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海がきこえる(2) の商品レビュー

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45件のお客様レビュー

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2011/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【概要・粗筋】 高知に帰省をしていた杜崎拓が、東京の自宅に戻ると、大学の先輩・津村知沙が酔っぱらって寝ていた。知沙の恋人・田坂に連絡を取り、知沙を引き取ってもらう拓だが、元彼への想いを絶ちきることのできない知沙の不倫の恋に巻き込まれる。一方、拓が想いを寄せる武藤里伽子は、父親の再婚相手の美香に対するわだかまりを捨てきれない。二人の女性に振り回される杜崎拓の東京での最初の冬を描く青春小説。 【感想】 前作同様何度も読み返してしまう私が大好きな小説。もっとも、読み返すたびに新しい発見はしない。その点で、特にこの本を人に勧めようとは思わない。 この本でもっとも印象に残っているのは、第三章「戦争の理由を知っている」で拓は、里伽子に騙されて美香との食事に連れてこられるのだが、そこで「気乗りしない相手と食事するときは、真向かいではなく、隣に座るのがいいのだと、ぼくはひとつ学んだわけだった(P101)」という心の中で呟くところ。この本を最初に読んだときに、拓と同じように思わず納得した。 第六章「アイがあるから」で、田坂とその親友・北原の助けを借りて、病院にいる里伽子のもとに駆けつけるところで、田坂に里伽子は恋人なのかと尋ねられて、拓が「『いや・・・・・・そうです』(P233)」と答えるが、実際には二人は恋人同士とは云えない。そして、微妙で曖昧な関係のままでこの小説は完結する。物足りないようで、そこがまた良かったりもする。

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2011/04/06

少し成長した里伽子に共感しました。 人に対する思いやりとか、自分に何か欠けているんじゃないかと悩むことがあります。 「ぼくらはみんなにアイがあるわけじゃないよ。」 という拓の言葉に救われました。 ほんと、ちょっといない位の良くできた男の子ですよね。笑

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2011/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人称で書かれているので、作者が書きたいテーマを妙に達観した主人公になっちゃってるけど、もともとが「実はリアリティのない、妙にリアルな話」だけにまぁアリかなと思います。 一作目に比べて上記のようなことが目につくのは、やはり主人公達が大人になりつつあるんでしょう、と受け取れます。 両作とも上京したことのある人だといよいよ懐かしく受け取れるのかもですねー。

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2011/01/08

海がきこえるの続編。 本当の純粋な愛の形が今ほとんど失われてる中、 この愛の形は、色々な人の心に響くと感じました。

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2010/07/20

時代が違えど、男女の恋愛は変わらないものだなと感じました。 前作と比べると高校生から大学生へと成長しており、そんな二人の姿を見ることができます。 武藤里佳子はいつの時代でもいると思います。 懐かしいです。

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2011/08/30

海が聞こえるの続編。 前作が高校の頃を回顧する話とすれば、今作は大学時代で、現在進行形でストーリーが進行する。 相変わらず主人公は好感がもてるが、今回は不倫というかドロドロした話題が全面に出てきていて、前作のようなさわやかさはなかったかな。 でも携帯が普及していない時代、こんな恋...

海が聞こえるの続編。 前作が高校の頃を回顧する話とすれば、今作は大学時代で、現在進行形でストーリーが進行する。 相変わらず主人公は好感がもてるが、今回は不倫というかドロドロした話題が全面に出てきていて、前作のようなさわやかさはなかったかな。 でも携帯が普及していない時代、こんな恋愛があったのかなと、今とは少し違ったアイの形が見れる、面白い小説です。

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2010/02/04

前作を借りたトモダチに貸してもらったー 里伽子がほんとかわいぃよね 気強い子が弱るとかわいいよね 気強い女性ってはたからだとすごく好き だから沢尻とかとだえりとか好きw 周りはそこまでいあいからわからんのだけど 恋愛小説って基本そんな好きぢゃなぃけどたまに読むといいなあって...

前作を借りたトモダチに貸してもらったー 里伽子がほんとかわいぃよね 気強い子が弱るとかわいいよね 気強い女性ってはたからだとすごく好き だから沢尻とかとだえりとか好きw 周りはそこまでいあいからわからんのだけど 恋愛小説って基本そんな好きぢゃなぃけどたまに読むといいなあって思うます (20090310)

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2010/01/31

小説「海がきこえる Ⅱ アイがあるから」 氷室冴子 http://sinsei.coolblog.jp/nnnoblog/index.php?UID=1260829946

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2009/10/04

 前作の続編。 以下あらすじ 大学1年の夏、杜崎拓は故郷高知に帰省した。親友・松野と里伽子のわだかまりも解け、気分よく東京に戻った拓の部屋に、年上の女性、津村知沙が入り込み泥酔し寝ていた。「その年上の女、たたるぞ」という松野の言葉が拓の脳裏に甦る。不倫の恋に傷ついた知沙。離婚し...

 前作の続編。 以下あらすじ 大学1年の夏、杜崎拓は故郷高知に帰省した。親友・松野と里伽子のわだかまりも解け、気分よく東京に戻った拓の部屋に、年上の女性、津村知沙が入り込み泥酔し寝ていた。「その年上の女、たたるぞ」という松野の言葉が拓の脳裏に甦る。不倫の恋に傷ついた知沙。離婚した父とその再婚相手との間で傷つく里伽子。どうしたら人は人を守れるのだろう?さまざまな思いと痛みが交錯しながら拓は東京ではじめての冬を迎える―。  とりあえず、拓は良いやつだ。恋愛は先着順みたいなセリフが印象的だった。携帯電話が普及していないので、自宅に電話して連絡を取り合うところとか、時代を感じさせる。

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2009/10/27

さすが氷室さん!あっぱれ氷室さん! やっぱすごいよ、氷室さんは!!!! なんでもない日常に、ちょっとドキドキさせるイベントがありつつ、ラストの事件に二人で乗り越えていくところなんか読ませますよねえ。 小説家中の小説家。 読後感もすごくいいし、「いい本読んだ〜」って感じがホントしま...

さすが氷室さん!あっぱれ氷室さん! やっぱすごいよ、氷室さんは!!!! なんでもない日常に、ちょっとドキドキさせるイベントがありつつ、ラストの事件に二人で乗り越えていくところなんか読ませますよねえ。 小説家中の小説家。 読後感もすごくいいし、「いい本読んだ〜」って感じがホントしますよね。

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