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愛のあとにくるもの の商品レビュー

3.3

23件のお客様レビュー

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2009/10/07

09/3 ★★★☆ 日本で韓国人女性と恋に落ちた男が、 何年もずるずるとその恋愛を引きずる話。 男側視点。 ジャンクフードです。 でも作中に出てくる韓国人詩人のユンドンヂュの詩の一篇は切なく、儚い。 その切り取り方は上手い 人生は生きがたいものなのに 詩がこう たやすく書け...

09/3 ★★★☆ 日本で韓国人女性と恋に落ちた男が、 何年もずるずるとその恋愛を引きずる話。 男側視点。 ジャンクフードです。 でも作中に出てくる韓国人詩人のユンドンヂュの詩の一篇は切なく、儚い。 その切り取り方は上手い 人生は生きがたいものなのに 詩がこう たやすく書けるのは 恥ずかしいことだ

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2009/10/07

日本人と韓国人の間には恋愛小説といえども やっぱり、民族問題というか歴史問題は横たわっているんだね。 それ抜きには、語れないものなんだね。 本書の中に具体的な記述はないけど、そういうもんなんだと痛感したというか、なんというか。 ちょっと切なくはなるね。 あと、一途な恋って、し...

日本人と韓国人の間には恋愛小説といえども やっぱり、民族問題というか歴史問題は横たわっているんだね。 それ抜きには、語れないものなんだね。 本書の中に具体的な記述はないけど、そういうもんなんだと痛感したというか、なんというか。 ちょっと切なくはなるね。 あと、一途な恋って、しんどかったりするけど、いいよね。

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2014/09/18

別れのあと、互いに連絡をとらずに7年が過ぎた。言葉が足りなかったために起こった、すれ違い。後悔の念は積もってゆく。時を超えて交錯する、恋人たちの運命―偶然が二人を再会させると、別離の日から男女がそれぞれに歩んだ日々が浮かびあがる。再会の7日間に奇跡は起こるのか?感動のラストシーン...

別れのあと、互いに連絡をとらずに7年が過ぎた。言葉が足りなかったために起こった、すれ違い。後悔の念は積もってゆく。時を超えて交錯する、恋人たちの運命―偶然が二人を再会させると、別離の日から男女がそれぞれに歩んだ日々が浮かびあがる。再会の7日間に奇跡は起こるのか?感動のラストシーンまで一気に読ませる、恋愛小説の傑作。男の視点を辻仁成が、女の視点を200万人の韓国女性のファンをもつ、韓国No.1人気女性作家の孔枝泳(コン・ジヨン)が描く、愛のハーモニー。

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2009/10/04

何度も何度もしつこく昔の話に戻りすぎ。うざい。話が進まない。だるい。話自体もいつもの辻仁成節。過去の恋愛にぶつかりにいって、けど相手には恋人有り。最後は可能性ありげに濁して終了。どうしていつもこうなのか。わかってはいるものの、いつもと違う奥行きを探して読んでみたものの、やっぱつま...

何度も何度もしつこく昔の話に戻りすぎ。うざい。話が進まない。だるい。話自体もいつもの辻仁成節。過去の恋愛にぶつかりにいって、けど相手には恋人有り。最後は可能性ありげに濁して終了。どうしていつもこうなのか。わかってはいるものの、いつもと違う奥行きを探して読んでみたものの、やっぱつまんねー。

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2009/10/04

孤独は人を不安にさせる。寂しさは愛を弱くさせる。悲しみは未来を暗くさせる。そこに若さが加われば、あらゆるものが脆くなる。(引用) この言葉を見つけたとき納得してしまった事を覚えています。

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2009/10/04

「冷静と情熱のあいだ」と同じ話の様に感じました。よくありそうな恋愛物で、ラストも都合がいいような気がするんだけど、嫌いではないです。辻さんは文章が結構好きです。

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2009/10/04

 登場人物:青木潤吾(主人公)、チェホン(紅)、小林カンナ  潤吾は韓国の女性、紅と交際していた。愛は永遠に続くものと思われたが、僅かな亀裂が広がり、特に日本人と韓国人を持ち出して喧嘩するまでになっていた。紅が出て行って韓国に戻って7年、潤吾は紅との経験を元に、「韓国の友人、日...

 登場人物:青木潤吾(主人公)、チェホン(紅)、小林カンナ  潤吾は韓国の女性、紅と交際していた。愛は永遠に続くものと思われたが、僅かな亀裂が広がり、特に日本人と韓国人を持ち出して喧嘩するまでになっていた。紅が出て行って韓国に戻って7年、潤吾は紅との経験を元に、「韓国の友人、日本の友人」を出版する。これが好評を博すが、そのときの編集者が、潤吾のもと(紅と交際する前)彼女で、今はよりを戻したがっているカンナである。  物語は、韓国でも潤吾の本が話題になったため、潤吾が韓国に出向いて色々なインタビューを受けるために、韓国上空に飛行機で到着するところから始まる。  なお、物語は、過去の回想と現実の話が交互に展開されている。  最後、ちょっと中途半端かも知れないけど、さわやかな終わり方だと思う。

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2009/10/04

別れが悲しいのは、別れた後初めてその出会いの価値に気づくからだろう。忘れてしまうのが寂しいのは、存在した全てが、その空いたところで初めて輝くからだろう。愛されないことよりもっと悲しいのは、愛することができないということに後になって気づくからだ。

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2009/10/04

男女、そして人種を越えての恋。 でもなんでしょうか、いつもの辻さんの素晴らしさが少し違ったように想います。 もっと素敵で輝いているのを期待していたので少し残念でした。ハードカバーだったのでショックです(涙)

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2009/10/04

最初の5行で、物語に引き込まれました。ストーリーが・・・というより、文書に魅力を感じました。言葉を語るという事を表現するのに「礫を投げる」とか「発する」とか、様々な表現を使っていてカギカッコの中に納められた文字が持つ力を感じました。 ストーリーももちろん好きで、紅と潤吾が解り合え...

最初の5行で、物語に引き込まれました。ストーリーが・・・というより、文書に魅力を感じました。言葉を語るという事を表現するのに「礫を投げる」とか「発する」とか、様々な表現を使っていてカギカッコの中に納められた文字が持つ力を感じました。 ストーリーももちろん好きで、紅と潤吾が解り合えなかった事を国籍や文化の違いのように表面上は見せかけつつ、実は全然違う所にあるんだという所に引かれたり、脇役に徹してしまったカンナの強さ、彼女の語られる事の無かった7年間の苦しみを想像して涙がこみ上げました。紅の視点も早く読みたいです。

Posted byブクログ