ニッポンを解剖する の商品レビュー
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養老孟司さんと中村哲、佐木隆三、細川護熙、半藤一利、瀬戸内寂聴諸氏ら14人との対談集です。「ニッポンを解剖する」、2006.3発行。①昭和12年生まれ、養老孟司、佐木隆三、小渕恵三、橋本龍太郎、森喜朗、美空ひばり、江利チエミ、小林千登勢・・・。3歳で終戦を迎えた(戦争を記憶していない)小泉氏が首相になった時から、日本は変わった。非正規の導入は大企業を楽にさせただけの悪政と、私は思っています。②昭和史はサツマイモとカボチャ。一生、見たくない。③教育とは体を使うこと。頭だけで考えると世界が閉じてしまう。作家に自殺が多いのもそのせいか・・・。
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今の日本人が、相当「危険」であることを痛感させられる。 ・何が出しいのかが問題であって、誰が正しいのかは問題じゃない。 ・一等賞がいいと思っているのは、都会的な考え。自然には一等賞なんてない。 ・覚悟する、という言葉は死んだ。代わりに今あるのは「危機管理」。危機なんて管理できる...
今の日本人が、相当「危険」であることを痛感させられる。 ・何が出しいのかが問題であって、誰が正しいのかは問題じゃない。 ・一等賞がいいと思っているのは、都会的な考え。自然には一等賞なんてない。 ・覚悟する、という言葉は死んだ。代わりに今あるのは「危機管理」。危機なんて管理できるわけないのに。 最近自分が手にとる本が、まだ朧気な雲の中のようなものだけれども、ものすごく大きな、一本のベクトルに向かっているのを感じる。 これは必然ではないかと思えるぐらい、最近読む本の根底に流れるものが「つながる」のだ。 そして、此の本も然り。
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