悪魔と詐欺師 の商品レビュー
薬屋探偵妖綺談・通称薬屋さんシリーズの第3冊目。今回は今までの本と少し構成が違うようです。 9月。京都での見合いの席に渋々向かった高遠(職業・刑事)は、その会場ホテルの喫茶店で毒殺の現場に居合わせてしまった。死亡したのは市内の外科医。休暇中でしかも管轄外なのだが、高遠はつい事件...
薬屋探偵妖綺談・通称薬屋さんシリーズの第3冊目。今回は今までの本と少し構成が違うようです。 9月。京都での見合いの席に渋々向かった高遠(職業・刑事)は、その会場ホテルの喫茶店で毒殺の現場に居合わせてしまった。死亡したのは市内の外科医。休暇中でしかも管轄外なのだが、高遠はつい事件に首を突っ込んでしまった。公衆の面前で、犯人はどうやって被害者の指先に毒を塗ったのか…?《第1話・暗鬼》 10月。先輩が自殺したなんて信じられない―薬屋の秋の元へ相談を持ちかけた総和(寺の息子)だったが、秋はそっけなく相手にしなかった。でもリベザルは、なんとか力になりたくて…。《第2話・再鬼》 10月。薬屋に妖怪関係から相談が舞い込んだ。相談主によれば、餌場としている病院の患者ら大勢が夢も見ないほど熟睡してしまうらしい。それはちょうど、元院長が死亡してからだというのだが・・・?《第3話・夜鬼》 11月。秋も座木も出掛けてしまい、ひとりお留守番のリベザルのところに刑事が2人現われた。近くの山で発見された死体の捜査だったのだが、その状況はあまりにも15年前の事件に酷似して…。《第4話・回鬼》 12月。薬屋に2人の人物が訪ねてきた。高遠と葉山は、秋に相談を持ちかけてきたのだが生憎と秋は長期で留守にしている。結局座木と、そしてリベザルも手伝うことになるのだが、その相談とは「既に解決済みで関連の無さそうな6つの死に、共通点を見つけること」という妙なものであったのだ。《最終話・惹鬼》 これらがすべて繋がる時、そこに「カーテンコール」という名の幕が下がるだろう… 一応「短編」という形式をとっているので、けっこうすんなり読めました。長編で長々続くのもいいですが、こういう形式もこの作風には合っているのでは?しかも、上記の内容紹介で分かるとは思いますが、それぞれの話がラストに向けて終局するという…私が大好きな構成です(笑)。気に入らない訳がない! 今回も、リベザル君は頑張ってます!自分の悪いところや人見知りを少しでも克服しようとしてる姿は健気だ…。赤毛をかいぐりしたくなりますね。そしてそんなリベザルを、甘やかさずに後ろからそっと押してくれるような秋と座木がまたいいですね。 そして、前作(「黄色い目~」)に引き続き、高遠刑事と葉山刑事が再登場です。高遠さんが更に好きになりました…v こういうオジサンはいい…。 ところでタイトル名「悪魔と詐欺師」ですが、これって多分…秋のことよね…?どっちがどっち?…もしかして両方だったりして…(笑)
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「当ててごらん。これらの事件には、共通点がある」喫茶室で毒死した男。マンションから飛び下りた会社員。プログラマーは列車事故で死に、書店員の娘は手首を切った。だが、それらはすべて解決したはずの事件だったのだ。そこに「なにか」の意思が働いていたというのか――?おなじみ薬屋三人組、東奔...
「当ててごらん。これらの事件には、共通点がある」喫茶室で毒死した男。マンションから飛び下りた会社員。プログラマーは列車事故で死に、書店員の娘は手首を切った。だが、それらはすべて解決したはずの事件だったのだ。そこに「なにか」の意思が働いていたというのか――?おなじみ薬屋三人組、東奔西走す。
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妖怪。人間。薬屋。幻想。繋がっている。 数年あたため過ぎたシリーズにやっと手をつけた。最初は文章が読み難かったけれど、数冊読んだら慣れてきた。高遠さんと座木が好き。
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裏表紙に書かれた「あらすじ」の部分が、半分以上後になって出てきたのにはびっくり。でもまあ前置き(?)が相当長いにも関わらず退屈はしなかった。連作短編集に近い感じかも。 前2作に比べると、事件のインパクトは薄かった(笑)。ので次回に期待。
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短編集?それぞれがきちんとまとまってるので安心して読めました。普通に面白い。イグアナのキングがいい味出してます。
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ストーリはストーリーとして、秋からリザベルへの成長を促す言葉がざくざくと突き刺さりました。自分に言われたら…と思うと「頑張らなきゃ!」ってなります。薬屋の三人、今回はバラバラ別行動だけどまた新しい一面が見れてvvv 結構高遠刑事も好きです。あのやる気の無いポーズが(笑)
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071017貸出。 ちょっと違う作風?でもいい。 「詐欺」が思ってるのよりもやさしい感じで使われてる気がする。
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薬屋探偵シリーズ第3弾: 短編集みたいですけど、繋がってます。 秋の留守中に高遠が事件に関する依頼をしてきて 座木とリベザルが協力するって感じかな? リベザルが、一生懸命成長しようとする姿が危ういながらも健気で可愛くて、子供嫌いな高遠の心にも変化が・・・ 秋、座木、高遠、葉山...
薬屋探偵シリーズ第3弾: 短編集みたいですけど、繋がってます。 秋の留守中に高遠が事件に関する依頼をしてきて 座木とリベザルが協力するって感じかな? リベザルが、一生懸命成長しようとする姿が危ういながらも健気で可愛くて、子供嫌いな高遠の心にも変化が・・・ 秋、座木、高遠、葉山の優しさがジンワリと心に染み込みます。 読後は何だか切なくて、悲しい余韻が残りました。 シャドーが正体を明かしますよぉ〜。 HNの由来は笑えました( ´艸`) 葉山がリベザルのことをリザベルと呼んで訂正されてましたが 私も同じ間違いをおかしてました( ̄▽ ̄;)ゞ
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薬屋シリーズ第三弾。薬屋さんの中でも最も好きな話のうちのひとつ。一見無関係に見えた事件が最後にひとつになるところが良いです。ラストは少し切なくなります。 私の好きな上流坂署の人々も沢山出てきています。笑。
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キャラはとても魅力的なんだけど、充分いかしきれてないというか…事件そのものに全く惹かれないというか…。 うーん。この軽さが良いのかな?? 盛り上がりに欠けるので折角盛り上がろうと思うた気持ちだけが置き去りにされて大変寂しいです。 でもリベザルは可愛かった。狙ってなくとも可愛いーっ...
キャラはとても魅力的なんだけど、充分いかしきれてないというか…事件そのものに全く惹かれないというか…。 うーん。この軽さが良いのかな?? 盛り上がりに欠けるので折角盛り上がろうと思うた気持ちだけが置き去りにされて大変寂しいです。 でもリベザルは可愛かった。狙ってなくとも可愛いーって。ちきしょう。あとはそうですねぇ…秋もめっちゃ可愛いンですけど。あんまり出番無し!? 何だか中途半端でイマイチすっきりしませんでした。事件の概要もよくわかんない。
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