白夜行 の商品レビュー
運命に翻弄された 雪穂、亮司 誰が被害者で加害者なのか? ほんの少しの掛け違いで運命は変わるのか 至る所に伏線が仕掛けられている。 夢中に成って読んでしまった。
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東野圭吾氏の代表作を、一気読み。 ワクワクドキドキとは違うのに、先が気になる。 各章毎に時代がかわり亮司と雪穂のストーリーが交互に詰め込まれ、短編集のような構成。 後半になるにつれ明らかになる真実。よく練られている。 大人たちに翻弄された子どもたちが、たいして矯正もされず...
東野圭吾氏の代表作を、一気読み。 ワクワクドキドキとは違うのに、先が気になる。 各章毎に時代がかわり亮司と雪穂のストーリーが交互に詰め込まれ、短編集のような構成。 後半になるにつれ明らかになる真実。よく練られている。 大人たちに翻弄された子どもたちが、たいして矯正もされずに大人になってしまうと、怪物に成長してしまったという感じ。 どんな背景があろうとも、犯罪を犯すと一生日の目をみることはない、社会的にも、心理的にも。まさに白夜行。 社会的に成功した雪穂の人生も色々なエピソードがつまびらかにされるにつれて、「成功はしているけど、幸せではないだろう」と思えてしまう。 2人の怪物を作り上げたのが、幼少期の体験や環境によるものだと思うと、愛着の大切さをまざまざと考えさせられる。 悲しい物語だった。
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とても長いですが、中だるみは一切ありませんでした。 イヤミスに分類されると思いますが、伏線が張り巡らされており、時代が進むと謎が少しずつ解明していきます。 読了後は、ぜひネタバレサイトで復習されることをお勧めします。
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雪帆と亮司はどんな絆があったんだろうとか、どういう経緯で犯罪をいくつも重ねてきたのかとか、詳しく書かれていないからこそ自分の中で想像して心が苦しくなる。 想像がいくらでもできる形態だからもう一度読んでみたいとも思った。
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幻夜に続き、一気読み!! 分厚い長編やのに、どんどん引き込まれて、後半は読み進むのが、終わってしまうのが、もったいなく感じてしまった。 伏線いっぱいで全く無駄がなく、どんどん人物が出てきて繋がる相関図を考えるのがおもしろかった。もっと読みたいなぁーーーら、 また幻夜も読みたくなっ...
幻夜に続き、一気読み!! 分厚い長編やのに、どんどん引き込まれて、後半は読み進むのが、終わってしまうのが、もったいなく感じてしまった。 伏線いっぱいで全く無駄がなく、どんどん人物が出てきて繋がる相関図を考えるのがおもしろかった。もっと読みたいなぁーーーら、 また幻夜も読みたくなってきちゃった。
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ドラマでは主人公の亮司と雪穂が逃避行というストーリーだったが、原作では二人が一緒にいる描写は一つもない。加えて二人の主観的な描写もない。二人に関わる周囲の語り手の中で、生きていく二人。 結局真相は明らかにされないが、1つ分かったことは「女って恐ろしい」。
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ドラマを少し見たことがあったが、小説は読んだことがなかったので、ずっと気になっていた。 ドラマでだいたいのあらすじを知っていたから、小説を読んで意外性は無かったが、あらすじを何も知らずに読んでいたらすごく衝撃的な展開だと思う。 できることなら記憶をまっさらにして最初から読んでみたい。 小説は主人公二人からの視点の描写がないので起こった出来事に対して二人が本心でどう思ってるのか、どう感じてるのかが全く分からないが、 二人とも最終的に犯罪に対する抵抗が全くなくなってる気がした。 最初は亮司の親を殺したけれど、二人とも被害者だと思うし、子供だったからその時に完全犯罪にならなければ、大きい罪にはならなかったと思う。 そうなれば二人とも太陽の下を歩けたんじゃないかな。 でもその出来事を二人は誰にも知られたく無かったんだと思うし、そのためにお互いが支えあっていたんだと思う。 最初にばれなかったのが幸か不幸か二人はずっと太陽の下を歩けなくなった。 他の誰も知らないけど、二人は自分たちが罪をおかしたことを知っているから、他の誰が見てない知らないことでも罪の意識が出てしまうし、 罪をおかしたら他の誰が気づいてなかろうが、償わないと前には進めないんだと思った。 だから、雪穂はこの先ずっと太陽の下を歩けないし、太陽のような存在の亮司も失って、すごくつらい人生になると思う。 でも本当に雪穂にとって亮司が太陽のような存在だと思っていたのかは分からない。 亮司は雪穂にはずっと太陽の下を歩いて欲しいと思っていただろうけど、自分がした罪を償わないことには一生太陽の下は歩けないんだろうな。
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どういう結末になるかとワクワクしながら読み進め、最後の最後、最後の1ページを読んだときに鳥肌が立ちました(あまり書くとネタバレになってしまいそう) 長い小説でしたがストレスなく一気に読み進められた。
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東野圭吾さんの作品はどれも大好きで、今までたくさん読んできましたが「白夜行」は群を抜いてすごい。ダントツで今年1番の1冊。 親からの愛情を受けることのできなかった主人公二人の孤独や消失感、共存する事によりその傷を庇い合って生きていくストーリーに胸が張り裂けそうなりました。自分の事...
東野圭吾さんの作品はどれも大好きで、今までたくさん読んできましたが「白夜行」は群を抜いてすごい。ダントツで今年1番の1冊。 親からの愛情を受けることのできなかった主人公二人の孤独や消失感、共存する事によりその傷を庇い合って生きていくストーリーに胸が張り裂けそうなりました。自分の事を見守ってくれている存在が1人でも居てくれるだけで人は幸せと感じることが出来るんですよね。
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私が小説にはまる切っ掛けとなった本です。 とにかく良いです。読了後、なかなか本の世界から抜けれずに、深く深く浸ってしまいました。またこの読後感を味わいたくて、いろいろな本を読みました。おかげで面白い作品にたくさん出会うことが出来ましたが、まだこの作品を越える様な深い読後感には出会...
私が小説にはまる切っ掛けとなった本です。 とにかく良いです。読了後、なかなか本の世界から抜けれずに、深く深く浸ってしまいました。またこの読後感を味わいたくて、いろいろな本を読みました。おかげで面白い作品にたくさん出会うことが出来ましたが、まだこの作品を越える様な深い読後感には出会えていません。
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