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映画のなかのアメリカ の商品レビュー

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2021/08/26

良い本というのは、その一冊から次の世界へ、小さくても大きくてもこれまで知らなかったことにアクセスする道筋をパカっと開いてくれる本だと思っているのだけど、自分にとって(今のところ)これピッタリ。ちょっと映画の量が多いが。第二次世界大戦の帰還兵の扱いあたりから始めてくれてるのがめちゃ...

良い本というのは、その一冊から次の世界へ、小さくても大きくてもこれまで知らなかったことにアクセスする道筋をパカっと開いてくれる本だと思っているのだけど、自分にとって(今のところ)これピッタリ。ちょっと映画の量が多いが。第二次世界大戦の帰還兵の扱いあたりから始めてくれてるのがめちゃくちゃちょうど良かったし、何より読みやすい。知りたかったこと、興味があったことをうまく掬いあげてくれているので手に取ってよかった。 映画を通して当時の社会情勢を知るのは本当に面白い。でも、もう10年以上前の本だということは念頭において考えなくてはならない。過ぎ去った歴史は変わらないから良いけど、その歴史の上に成り立つ現在は刻一刻と変わってしまうから、本の中の常識や解釈は次第に通じなくなっていく。 この本があった地元の図書館もう少し好きになった。

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2015/05/18

映画を通してアメリカを見てみるという観点は面白いけど、映画好きの側面が強烈に出ていてアメリカ云々というよりは映画の評論書になっている。 ディズニーの見方やスターウォーズ嫌い等、苦笑を禁じ得ない記述もあり読み応えはそれなりにあるが、何かが残るような本ではない。 筆者が藤原帰一でなけ...

映画を通してアメリカを見てみるという観点は面白いけど、映画好きの側面が強烈に出ていてアメリカ云々というよりは映画の評論書になっている。 ディズニーの見方やスターウォーズ嫌い等、苦笑を禁じ得ない記述もあり読み応えはそれなりにあるが、何かが残るような本ではない。 筆者が藤原帰一でなければまず読まなかったであろう。

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2012/01/22

アメリカにおける戦争・人種・大統領・宗教事情などを、関連する映画作品の紹介を交えて解説する。 国際政治というよりは映画の紹介本の色彩が濃い。しかし、我々に身近な映画(とはいえ結構マニアック)が題材にされていることもあり、専門的な学術書よりは幾分飲み込みやすかった。個人的にはディ...

アメリカにおける戦争・人種・大統領・宗教事情などを、関連する映画作品の紹介を交えて解説する。 国際政治というよりは映画の紹介本の色彩が濃い。しかし、我々に身近な映画(とはいえ結構マニアック)が題材にされていることもあり、専門的な学術書よりは幾分飲み込みやすかった。個人的にはディズニーの記述が気になった。字幕版を見直したくなる。 本書で紹介された映画めぐりをすることに決めたのだが、果たしてTSUTAYA・ゲオに置いてあるだろうか・・・。

Posted byブクログ

2010/03/25

アメリカの社会が何を感じ、どう反応してきたのかを、映画を通して読み取ろうとする試み。1940年代から70年代までの作品を中心にトーキーから最新作まで200本を越える映画から見えてくるアメリカ社会の多面的な姿。

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