李歐 の商品レビュー
「惚れたって言えよ」の名言が印象的。愛や友情を超えた絆で繋がるふたりの男の半生。硬派で色気のある物語に飲まれる。
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このねー、爺さん(っていうのかな?)と主人公の会話に泣かされるんだ(泣)。親子じゃないのに親子っぽい関係。 そして男の友情(決して愛情ではないです)。…でも何かが履き違えてる気がする。 ちなみに、終わり方が数少ない穏やかな終わり方。なので安心して読めます。
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心臓妊娠するよ。死ぬかもしれないその一瞬前にも笑えるような、綺麗な強さとしたたかさ。鮮やかに彩るのは咲き狂う桜。
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高村薫作品の中で私が多分一番好きな作品です。文庫なのに分厚い。 「わが手に〜」を全面に改稿した作品なので両方読んでみると違いが面白いかも…。
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李歐がとにかくかっこいい! 男同士の友情って、時も距離も越えられる。そんなところが本当にうらやましい。
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「惚れたって言えよ」はとにかく名言。読後の満足感というか開放感はたまらないものがありましたね。李歐と一彰の絆とか愛情とか、あと風景の美しさがとても心に染み込んできます。色々惚れます、ほんとに。とりあえず、お前らバカップルだろ!(笑)
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誰かに名前を訊く時に、桜の季節に、ふいに思い出す作品(苦笑) 因みにこの影響を受けて2年間、語学で中国語を選択してしまい、とっても後悔しましたよ…。難しいですね;;
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「キミは大陸の覇者となれ、ボクはキミについていく夢をみるから」 この本のおかげで草原情歌を覚えましたよ。
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まず長い年月をこの頁数に収めているテンポの良さ。年月というジレンマはいつか時を経るごとに色褪せつつ、それでいてきっかけさえ一つ掴めばまた鮮やかに咲く人間の感情をひたすら目で追う快感。壮大すぎる計画を遣り遂げる李歐には惚れずにはいれない。なんてったって「惚れたって言えよ」、これは名...
まず長い年月をこの頁数に収めているテンポの良さ。年月というジレンマはいつか時を経るごとに色褪せつつ、それでいてきっかけさえ一つ掴めばまた鮮やかに咲く人間の感情をひたすら目で追う快感。壮大すぎる計画を遣り遂げる李歐には惚れずにはいれない。なんてったって「惚れたって言えよ」、これは名言。
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傑作。 李歐と一彰の関係の書き方は見事の一言。 一彰が李歐と女の情交を想像するシーンが一番官能的で秀逸だった気がする。
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