リング の商品レビュー
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【2024年56冊目】 雑誌記者の浅川はひょんなことから、同日同時刻に4人の若者が死亡した事実を知り、興味を抱く。未知のウイルスか?それとも超常的な現象か?調査をするうちに、とある施設にたどり着いた浅川は、そこで一本のビデオテープに出会い、何気なく再生をスタートさせる。それが終わりの始まるであることも知らずに…。 ジャパニーズホラーと言えばこちらの作品と言っても過言ではないほど、映画になった時は一世を風靡したものでしたね。まだDVDもBluRayもない時代、もちろんサブスクがあるわけもなく、「呪いのビデオテープ」という設定自体がめちゃくちゃ画期的でした。今の子は「ビデオテープって何?」とか「ダビングって?」ってなるんでしょうね、こっちはこっちで令和のホラーなんですが。 映画をしっかり見たことない人でも、井戸から這い出てくる髪の長い女の姿は記憶にあるのではないでしょうか。原作読んでびっくりしたんですけど、まず、井戸から出て…来ない!来ないの?!違う意味では出るんですけど、そこは結構衝撃でした。井戸から出てきて画面からも出させた映画オリジナル、天才では?もちろんこの原作があったからこそなんでしょうが、原作設定のみの話だとそこまでは話題にならなかったかもしれません、わかりませんが。映画よりは原作の方が怖くないので、まずは原作で耐性をつけるのはありかもしれない。 話としては呪いの元凶やどうすれば呪いが解けるのかを追うのが主軸なので、ミステリー要素が結構強めではあったりします。あと、貞子の設定も知らなかったなぁ、そんな設定だったのか…。 話は面白かったのですが、一つ不満が。高山を童貞かもしれない疑惑にする必要あった…?女も知らずに死んだの…?可哀想…って思わせるため?無理あると思うな〜。いろいろと。 さて、リングシリーズということで他の作品もそのうち読んでみようと思います。蛇足ですが、この本を読んでる時に酷い腹痛に襲われ、救急車で運ばれました。「こ、こんな本を読んでいたばっかりに」と思ったりもしました。
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先に映画見てたからオチは知ってたんだけど、内容はかなり違くて面白かった!ホラー苦手だけど文字だと平気だ…
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めちゃくちゃ好きだった。 映画との違いを比べながら読むのが楽しかった。 細かい設定まできちんとされていて、SFチックなところも違和感なくのめり込めるのが最高。 この本からあの映画を作ったというのもまた凄い。 呪いのビデオは映画の方が好みだけど20分の貞子の怨念も映像化したら凄いことになりそう。 竜司だけがどうしても映画のイメージに引っ張られて読んでしまったのでまだ映画を見ていな人は先本読んだ方がいいかも。 映画の竜司は超能力者だし顔が良すぎるので…
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言わずと知れた日本ホラー映画の金字塔「リング」の原作。 最近、YouTubeで怪談を見るのにハマっている。 それを実家に帰った際に父親に話したら、「じゃあこれどう」と本作を渡された。父親はホラー小説が好きらしい。 リングについて、映画は観たことがあったが小説は読んことがなかった。というよりホラー小説自体読んだことがなかった。 やはり小説で読むと、呪いのビデオのことや貞子のことなどが詳細に書かれているので、物語として濃い。映画を観て知っているあの貞子というキャラクターについて、より深く知れる。「あ、そうだったんだ!」という楽しみ方もできる。 映画も映画でもちろん、映像ならではの恐怖感を体験できるし、オリジナルの演出にナイスな部分がたくさんある。それに気付けたのも、原作を読んだおかげと言える。 父親に借りた時に知ったのだが、「リング」には続編があと4冊分ある。 僕が映画を観て知っているのはリングの内容までなので、ここからまだまだ新たな物語を楽しめそうだ。
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映画版よりずっと好きかも。 井戸inテレビのアイデアとか、ホラー面では映画版に軍配が上がるけどお話的には原作の方が面白い。 一つ一つの情報に辿り着く過程が凄く読み応えあるし、しかもタイムリミット付きというサスペンス。
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映画「リング」の視聴を機に購入。 ホラーの中では、お気に入りTOP3に入る作品である。 本作は、あの有名な「貞子」の原点となる物語。 「『貞子』の恐ろしさ」を味わえるのはもちろん、ホラーとしての怖さとミステリーとしての面白さを同時に楽しむことができる。 また個人的にではあるが...
映画「リング」の視聴を機に購入。 ホラーの中では、お気に入りTOP3に入る作品である。 本作は、あの有名な「貞子」の原点となる物語。 「『貞子』の恐ろしさ」を味わえるのはもちろん、ホラーとしての怖さとミステリーとしての面白さを同時に楽しむことができる。 また個人的にではあるが、この作品の醍醐味と言えば「呪いのビデオによるハラハラ感を楽しめること」だと思っている。 爆弾を解除する描写を読む時とはまた異なるハラハラ感は、本のページをどんどんと進めてしまう。 読み出したら止まらなくなるホラー作品であり、オススメの一作である。 本作には外伝があるので、そちらも読んでみたい。
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください
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映画も面白いけど小説も面白い! 20年ぶりに読んだが結構覚えていた。さすが社会現象にまでなった作品。
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映画で知っていたが、小説はまったくの別物。素晴らしい展開と矛盾のない伏線回収と次への布石すべてがエンターテイメントだった。
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私が、小説を好きになったきっかけを与えてくれた本。作家さんの文章力(読みやすい)、話の展開、スピード感、登場人物の設定。どれを取っても、素晴らしい! 映像化されてるけど、圧倒的に原作の本が良い。 私に取って宝物の作品です!
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