流しのしたの骨 の商品レビュー
江國香織さん作品の中でも一二を争う好きさ。 主人公が恋人のからだを観察したりお腹に耳をつけたりするシーンがたしかあって、すごくすき。
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江國香織さんの捏ねた登場人物は、各々のルールに忠実だから安心する。 堕胎の話をしているときに、りんごの食感について考えている。シリアスになりすぎず、どこか半分夢のようだ。 それでいて、家族の殻を細かく描き、外野の人間はフルネームであくまで他人だ。 へんてこなルールや習慣があるの...
江國香織さんの捏ねた登場人物は、各々のルールに忠実だから安心する。 堕胎の話をしているときに、りんごの食感について考えている。シリアスになりすぎず、どこか半分夢のようだ。 それでいて、家族の殻を細かく描き、外野の人間はフルネームであくまで他人だ。 へんてこなルールや習慣があるので、理想の家族像と御伽噺の家族像の間を守ってる。 自分語りがくどく、初めて解説が生理的に受け付けず読めなかった。
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穏やかな家族、平らかな時間。 家族にとっての大きな事件がいくつか起きるにもかかわらず、そこには静かな緊迫感こそあれ穏やかなひとたち。 全編を通して穏やかという印象。日常ってなんだかんだそういうことなのかな。 未知なはずの「ひとんち」を覗いているような不思議な感覚。 #まなもの本...
穏やかな家族、平らかな時間。 家族にとっての大きな事件がいくつか起きるにもかかわらず、そこには静かな緊迫感こそあれ穏やかなひとたち。 全編を通して穏やかという印象。日常ってなんだかんだそういうことなのかな。 未知なはずの「ひとんち」を覗いているような不思議な感覚。 #まなもの本棚 から。ずっと一番好きだと言っていたので読んでみたかった。普段読まないタイプの物語だったので新鮮だった。
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こういう世界観好き 主人公の好きな人に対してかかれてる 文が、気持ちが、行動が、愛おしくて まさにこれが 好きっていう気持ちなのだとおもった その気持ちを受け取る側の彼も とっても素敵で 彼女のことを好きで大切に思ってるんだな っていうのが伝わってきて 本当に綺麗だった! ...
こういう世界観好き 主人公の好きな人に対してかかれてる 文が、気持ちが、行動が、愛おしくて まさにこれが 好きっていう気持ちなのだとおもった その気持ちを受け取る側の彼も とっても素敵で 彼女のことを好きで大切に思ってるんだな っていうのが伝わってきて 本当に綺麗だった! 他のところもよかった!
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どこにでもいそうな、でもちょっと変わった家族のお話です。 家族ってその数だけ形がありますよね。 私の家族では当たり前のことでも他の人から見たら変なこと。 一つとして同じものはありません。 どんな時でもなんだかんだ味方でいてくれる。 それが家族かなと思います。 高校生の時は...
どこにでもいそうな、でもちょっと変わった家族のお話です。 家族ってその数だけ形がありますよね。 私の家族では当たり前のことでも他の人から見たら変なこと。 一つとして同じものはありません。 どんな時でもなんだかんだ味方でいてくれる。 それが家族かなと思います。 高校生の時は私自身も子どもだったため、仲の良くなかった弟といまはお互いを大切にできる関係になれたことをとても嬉しく思います。 かけがえのない唯一の兄弟です。 My family may look a little strange, and your family too.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
にがて〜〜〜最後まで読めないかも と思いましたけども 心地のよい部屋の描写を展開の一部でなく最初から最後までずっっと描いてくれてとても安心した 私もそこにいたいと思った 読書ごっこっていうのとても良いな〜 私も人と住んだら、毎日寝る前1時間はベッドに寝転んで思い思いのことする時間がほしいなあ それをめがけて毎日楽しみに頑張れると思う 恋人がご飯を作ってくれるのを時々覗き込んだりこの本読んだりしながら待ってて、 合間合間にこのお話の世界に触れるのはすごく幸せな気持ちだった この人と家族になりたいと瞬間的に思った 本が気持ちを加速させるなんて、実生活に影響してくるなんて不思議だなあ 他の人のレビューが本当に本と同じくらい響いた そうか、家族といえど一人一人の人生および生活があり、他人と同じくらい尊重しなきゃいけない そうか、家族といえど別の人間であると、家族は同じ人生ではなく、寄り添っている存在だと、そうゆう認識でよかったのか…
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読まず嫌いだった江國さん。とにかく文章がやわらかい。 軽やかな日常の中の非日常の物語と相まって心地良いけれど、やわらかすぎて引っかからずに通り過ぎ、何も残らない気がして、勿体なくて何度も同じ文章を読み返してしまう。ふわ、とした不思議な読後感。 甘くないメレンゲ。
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あたたかくて読後感がすっきりするような物語でした。 変わった家族だけど、みんながそれを受け入れて、否定せずに時間が流れてる、なんだかいいなあと感じました。
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温かかった。 きっとこの本を読んだ人が100人いたら99人は同じ言葉を発するのだろうと思いながら、私も温かかったという言葉が1番はじめに思い浮かばれた。 そよちゃん、しま子ちゃん、こと子、律。そして深町直人。登場人物の名前がとても魅力的だった。この名前達がこの本をより魅力的にして...
温かかった。 きっとこの本を読んだ人が100人いたら99人は同じ言葉を発するのだろうと思いながら、私も温かかったという言葉が1番はじめに思い浮かばれた。 そよちゃん、しま子ちゃん、こと子、律。そして深町直人。登場人物の名前がとても魅力的だった。この名前達がこの本をより魅力的にしているんだろうな。 江國さんの言葉遣いが素敵で、最後まで読み切って良かった。
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もう何度目か、再読も再読。大好きな本で今回の旅のお供に。江國さんの家族ものは奇妙で懐かしくて微笑ましくて大好き。 深町直人もとてもいいんだよなぁ。
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