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少女の器 の商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

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2009/10/04

少女絣とその家族、ボーイフレンドの物語。 絣の成長していく姿と、周囲の人たちとのかかわりが読んでいて心地良い。 灰谷さんの作品は本当に良いものが多いですね。

Posted byブクログ

2012/11/25

 「太陽の子」や「兎の眼」も大好きだけれど、私の中で灰谷作品ダントツ1位はこれ。  絣の恐ろしく頑なな潔癖さと冷静過ぎる視線に初めて読んだ時は痛快さを感じたけれど、今になって読むと全然印象が違う。  心のどこかで「こんな子いたら、ヤダ」と思い始めているのは私が彼女の父母の年齢の方...

 「太陽の子」や「兎の眼」も大好きだけれど、私の中で灰谷作品ダントツ1位はこれ。  絣の恐ろしく頑なな潔癖さと冷静過ぎる視線に初めて読んだ時は痛快さを感じたけれど、今になって読むと全然印象が違う。  心のどこかで「こんな子いたら、ヤダ」と思い始めているのは私が彼女の父母の年齢の方へ寄り始めた証拠だろう。  触れるのが怖いとすら思う緊張感を、どうしてこんな風に柔らかく書けるんだろうか。  やっぱり人間への愛があればこそ、なんだろうか。  途中テンポが上がって話の進みが滑らかになるのは上野君が出てくるからだと思う。  彼が、すごく、いいんだ。

Posted byブクログ

2009/10/07

灰谷さんの作品の中で最も好きな本の一つ。一番はやっぱり太陽の子だけれど、そんなにしょっちゅうは会えなかったおばあちゃんが突然亡くなり、そのときにちょうど読んでいた本。おばあちゃんの兄弟でとてもきれいな字と、俳句を作る人がいて、この本に書いてもらった。いろんな意味で今でも大切な宝物...

灰谷さんの作品の中で最も好きな本の一つ。一番はやっぱり太陽の子だけれど、そんなにしょっちゅうは会えなかったおばあちゃんが突然亡くなり、そのときにちょうど読んでいた本。おばあちゃんの兄弟でとてもきれいな字と、俳句を作る人がいて、この本に書いてもらった。いろんな意味で今でも大切な宝物。

Posted byブクログ

2009/10/04

「太陽の子」がおもしろくて、読んだことない灰谷作品を読もうと思って手にとった本。 灰谷作品の子どもたちは深いなあと思うこともあれば、ここまできちんとしてるのかなあ、理想的すぎるというか、作者の言いたいことを言わされてるというか、そんな感じもするけれど、自分もこんなに心がまっす...

「太陽の子」がおもしろくて、読んだことない灰谷作品を読もうと思って手にとった本。 灰谷作品の子どもたちは深いなあと思うこともあれば、ここまできちんとしてるのかなあ、理想的すぎるというか、作者の言いたいことを言わされてるというか、そんな感じもするけれど、自分もこんなに心がまっすぐで、深く考えられるといいなあと思う。疲れるかもしれないけれど。  会話が深くて、説教くささを感じなかったらぐんぐん読めると思う。  あと、子どものエピソードが読みたくて読んでるようなところがある。話にはっとさせられることも多いし。  ちなみに「天の瞳」は途中で断念してしまった。

Posted byブクログ

2009/10/07

両親が離婚し、母親と二人暮らしの少女・絣。未だに恋愛関係のもめごとが絶えない母親に対して、絣は時に大人顔負けの鋭い批評を口にする。しかし、その言葉の裏には、人一倍傷つきやすい心が隠されているのだった…。そんな絣のことを優しく見守る父、自らのひたむきな生き方で絣を導いてくれるボーイ...

両親が離婚し、母親と二人暮らしの少女・絣。未だに恋愛関係のもめごとが絶えない母親に対して、絣は時に大人顔負けの鋭い批評を口にする。しかし、その言葉の裏には、人一倍傷つきやすい心が隠されているのだった…。そんな絣のことを優しく見守る父、自らのひたむきな生き方で絣を導いてくれるボーイフレンド。様々な人たちに囲まれて成長する絣の姿をしなやかに描き、現代の家族のありかたを探る、魅力あふれる長編作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

主人公をはじめ魅力的な登場人物ばかり。  人の考えを知ること、そして自分で考えることの大切さを教えられた気がします。

Posted byブクログ

2009/10/04

中学生の時、絣ちゃんは、私なんだという錯覚に陥ってしまったのを、憶えてます。父にも、読んでもらった事があります。 こういう娘になりなさいって・・なったかなぁ〜私?

Posted byブクログ

2009/10/04

この人の本で一番好き。 小学3年で読んだときには理解仕切れなかった部分が年々読むごとにわかってきて深みを増した。

Posted byブクログ

2009/10/04

上野君と絣ちゃんの関係が大好き 大阪の男の子と東京の女の子 ぽけっとに手を入れるところ 最高。

Posted byブクログ

2009/10/04

決して子供が読むためだけの本ではない。親も子供を通して成長するということがよく描かれている。両親の離婚を経験した中学生の絣の、両親の狭間で動く、そして優しく繊細な心に感動できる 

Posted byブクログ