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たわむれ の商品レビュー

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2014/06/19

厳寒のロシア、光がきらめく雪原で少年と少女がソリ遊びをしています。少年が少女を腕に抱え丘の頂から滑降を始めると、風はうなり、ソリはギシギシと軋みます… その時、少女に聞こえたのは「僕はきみを愛している!」という言葉。 しかしソリが止まって静かな裾野では、少年は何事も無かっ...

厳寒のロシア、光がきらめく雪原で少年と少女がソリ遊びをしています。少年が少女を腕に抱え丘の頂から滑降を始めると、風はうなり、ソリはギシギシと軋みます… その時、少女に聞こえたのは「僕はきみを愛している!」という言葉。 しかしソリが止まって静かな裾野では、少年は何事も無かったかのような笑顔。少女にはわかりません。雪原の風の声なのか、少年の愛の言葉なのか?「もう一度、もう一度!」何度試しても結果は同じ。 やがて2人は別々の町で別々に暮らし年老いていきます。しかしこの日の事を忘れる事はなかったという物語です。 この話は梶井基次郎のある短編に劇中劇として引用されています。そちらで知ってずっと気になっていたのですが、偶然アマゾンで美しい絵本を見つけました。

Posted byブクログ

2011/03/16

ひとつのことからまた別のことへと、さまざまな出来事をつないで絶えず表れるkサリのように過去は今へと結びついている。その鎖の二つの端を彼はたった今、目にしたように思った。

Posted byブクログ