1,800円以上の注文で送料無料

消えさりゆく物語 の商品レビュー

2.9

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

死に関するものが多く…

死に関するものが多く出てくるので、少し暗い感じのする作品。著者の面白いエッセイなどとは違うので、そちらが好きだという人にはあまりおすすめはできない作品。

文庫OFF

人間、年を取ってくる…

人間、年を取ってくるとこういう文章を書くようになるのかと思う本。こういう文章は好きな人と嫌いな人が顕著に分かれるだろうなと思う抽象的、夢の中的な文章。

文庫OFF

2018/11/11

短期間に北杜夫を読んでいるせいか、ちょっと食傷気味。 同じネタの繰り返しが少々酷いからなぁ、、、 こういうのを読むといろんな意味で晩年って感じを受けますな。

Posted byブクログ

2012/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「どくとるマンボウ青春期」で北杜夫さんに興味を持ったので読んでみました。 このユーモラスなエッセイを書く人が,どういう小説を書いているのかなーと。 もしかしたらこの作品は北さんの作品の中でも特異なものかもしれませんが。 ちょっとファンタジーな感じでした。短編といえば,現実の切れ端・・・みたいなイメージがあったのでこういう感じはちょっと新鮮。 しかも,一番発表年次が新しいという「みずうみ」みたいな作品をあのユーモラスなエッセイの北さんが・・・と意外に思ったりしました(ほとんど読んだことがないので,ああいう物語も多いのかもしれませんが)。 「駿馬」なんかは,乗馬に通じている人ならではの躍動感がありました。乗馬に疎い私にはわからないことも多かったけど,「フル・ギャロップ」という言葉の響きの気持ちよさと,艶のある毛並みの駿馬が見たこともないのにありありと思い描けて面白かったです。 個人的な好みの問題ですが,短編は「日常の断片」タイプが好きなので今回は星三つです。 今度は長編も読んでみたいです。

Posted byブクログ

2010/09/18

どくとるシリーズとは違う趣で、日常の生活からふと幻想の世界に意識が入って行ってしまう不思議な話。実体験から来ているのか、見聞きした話しから来ているのか、寂しく悲しい幻想の世界です。

Posted byブクログ

2009/10/04

8編の短編集 幻想 死にゆく朦朧とした感じ、名残惜しい?違う、じゃあ・・・ 「消えさりゆく物語」 これ以上の題名は無いです、きっと

Posted byブクログ

2009/10/04

北杜夫のわりと最近の短篇集。 日常のなかの一瞬の幻想をモチーフにした作品や、死を自らに迫りくるものとしてとらえた作品など、全8篇。 初期のみずみずしい、リリカルなイメージを期待して讀み始めたら、まつたく毛色の違ふ作品ばかりであつた。 正直に云つて、北さん、老いたなあという印象。...

北杜夫のわりと最近の短篇集。 日常のなかの一瞬の幻想をモチーフにした作品や、死を自らに迫りくるものとしてとらえた作品など、全8篇。 初期のみずみずしい、リリカルなイメージを期待して讀み始めたら、まつたく毛色の違ふ作品ばかりであつた。 正直に云つて、北さん、老いたなあという印象。 いくつかの感想など。 「都會」:萩原朔太郎の「猫町」を思ひ出した。 「駿馬」:ベルリン陷落、祖國防衞のために死を覺悟して敵に立ち向かはうとする少年兵の幻想。 「みずうみ」:ああ、Knaben Liebe。でも最後の4行はあらずもがな。 2004年4月28日讀了

Posted byブクログ