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凍える島 の商品レビュー

3.2

101件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    3

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2024/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鮎川哲也賞受賞作。近藤さんのデビュー作。 面白かった!本格の孤島ものだけど元来のものじゃない筋道が面白くてページが進むにつれ、先が知りたいとはやる気持ちを抑えつつ読みました。 恋愛と情熱が行き過ぎた憎悪になるほどの気持ちって現代にもあるのかなぁ。 文庫刊行が25年前ですが当時は恋愛ドラマも濃かったなー。狂おしいほどの恋愛ね。

Posted byブクログ

2024/02/18

展開の速さやどんでん返し的な意外性もあり面白かったです。 たど、クローズドサークルでは、緊迫感と追い込まれていく心理描写が好きなので、それがあまり感じられなかったです。

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2024/02/06

大好きな作家さんのデビュー作 しかも大好きな、そして誰もいなくなったのオマージュ作品!とくれば期待せずには居られません(*^^*) 前半から後半までお話に引き込まれて面白かったのですが、チビッとだけ物足りなかったです 文体が読みにくくて読み返したり 一番怪しげな人がやっぱり怪...

大好きな作家さんのデビュー作 しかも大好きな、そして誰もいなくなったのオマージュ作品!とくれば期待せずには居られません(*^^*) 前半から後半までお話に引き込まれて面白かったのですが、チビッとだけ物足りなかったです 文体が読みにくくて読み返したり 一番怪しげな人がやっぱり怪しかったり え?これって特に意味無かったの?な事もあったり などが原因でしょーか 近藤さんの、文章が柔らかく、凄く美味しそうな料理が出てくる本ばかり読みすぎて私の頭もホンワカし過ぎていたのかもですねー(^o^;

Posted byブクログ

2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 喫茶店の慰安旅行で、男4人女4人の8人が瀬戸内海の無人島で7日間過ごすという物語。島で1人、1人と4人が殺され死んでいく、その構成が巧みで誰が犯人かわからない。何よりすごいのは、「殺人の動機」だった。近藤史恵「凍える島」、1999.9発行。

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2023/08/16

なんか若い人たちの 恋愛のごちゃごちゃが この殺人事件に繋がるのが ちょっと飛びすぎてるような感じがしました。 途中から まさか この人が って 思った人が 犯人だったのですが さらに 手が込んでいましたね。

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2023/06/11

鮎川哲也賞を受賞した、近藤史恵さんのデビュー作。 孤島で起こる連続殺人を描いた、クローズドサークルもののミステリでありながら、恋愛小説の側面を持つ異色の作品です。 主人公である女性の不安定な心情や、現実感が希薄に感じる恋愛観。独特のカタカナ表記や詩的な雰囲気も相まって、読み進...

鮎川哲也賞を受賞した、近藤史恵さんのデビュー作。 孤島で起こる連続殺人を描いた、クローズドサークルもののミステリでありながら、恋愛小説の側面を持つ異色の作品です。 主人公である女性の不安定な心情や、現実感が希薄に感じる恋愛観。独特のカタカナ表記や詩的な雰囲気も相まって、読み進めるごとに不思議な感覚に捉われます。 真相は解明されても、確たるものは何も残らない様相は夢幻的であり、まるで長い詩を読んでいたかの様な気持ちになりました。

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2023/05/06

クローズドサークルの連続殺人事件モノ。先の展開が気になって読み進めたい一方で、先に進んでも登場人物たちの人となりがあまりよくわからないところが、いまいち物語に入っていけず。真相もそのまた真相も、よく理解できなかった。ミステリーとしてもすっきり解決した感がなく、もやもやした印象だっ...

クローズドサークルの連続殺人事件モノ。先の展開が気になって読み進めたい一方で、先に進んでも登場人物たちの人となりがあまりよくわからないところが、いまいち物語に入っていけず。真相もそのまた真相も、よく理解できなかった。ミステリーとしてもすっきり解決した感がなく、もやもやした印象だった。

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2023/05/01

ありきたりな密室殺人から脱出不可能無人島での連続殺人 その中から犯人を探すアガサ的な展開だが、最後のどんでん返しの連続のどんでん返し。 登場人物もやや多いがキャラ被りもないので、ややこしくならない。 また、密室トリックや犯人探しで無駄な時間を使ってない良い。 ただ、カタカナが読み...

ありきたりな密室殺人から脱出不可能無人島での連続殺人 その中から犯人を探すアガサ的な展開だが、最後のどんでん返しの連続のどんでん返し。 登場人物もやや多いがキャラ被りもないので、ややこしくならない。 また、密室トリックや犯人探しで無駄な時間を使ってない良い。 ただ、カタカナが読みにくい コオト、シイツ、メッセイジ、テエブル、ボオト 見るたびに引っ掛かってしまう。

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2023/03/18

近藤史恵さんの作品が好きなのでデビュー作のこちらを読んだ。 初期の作品だからか独特の文体で少し違和感はあるが途中から惹き込まれ、続きが気になって一気読み。 真相を知った後の最後まで読むとやっぱり近藤史恵さんらしい。なんだか切なさを残す終わり方だった。

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2022/06/06

「近藤史恵」のミステリー作品『凍える島』を読みました。 久しぶりにミステリー作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 得意客ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店「北斎屋」の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島へ。 かつて新興宗教の聖地だっ...

「近藤史恵」のミステリー作品『凍える島』を読みました。 久しぶりにミステリー作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 得意客ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店「北斎屋」の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島へ。 かつて新興宗教の聖地だった島に、波瀾含みのメンバー構成の男女八人が降り立つ。 退屈する間もなく起こった惨事にバカンス気分は霧消し、やがて第二の犠牲者が……。 孤島テーマをモダンに演出し新境地を拓いた、第4回「鮎川哲也」賞受賞作。 ----------------------- 「近藤史恵」作品は初めてですが、紹介文を読んで「アガサ・クリスティ」の名作『そして誰もいなくなった』を髣髴とさせる孤島モノだったので、興味をそそられたんですよねぇ。 世間から隔絶された孤島で、仲間が一人ずつ殺害されて行く… 仲間の中に犯人がいるのか、それとも別な人物が島内に潜んでいるのか、、、 なかなか興味深い展開で、後半は一気に読ませる迫力も持ち合わせていました。 最後にどんでん返しが用意されており、素直にはエンディングに持って行かない工夫もありましたが、、、 動機に納得できなかった… 真犯人の意図に共感できなかった部分は残念だったかな。 八人の間には、幾つもの男女(男同士)の愛憎があり、それが原因となるわけですが、、、 自分や自分の妻を殺してしまうほど、自分を愛してくれることを望むかというと、そこまでの気持ちは理解できないですね… 経験不足かもしれませんが。 雰囲気を出そうとした試みかもしれませんが、、、 "デザアト"、"ピイナッツ"、"コオヒイ"、"ペエジ"、"セエタア"等々… 一部を除き、カタカナ表記に長音が使われてなかったのは、イメージが湧きづらく、読みづらかったですね。

Posted byブクログ