砂漠の女ディリー の商品レビュー
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アフリカ・ソマリアの砂漠の遊牧民に 生まれた ワリス・ディリーの自叙伝。 13歳で砂漠から逃げ出し ロンドンヘ困難にあいながら出て、その後 スーパーモデルに転身するという 華やかな面を持ちつつも 5歳の頃に受けた女子割礼 精神的・肉体的に苦しみ続けた半生。 最初の行のロンドンまでの困難は、なんでもないと思うほど、次々とんでもないことばかり起こる。よく覚えているなと思うほど、細かく描写されているので、映像より訴えるものを感じる。 華やかな外見に比べて、内面は筋の通っている張り詰めた美しさを、この本から感じた。 知らないことが多くて、無知の恥ずかしさを思う。
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様々な困難を乗り越えて、人生を自ら切り開いていった女性ワリス・ディリー。遊牧民からトップモデルへ。凛とした姿に憧れます。そして衝撃的だった女性器切除(FGM)の実態と今でもこの風習が残ってる事実。廃絶運動の活性を切に願います。
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アフリカ・ソマリアの砂漠の遊牧民として 生まれた ワリス・ディリーの自叙伝。 13歳で砂漠から逃げ出し ロンドン、ニューヨークへ渡り スーパーモデルに転身するという 華やかな面を持ちつつも 5歳の頃に受けた“割礼”に 精神的・肉体的に苦しみ続けた半生。 その生々しさに圧倒さ...
アフリカ・ソマリアの砂漠の遊牧民として 生まれた ワリス・ディリーの自叙伝。 13歳で砂漠から逃げ出し ロンドン、ニューヨークへ渡り スーパーモデルに転身するという 華やかな面を持ちつつも 5歳の頃に受けた“割礼”に 精神的・肉体的に苦しみ続けた半生。 その生々しさに圧倒されました!
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衝撃的な本でした。 何年か前に図書館で借りて読んだのですが、未だに強烈な印象が残ってます。 世界には、知らない風習がなんと多いことか。 おぞましさに鳥肌が立ちました。 どんなに世界が進歩しても、こういう風習って無くならないものですよね。 悲しいですね。
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映画を見てあまりにもドラマチックだったので、本当の所はどんな感じだったのだろう?と気になって読んでみました。やはり映画とはかなり違っていましたが、本は本でドラマチック。より真実に近い本の方が現実的で好きでした。映画よりもワリス自身の人柄に触れられるし、女性の割礼(FGM)について...
映画を見てあまりにもドラマチックだったので、本当の所はどんな感じだったのだろう?と気になって読んでみました。やはり映画とはかなり違っていましたが、本は本でドラマチック。より真実に近い本の方が現実的で好きでした。映画よりもワリス自身の人柄に触れられるし、女性の割礼(FGM)についてもリアルに伝わってきました。
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圧倒的である。 女であることを考えさせられた。 この本が書かれてから時が経っているが、現在の状況は どうなっているんだろう。 フェミニストって別の世界の生き物みたいに思っていたけど コレを読んだら…。女の性を考えずにはいられない。
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女性にはあまりにも辛い描写がありますが…現実にこういうことがあるのだなと。 環境によって人はこんなにも変わるのかと驚きもしました。
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映画館で1度だけ見た予告編をきっかけに、本書を読み始めた。当初は、ただ、アフリカの遊牧民だった少女がスーパーモデルになるシンデレラストーリーだと思っていた。しかし、そんな単純な展開ではないことは読み始めてすぐに分かった。 女子割礼という言葉、女性性器切除(FGM)という習慣がある...
映画館で1度だけ見た予告編をきっかけに、本書を読み始めた。当初は、ただ、アフリカの遊牧民だった少女がスーパーモデルになるシンデレラストーリーだと思っていた。しかし、そんな単純な展開ではないことは読み始めてすぐに分かった。 女子割礼という言葉、女性性器切除(FGM)という習慣があることも知らなかった。現実に受け止め難いほどに乱暴な方法で行われる実態が、衝撃的だった。
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2011/2/28 289.3||デ (4階歴史・地理) ソマリア出身の世界的トップモデル、ワリス・ディリーが波乱に満ちた半生を綴った自叙伝。 13歳の少女ワリスは、ラクダ5頭と引き替えに老人と結婚させられそうになり、砂漠のテントから逃走する。 無情な部族を逃れたワリスには、...
2011/2/28 289.3||デ (4階歴史・地理) ソマリア出身の世界的トップモデル、ワリス・ディリーが波乱に満ちた半生を綴った自叙伝。 13歳の少女ワリスは、ラクダ5頭と引き替えに老人と結婚させられそうになり、砂漠のテントから逃走する。 無情な部族を逃れたワリスには、数奇な運命が待ち受けている。内戦時のソマリアからイギリスに渡り、言葉も分からないロンドンでメイドとして働き始める。その後マクドナルドで働いているときカメラマンに惚れこまれてモデルに。逆境を乗り越え、スーパーモデルとして成功をおさめた。しかしながら、子どものときに体験した女性器切除 (FGM)か゜、ワリスの心に重くのしかかる。 雑誌のインタビューで初めてFGMの事実を語り、世界に衝撃を与え、その後国連でFGM撲滅運動を続けている。 2010年12月日本で公開された映画『Desert Flower』の原作。 今だ1日数千人の女児が切除を受けている事実があることを、貴女にも知って欲しい。
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