逆説の日本史(2) の商品レビュー
歴史の定説がおもしろ…
歴史の定説がおもしろいように覆されます。天武天皇から桓武天皇までの皇位継承は、無理がありすぎる。でも、この本を読むと、大胆ではあるけれども、それも仕方なかったのかな、と思います。それにしても、権力者というのは、恐ろしいものです。
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ちょっと無理があるよ…
ちょっと無理があるような所もありますが、読んでいると引き込まれてしまいます。それぞれの天皇のゆかりの地を訪ねてみたくなりました。面白いです。
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聖徳太子は殺された。…
聖徳太子は殺された。その理由は本書を読めばわかります。
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日本史について、教科…
日本史について、教科書で習って当たり前だと思っていたことに対して意義を唱えた作品。無理があるような部分もないわけではないが、意外に新しい発見があるかも。
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日本人の二大宗教。言…
日本人の二大宗教。言霊信仰と怨霊信仰。出雲大社の秘密は…読み始めると、止まりません。
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5年前に読んだ本を再読しました。井沢元彦の本は何度読んでも面白いし、特に古代怨霊編は著者の真骨頂が遺憾なく発揮されているので興奮する。今から30年も前に書かれた本なので、聖徳太子の実在生については少し疑問な点がなくもないが、著者のように聖徳太子を捉えるとその実在性に矛盾はない。...
5年前に読んだ本を再読しました。井沢元彦の本は何度読んでも面白いし、特に古代怨霊編は著者の真骨頂が遺憾なく発揮されているので興奮する。今から30年も前に書かれた本なので、聖徳太子の実在生については少し疑問な点がなくもないが、著者のように聖徳太子を捉えるとその実在性に矛盾はない。そして天武天皇の出目について著者のように捉えるからこそ、持統天皇の異常とも言うべき孫(軽皇子 文武天皇)への継承への執念がなぜそれほど凄かったのかということ。そして長屋王一族を自殺に追い込むまでして聖武天皇に継承させた理由も、天武天皇の出目について推理せずに天智天皇の同父母の兄弟と思っている限りわからないのだ。 このシリーズを読み始めると止まらなくなるが、もう一度読もうかな。
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なんか久しぶりに読みたくなって再読。 本は茶色くシミもありボロボロだけど、逆説はかわらず新鮮だった。 2025-020
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学者ではアプローチできない方法で、歴史を紐解いていく。井沢さんの、本来はこうあるべきでは、という考察は、非常に納得のいくものです。 これとは対照的に、学術的な歴史考察のプロセスを見る機会があれば適切な比較ができるのではと思ってます。 ちょい考えてみよう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
職場の上司からおススメされました。古代怨霊編です。 実はだいぶ前に1巻を読んでいました。 その後続かなかったのは、面白かったのだけど、著者の、史料至上主義である主流の歴史学者への批判が多すぎてちょっと疲れた・・・その間にマイブームが去ってしまった、という感じです。 この度久々に著者の本を読んだら、やっぱり主流の歴史学者たちへの批判が多かったのですが、今回は本来活字として残せないようなレアな講演会を聴いたような面白さを感じました。 この印象の差はなんだろう? 本書の扱った時代は聖徳太子から桓武天皇あたりの、私が歴史上一番好きな時代なので、既にたくさんの方が様々な説を唱えていることを知っていたので良くも悪くも衝撃が少なかったことが大きかったのかもしれません。 日本の政治とは突き詰めると怨霊を鎮魂すること、その最も有効な方法は祀ること、本書のテーマはこれに尽きます。 仔細は色々あるけどまずは聖徳太子。 梅原さんで初めて知った聖徳太子怨霊説はやっぱりワクワクしました。 聖徳太子の「徳」という文字の概念の需要の仕方はわかりやすかった、その割に「聖」の概念は1頁くらいでさらっとしか解説がなかったのが残念でしたけど。 衝撃的だったのは長屋王一族の怨霊鎮魂の為の奈良の大仏、というのはまあいいとして、日本最大級の一大事業だったのに結局仏教は怨霊に勝てなかったこと。あらためてそう言われて、聖武天皇や光明子の恐怖や落胆が気の毒過ぎました。。 天智・天武天皇の謎は、以前から興味があっていろいろ読んできたのですが、今回は天智他殺説、兄弟否定他人説、しまいには天武忍者説など、強引なものも含めて面白かった! 中でも、何の疑問もなく受け入れてきた天孫降臨は、普通、天子降臨じゃない?なぜ孫?というところから天武、持統の思惑まで語ってもらい、一番納得感がありました。面白かった~!! 30年近く前に執筆された古い本なので、最新の著者の主張と比べてみたいな。
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第1章は聖徳太子は怨霊化していたという話だと思う 正直長すぎてあまりピンとこなかった 「徳」という字は後世に徳があったと伝えることで怨霊鎮魂をしようとした話はなるほどと思った 第2章は天智系と天武系の考察は面白かったが、これも長すぎて… 全体に感じることだけど同じ主張が繰り返さ...
第1章は聖徳太子は怨霊化していたという話だと思う 正直長すぎてあまりピンとこなかった 「徳」という字は後世に徳があったと伝えることで怨霊鎮魂をしようとした話はなるほどと思った 第2章は天智系と天武系の考察は面白かったが、これも長すぎて… 全体に感じることだけど同じ主張が繰り返されていて読むのに労力がいる… 第3章は前の2章に比べて読みやすかった 天皇の系統?についての考察とかは面白く読んだ 第4章は小学校で習った奈良の大仏や平安京遷都について、独自の(?)怨霊信仰の観点から話を進めていて面白かった
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