そこに薔薇があった の商品レビュー

打海文三(著者)

2012/09/11

(収録作品)美しい年齢/ふたりのメアリー/みんな我慢しているんです､と彼女は言った/街で拾ったもの/お家へ帰ろう/結婚式までカウントダウン/はしゃぎすぎてはいけない

2011/06/12

似たような印象の短編が続くなぁと思って読み進んでいたら、最後で驚かされました。『ぼくが愛したゴウスト』とは違った面白さがあります。

2011/03/05

甘やかで蠱惑的なエロスと、そこに誘われた先で訪れる唐突で理不尽な終わりをテーマとした短編集なのかと思ってだらだらと読んでいたら、最後の話で一気にひっくり返された。凄い。凄く面白いよコレ！
正直、この辻褄合わせがなかったら「ああ、はいはい(笑)。浪漫っていうんですか？こういう非現実的な魅力のある女性が好きですよね、男性って。」的な冷笑で以って感想に代えてたと思う。男性にのみ許された感性で読んだらさらにインパクトは大きいんだろうなー、ずりー、と自分が女であることを悔やみたくなるような。

2011/01/13

ワンパターンに見えて実は最後には…
期待せず読んだけど予想外におもしろかった。
文章も抑えた筆致のせいが下品にならず
かといってつまらないわけでもなく。
筆者の他の本も読んでみたくなった。

2011/07/16

7編の短編、かと思ったら最初の6編が最後の短編で繋がる。どれもちょっと気持ち悪い殺人の話。謎の女に男が殺されてしまう。それらの事件が最後で繋がり種明かしされる。全く趣味に合わない。

2012/05/21

騙された気がします。ってか気付かなかっただけなんですけど。1つ目の話と2つ目の話に繋がりが無かったのでただの短編集かと読み進んでみたけれど、どうも引っかかる。っていうか、似たような話の連続。「男が魅力的な女性に出会って殺される」。殺されて終わり、殺されて終わり、殺されて終わり。「なんじゃこりゃ〜」と思いつつ最後の短編を読み始めてビックリ。全ての話がいきなり繋がった。途中で投げ出さなくて良かった！