グラン・モーヌ の商品レビュー
少年時代の冒険はまだまだ続く。 モーヌの一匹狼的な佇まい律義さと語り手フランソワのやさしさ、イヴォンヌの美しさが伝わってくる。 なぜ旅を続けるのか。理由はしっかりとあった。
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アラン・フルニエの青春小説ですね。 若い時には何かにつけてあれこれと探索したり、悩み、出会いそして冒険をしたくなるものですが、そんな青春の彷徨物語です。 とても読みやすくロマンにも溢れ、ユーモアと自由を愛する冒険心に突き動かせる危なさもありますが、青春時代を描いた傑作ですね。文章...
アラン・フルニエの青春小説ですね。 若い時には何かにつけてあれこれと探索したり、悩み、出会いそして冒険をしたくなるものですが、そんな青春の彷徨物語です。 とても読みやすくロマンにも溢れ、ユーモアと自由を愛する冒険心に突き動かせる危なさもありますが、青春時代を描いた傑作ですね。文章に幼さがありますが訳者さんがホローしているので楽しく読み進めました。
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「そして僕、この1日をすっかりむだにしてしまった僕に、明日を呼ぶ権利なんてものが、いったいあるのだろうか?」 『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』において、エーコがお勧めしていた一冊。 アラン=フルニエの生涯ただ一冊の作品。彼自身の悲哀に満ちた恋愛とそれに伴う苦悩を、まるで自分の死を予言していたかのように(と自分は思う)、克明に記している。 村上春樹以上に救いどころがない青春物語。
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