「宮台真司」をぶっとばせ! の商品レビュー
現代日本のニヒリズムを知るのにはよい。 終わらない日常を生きろの「生きろ」がいらないのではないか、という批判が納得できた。終わらない日常は確かに存在していると思う。 が、その日常を生きるか、それとも違うものを模索するかはその人しだいであるからだ。 オウム事件を過ぎ、大脳の刺激の中...
現代日本のニヒリズムを知るのにはよい。 終わらない日常を生きろの「生きろ」がいらないのではないか、という批判が納得できた。終わらない日常は確かに存在していると思う。 が、その日常を生きるか、それとも違うものを模索するかはその人しだいであるからだ。 オウム事件を過ぎ、大脳の刺激の中で生きるしかない現代生活をどのようにくつがえすか、ということが論点である。 トランスパーソナルの視点から言えば大脳以外のところにも喜びはある、となるが、宗教心を忘れたひとは大脳がすべてである、ということになる。 この本の評価は割れるだろう。
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