害されたWSJ紙のジャーナリスト、ダニエル・パールはなぜ殺されなければならなかったのか?それをジャーナリスト、作家、思想家であるベルナール=アンリ・レヴィが追跡する。  パキスタン、アメリカ、イギリスドバイ、ボスニア、サラエボ…と世界を転々とし、パールそして直接的な犯人の1人であるオマル・シェイクを追っていく。彼らはそれぞれ、西洋で生まれ、西洋の一流大学を出た、西洋社会の一員だった。その西洋人たちが、なぜ「西洋v.s.イスラム」という構図の中に入って行ったか、が書かれる。上巻は、パールの身の上、オマルのかつての身の上を語る。BHL、すげーなぁ、と思うのに良い作品だ。ちょっとした推理小説などよりも圧倒的に面白かった。。

Posted byブクログ