寺山修司少女詩集 改版 の商品レビュー
1回読んだだけでは、恐らくその良さを深く理解できていないと思う。何回も読み返して、たった1つでも自分の心にスッと落ちてくるような詩があればそれでも十分なのではないか。
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途中です。 こわい。不気味。 おもってたのと、、、違うんたけど。 思ってたのは、ふわふわのお砂糖のような可愛さやせつなく甘酸っぱい青春のヒトコマ。 男性が少女に抱く幻想をとことんなりきって自由に描いた女の子らしい女の子。 トイレに行くたび少しずつ読んでいる。 短時間だけど...
途中です。 こわい。不気味。 おもってたのと、、、違うんたけど。 思ってたのは、ふわふわのお砂糖のような可愛さやせつなく甘酸っぱい青春のヒトコマ。 男性が少女に抱く幻想をとことんなりきって自由に描いた女の子らしい女の子。 トイレに行くたび少しずつ読んでいる。 短時間だけど一瞬でこの世界に飛び立てる、というか、飛び込んでしまう。 短い言葉だけど、頭の中にイメージが鮮明に湧く。 すごい。 でも、こわい。不気味。残酷。 何か心を動かされることもなくはっとすることもなく、全ては完全なるフィクションで世界に浸るためだけのもののように感じる。 実益がない感じが私にはするのだが、それこそが、文学性なのか。 よく分からないけれど、まだ何かに期待しながら、違う本と取り替えることもなくトイレに行くたび、読み続ける。
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悲しみというのはどんなシミ? ひとりという鳥 片想いはレコードの裏面の曲のようなものだ。どれだけ必死に歌っても聞こえない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「海」 の章が好きすぎる。「海を知らぬ少女の前に……」の1句は中学の教科書に載っていて、当時衝撃だった。その句が入ってるならと思ってこの本を買ったけれど、詩の一つ一つに対し、この句に出会った時みたいにドキドキした。晴れた海岸沿いの草原で海をぼーっと見ていると、変にドキドキしてしまって家に帰っても海のことを考えてたりする、その感覚を彼の言葉で体が思い出した。何度も読み返しています。
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尊敬する女性にプレゼントしてもらった。わたしが憧れる女性たちが好きな本。とても素敵な言葉が紡がれていて、驚いた。とても面白かって
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『寺山修司少女詩集』読了。 ロマンチックな言葉遊びが散りばめられていた。 言葉の意味にはいろんな解釈があるんだろうけど、最後の最後に言葉の真髄を突きつけられるような詩集だった。こんなにもキラキラした言葉ひとつひとつにうっとりしてしまうなんてね。とても懐かしい気持ちになったな。 2...
『寺山修司少女詩集』読了。 ロマンチックな言葉遊びが散りばめられていた。 言葉の意味にはいろんな解釈があるんだろうけど、最後の最後に言葉の真髄を突きつけられるような詩集だった。こんなにもキラキラした言葉ひとつひとつにうっとりしてしまうなんてね。とても懐かしい気持ちになったな。 2018.9.3(1回目)
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愛ってなんだろう。 死ってなんだろう。 考えても考えてもキリがない。 だけど、考えなくては前に進めない時がある。 それを教えてくれる指南書のように感じる。 溢れる想いを、どこへやったらいいか。 道に迷った時、どこを目指したらいいか。 悲しみに暮れる時、どこに愛を示すか。 ...
愛ってなんだろう。 死ってなんだろう。 考えても考えてもキリがない。 だけど、考えなくては前に進めない時がある。 それを教えてくれる指南書のように感じる。 溢れる想いを、どこへやったらいいか。 道に迷った時、どこを目指したらいいか。 悲しみに暮れる時、どこに愛を示すか。 詩というものをあまり読まないけれど、感じる、感じ取るという意味では改めて寺山修司さん(『書を捨てよ、町へ出よう』ぶりに読んだ)のすごさを知った。
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書を捨てよ、街へ出よ と同時進行で読んだんですけど、あんまり寺山修司という人に対する情報を入れずに読んだ自分の純粋な感情は、同じ人が書いたの??!(笑)って感じでした。 この詩集を読んでると感性がピュアな人って感じやのに、書を捨てよは、別人のよう。 詩を書くようになった自分が1番...
書を捨てよ、街へ出よ と同時進行で読んだんですけど、あんまり寺山修司という人に対する情報を入れずに読んだ自分の純粋な感情は、同じ人が書いたの??!(笑)って感じでした。 この詩集を読んでると感性がピュアな人って感じやのに、書を捨てよは、別人のよう。 詩を書くようになった自分が1番 詩に対して魅力を感じた 難しい言葉を使って 思想をぶつけたり 文学的ルールを盛り込んだ面白さじゃなくて、誰でもわかる言葉を 誰もが分かる面白さで表現してるなって感動した 自分は、こんな詩と出会いたかったんだよな 寺山修司の言葉に沢山触れたくなるのわかる。 これだけでは 足りないって思ってしまった 小学校、中学校の教科書に載ってたらなあ もっと早く知りたかった
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数年前、インターネットの海で初めて見た「階段」という詩がとても好きになって、以来ずっと大切にしていたのです。 初めて見てからほんの数週間ほど前まで、きっとわたしの知らないどなたかが書いた詩なのだろうと思っていましたが、何故だか突然誰が書いたのか?もし手に入るなら手元に置きたいと...
数年前、インターネットの海で初めて見た「階段」という詩がとても好きになって、以来ずっと大切にしていたのです。 初めて見てからほんの数週間ほど前まで、きっとわたしの知らないどなたかが書いた詩なのだろうと思っていましたが、何故だか突然誰が書いたのか?もし手に入るなら手元に置きたいと思いついて、インターネットで調べました。 寺山修司の本は2冊持っていましたが、詩集は持っていなかったし、作詩をしていたことも知らなかったのですが、手に入るということが嬉しくて早速本屋さんで買いました。 いま読んでもとってもとっても素敵ですが、何年も前、もっと自分の感性が定まっていない、まだ構成中のふらふらした頃に出会いたかったと思いました。 この詩集が自分の感性を構成する部品のひとつになってほしかった・・。 でも「階段」に惹かれたわたしはこの詩集を好きになるような感性を持っていたようで、海も天文学も少女も宝石も猫も好きです。 びっくりするぐらいわたしの好きなものがたくさん詰まっていて、ぜんぶの言葉を覚えておきたいぐらいです。 人は誰しも自分が好きなものを敏感に察知するアンテナを持っていて、びびっと反応するとふらふら~と惹きつけられてしまうのかもしれない・・。 寺山修司ってよく聞く人だけど、2冊本を読んだけど、あんまりよくわからない、いったい何なんだろう?と思っていましたが、ちょっと距離が縮まった気がします。
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初めて読んだ寺山修二の本が「家出のすすめ」だったせいだろうか。 あれから彼のどの著書を読んでも、寺山修二に対するイメージは「家出少年」のまま変わることがなかった。「身捨つるほどの祖国はありや」と彼が詠んだ歌があまりにもインパクトが強かったせいもある。 だがこの本を読むこ...
初めて読んだ寺山修二の本が「家出のすすめ」だったせいだろうか。 あれから彼のどの著書を読んでも、寺山修二に対するイメージは「家出少年」のまま変わることがなかった。「身捨つるほどの祖国はありや」と彼が詠んだ歌があまりにもインパクトが強かったせいもある。 だがこの本を読むことにより、また一つ別のイメージも定着することになる。 どこかテネシーウイリアムズの戯曲「ガラスの動物園」の主人公の少年を思わせるような、センチメンタルで繊細な少年である。 この詩集は、今にも壊れそうな美しい硝子細工のような心を持った少年の、アイロニーに満ちた叙情詩である。 「ヒスイ」という一編の詩がある。 「だがヒスイは買うにはあまりにも 高価すぎて ぼくはあまりにも 貧しかった だからこそぼくは歌ったのだ せめて言葉の宝石で 二人の一日を かざるために」 寺山修二は言葉こそが唯一無二の宝石になりうると信じていた一人なのかもしれない。全編に、宝石のような言葉が散りばめられてある。 手のひらに宝石を それは君がくれた、たったひとつの言葉 エメラルドのラブレター
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