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少年H(上巻) の商品レビュー

3.8

109件のお客様レビュー

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子供の目を通して、戦…

子供の目を通して、戦争のあった時代が書かれてます。つらい事ばかりでなくて、面白かった事などが書かれていて、さくさく読めました。

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子供の目を通して、戦…

子供の目を通して、戦争のあった時代が書かれてます。つらい事ばかりでなくて、面白かった事などが書かれていて、さくさく読めました。

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戦争の不条理を少年の…

戦争の不条理を少年の眼でみつめた一作!!

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戦争時代の実話なんで…

戦争時代の実話なんですが、そこまヘビーではないので気楽に読めます。私は中学生の時に読んで、その後祖父が読みたいというので贈りました。世代に関係なく読める本だし、ルビもふってあるので、小学生~お年寄りまで幅広く楽しめると思います。個人的な感想としては、もう少し時代背景が欲しかったな...

戦争時代の実話なんですが、そこまヘビーではないので気楽に読めます。私は中学生の時に読んで、その後祖父が読みたいというので贈りました。世代に関係なく読める本だし、ルビもふってあるので、小学生~お年寄りまで幅広く楽しめると思います。個人的な感想としては、もう少し時代背景が欲しかったなぁと。客観的な歴史的事実としての描写が物足りなかったです。

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有名な作品ですよね。…

有名な作品ですよね。すごくストーリーが長いので、短編小説が好きな方には、向かないかもしれませんね。

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「皆は踊らされていた…

「皆は踊らされていたけれど俺はこう思っていた」というのが鼻につくというか、胡散臭いというか・・・まあ、悪くないと思うけれど、正直そんな凄いかな?他にも戦争文学の良作ってのは一杯あるわけで、これを入門書にして戦争について、平和について、人間について、深く探求するきっかけになってくれ...

「皆は踊らされていたけれど俺はこう思っていた」というのが鼻につくというか、胡散臭いというか・・・まあ、悪くないと思うけれど、正直そんな凄いかな?他にも戦争文学の良作ってのは一杯あるわけで、これを入門書にして戦争について、平和について、人間について、深く探求するきっかけになってくれればとても良いとおもうのだけれどそういう意味ではこの点数では低いかなとも思いますが・・・

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2025/08/13

小学生の頃、好きだった男の子が薦めてくれた。 今思えばなかなか渋い趣味の男の子だったが、趣味は合ったので私も少年Hを一気読みした。 少年Hを読了後、河童が覗いた〜シリーズから妹尾河童の著書は小学〜中学時代にほぼ読破した。 人生の序盤で河童シリーズを読めて、自分の血肉になっている...

小学生の頃、好きだった男の子が薦めてくれた。 今思えばなかなか渋い趣味の男の子だったが、趣味は合ったので私も少年Hを一気読みした。 少年Hを読了後、河童が覗いた〜シリーズから妹尾河童の著書は小学〜中学時代にほぼ読破した。 人生の序盤で河童シリーズを読めて、自分の血肉になっている実感がある。 実は私も神戸出身である。 自分の地元で戦禍に生きた、彼の少年時代に思いを馳せた。 様々な経験や背景を持つ市民たちや歴史を背負う神戸の未来が明るくあらんことを。

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2021/09/08

戦争が表面化していく中で、もがき苦しみでも楽しんで生活していく自伝的長編小説。 少年の淡々とした考え方やいつの時代も子供は子どもらしいとほっこりさせられる。 世の中が暗い時代になっていくのに、少年たちの明るさに救われた。 妹尾少年の友だちや家族もいい味を出していると思う

Posted byブクログ

2021/08/10

初めは何を言っているのかわからなかったけど、でも途中から戦争の理不尽さが描かれていてとても辛かった。少年までもが今では考えられないような困難なことをやらされていることが辛く、僕はそのような人達の苦しみに応えられるほどの努力をしたい

Posted byブクログ

2021/05/02

多感な肇少年が神戸で経験した戦時の記録 少年Hとは著者である妹尾河童氏の少年時代の本名である肇のローマ字の頭文字”H”をクリスチャンである母親が息子の手編みセーターに編みこんだ事が由来です。  上下巻からなる本作は著者(1930年生まれ)が太平洋戦争を体験した10歳から17...

多感な肇少年が神戸で経験した戦時の記録 少年Hとは著者である妹尾河童氏の少年時代の本名である肇のローマ字の頭文字”H”をクリスチャンである母親が息子の手編みセーターに編みこんだ事が由来です。  上下巻からなる本作は著者(1930年生まれ)が太平洋戦争を体験した10歳から17歳頃の思い出を小説としたもので上梓されたのが1997年ですので当時の少年Hが体験したであろう出来事はノンフィクションだと思いますが、少年Hが感じたり行動した根本的な戦争に対する考え方は余りにも戦後を知り抜いている現代の我々の考え方に近似しており如何に活発で聡明で哲学的思索をする少年Hだとしても戦後の平和的思想が意図的に主人公の思想として刷り込まれている小説はいささか綺麗過ぎてちょっと不快感が拭えません。  洋服屋を営む妹尾家は神戸近郊で普通の暮らしを営んでいるが当時の都会生活者の大勢の運命と同様に段々にきな臭い戦争へと巻き込まれ空襲に遭い家が消失し父親は消防士、母親と妹は岡山へ疎開し主人公は叔父さんの所で居候し家族バラバラな生活を余儀なくされるが、少年Hは明るく逞しく混迷の時期を過ごして行く。  戦争時代の市井の人々が体験した食料難や強制労働・空襲対策等について少年目線で快活に語る様は当時の暗く不安な社会状況が手に取る様に判ります。少年Hの行動力や繊細な心の動きには感動を覚えますが本小説が総ルビという事もあり勇気・正義・友情等に力点を置く児童小説的な側面も有りそこそこのボリュームある小説にしては読み応え感が薄いのは否めません。

Posted byブクログ