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見えない道のむこうへ の商品レビュー

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2024/04/19

夏の終わり,放浪画家が描いた「島の灯台」を見た少年は,バイオリンでメロディーを奏でる。共に過す時間が終わっても,画家の絵には少年の音楽がある。素敵な友情の物語。

Posted byブクログ

2023/05/02

放浪画家と少年バイオリニスト...芸術に情念を燃やす者同士の親愛と尊敬...〝どの絵にも目に見えない一本の道が通じている。それは画家が見つけなければならないものなんだ...どの絵も決してすべてを明かそうとはしない。作者であるぼくにも。ひょっとすると、描いた人間より、他人の方がず...

放浪画家と少年バイオリニスト...芸術に情念を燃やす者同士の親愛と尊敬...〝どの絵にも目に見えない一本の道が通じている。それは画家が見つけなければならないものなんだ...どの絵も決してすべてを明かそうとはしない。作者であるぼくにも。ひょっとすると、描いた人間より、他人の方がずっと多くのものを見いだすかも知れないんだよ...ぼくは、ただの収集人さ。 ある瞬間の、ね...〟「絵も音楽も、心で見、心で聴くもの」というイメ-ジを膨らませた、ドイツ人画家が描いた幻想の世界へと誘われる大人の絵本。

Posted byブクログ

2014/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミヒャエル・ゾーヴァの絵も好きだけど、クヴィント・ブーフホルツの絵も好きになりました。なんで街中にペンギンがいるんだろ、気球で運んでるのはリコーダーかなとひきこまれました。淡い色使いで人も登場する絵なのに、水色が多いせいなのか少し寂しさも感じる絵でした。マックスとの別れをなんとなく予感していたからなのかもしれません。 瞬間を集める人という言葉が、一瞬一瞬を大事にしている人のように感じられ好きだなとおもいました。絵と音楽の違いってなんだろう。本と絵の違いは?本と音楽の違いは?と考えさせられます。違いを求める必要はない気もします。

Posted byブクログ

2011/09/28

図書館でブラブラしていてたまたま見つけた。大人の絵本に目が留まったのは、元々アクセル・ハッケとミヒャエル・ゾーヴァ共著のファンだったからかもしれない。ある港町にふらりとやってきた絵描きの男と、その町に住むちょっぴり太めでメガネのバイオリン弾きの男の子との、不思議な友情の物語。絵も...

図書館でブラブラしていてたまたま見つけた。大人の絵本に目が留まったのは、元々アクセル・ハッケとミヒャエル・ゾーヴァ共著のファンだったからかもしれない。ある港町にふらりとやってきた絵描きの男と、その町に住むちょっぴり太めでメガネのバイオリン弾きの男の子との、不思議な友情の物語。絵も音楽も好きだけれど、こんなに二つが溶け合うものだとは知らなかった。音楽が聞こえてくる絵。映像が目に見える音楽。それまでは少々自信のなかった男の子が、名実共に「教授」となるまでバイオリンを弾き続けたのは、絵描きの男の絵と出会ったからでしょう。絵もストーリーも何度読んでも深みが増す、良書。こんな本が絶版なんて、なんか日本は間違ってると思います。

Posted byブクログ

2009/10/07

島に住む少年の家の5階に、放浪画家が越してきた。時おり旅に出ては、帰ってくると旅先で見たものを描く。絵に通じる目に見えない一本の道をみつけだすために。

Posted byブクログ