大学事務職員のための高等教育システム論 の商品レビュー
高等教育を考えるにあたっての入門書。講義録のような文体ですぐ読める。 同著者の放送大のテキスト「大学のマネジメント」の方が今日的課題にフィットしていると思う。 筑波大の大学研究センターの紹介があった。 http://130.158.176.12/RcusUMP10a.pdf 大...
高等教育を考えるにあたっての入門書。講義録のような文体ですぐ読める。 同著者の放送大のテキスト「大学のマネジメント」の方が今日的課題にフィットしていると思う。 筑波大の大学研究センターの紹介があった。 http://130.158.176.12/RcusUMP10a.pdf 大学経営の問題解決の出発点は日本の「18歳人口」だと再認識した。 学部学科縮小1990年と2050年を比べるとその人口は半分だ。 組織規模の維持は難しいのは言うまでもない。 また老年層・社会人向けのコンテンツ開発も議論も必要だ。 時代・知識社会・少子化に対して、大学がどう問題解決するかを考えねば。 総務・財務に優秀な人材を集めると、当該業務が自己目的化する傾向があるので注意!今後はカリキュラムデザインの議論に加われる職員も必要。
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研究と勉強の役割は明確に異なる。 世界標準では研究とは未知のモノを明らかにするプロセスである。 そして大学教育の大衆化が進む中で、 かつてのように大学教育=エリートとしての指導者教育ではなくなってしまった。 職業の基礎的訓練な要素も必要であり、 エリート教育から職業訓練まで、...
研究と勉強の役割は明確に異なる。 世界標準では研究とは未知のモノを明らかにするプロセスである。 そして大学教育の大衆化が進む中で、 かつてのように大学教育=エリートとしての指導者教育ではなくなってしまった。 職業の基礎的訓練な要素も必要であり、 エリート教育から職業訓練まで、大学の棲み分けが発生した。 それが大学審議会の掲げる「競争的環境の中で個性が輝く大学」という言葉となる。 それを解決する為に、大志ある職員は 大学を経営する能力を持ったアドミニストレーターになる必要がある。
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